ニュースリリース

日通 中国・上海外高橋保税物流園区で2005年1月に営業開始

2004年10月25日

 当社は、中国・上海外高橋保税物流園区(WBLP)への進出を本年4月に決定し、関連手続きを進めていましたが、このたび関係当局から必要な許可等の取得を全て完了しました。許可を取得したのは、上海外高橋保税区に本社を置く「日通国際物流(上海)有限公司(社長:富田耕一)」で、同園区第2期工事地区に「保税物流園区支店」を設立、同地区の開業に合わせた来年1月に当初12名の人員を配置し、倉庫(5,711m2)を利用して営業を開始する予定です。
 上海外高橋保税物流園区は中国初の試行的な物流エリアで、従来の保税区や輸出加工区とは異なった運用により通関の簡素化が図られ、製品あるいは部材を同園区に搬入した段階で輸出と見なされることから、搬入と同時に増値税(※)の還付が可能となります。現状では、海外から輸入した部材を中国国内の1次加工工場から2次加工工場に移動する際に増値税が発生するため、1次加工した部材を香港などに便宜的に輸出後再輸入するなどの手法が使われています。これに対して、今回当社が進出する上海外高橋保税物流園区を利用することで、増値税還付手続きが直ちに可能となり、香港との便宜的輸出入も解消されるなど、コストの削減・手続きの簡素化・リードタイムの短縮といった幅広い面で、加工貿易型メーカーなどのお客様を中心に利便性が向上します。
 当社では、当該園区の活用によって、個々のお客様のニーズに応じたサービスを提供し、これからも中国における物流を強力にサポートしてまいります。

※増値税~日本での「消費税」に相当するもので、税率が最大約17%。

以上