ニュースリリース

日通、成田空港第3物流センターを新設

2005年01月21日

 当社は、成田国際空港(以下、成田空港)近郊の成田市新泉・野毛平工業団地内に国際航空貨物を取り扱う空港外施設を展開していますが、このたび同団地内に「成田空港第3物流センター」(以下、第3物流センター)を新設し、1月21日に竣工式を行いました。
 当社は、野毛平工業団地内において、1997年3月に「成田空港物流センター・一般棟」、同年5月に「同・生鮮棟」の稼動を開始しました。また、2001年6月には「成田空港第2物流センター」(以下、第2物流センター)を建設し、現在に至っています。
 成田空港における輸出入貨物は、近年増加の一途を辿っており、今後も拡大が見込まれるほか、スピードやセキュリティなどに関して、さらに高度な輸送品質が求められる状況にあります。
 「第3物流センター」は、こうした様々な輸送ニーズに対応することを目的として建設したもので、施設内にULD(※)パレタイズ(ブレイク)用のワークステーション4基を設置し、ULD単位輸送による自社一貫輸送サービスの提供を大幅に拡充するほか、大型の冷凍・冷蔵設備も配置して、医薬・ケミカル関連等の物流にも対応可能としています。また、施設全体には、監視カメラやセンサーなどを駆使した高水準のセキュリティシステムを施しています。
 新施設稼動後は、「成田空港物流センター・一般棟」を流通加工などのロジスティクス業務用、「第2物流センター」を輸入貨物用、新設した「第3物流センター」を輸出貨物用として機能させることとしています。
 当社は、「第3物流センター」を加えたこれらの施設群を駆使して、一般貨物や生鮮貨物の取扱いから3PLの請負まで様々なロジスティクス業務を展開し、拡大しつつ多様化するお客様の物流ニーズに的確にお応えしてまいります。

※ULD-Unit Load Device(ユニット・ロード・ディバイス)、荷物を一定の単位にまとめるためのパレットやコンテナ。

以上

〔日通航空成田空港第3物流センター〕
  ・住所   千葉県成田市新泉30(野毛平工業団地内)
  ・構造   鉄骨造一部鉄筋コンクリート造2階建
  ・敷地面積   35,730m2
  ・延床面積   倉庫部分21,979m2(うち冷凍庫70m2・冷蔵庫106m2)、事務所部分2,680m2
  ・主な仕様   ULDハンドリングシステム・ワークステーション4基、荷物用エレベーター2基、監視カメラ120台以上
 
〔参考〕
日本通運 成田空港外施設の全概要
  成田空港物流センター 第2物流センター 第3物流センター 合計
一般棟 生鮮棟
倉庫面積 20,802 11,073 6,875 21,979 60,729
事務所面積 5,108 657 853 2,680 9,298
25,910 11,730 7,728 24,659 70,027
敷地面積 25,415 10,416 19,211 35,730 90,772
(単位:m2