ニュースリリース

中国・上海浦東空港税関へのマニフェストデータ(通関データ)EDIの認可取得

2005年08月15日

 当社の中国における現地法人・天宇客貨運輸服務有限公司上海支店(本社:北京、社長:山口壮起、以下、天宇上海)は、8月2日付で、日系フォワーダーとしては初めて、上海浦東国際空港税関(以下、上海税関)から「航空貨物マニフェストデータEDI申請(中国語:空運進出境電子艙単数据聯網傳輸申請)」についての認可を受けました。
 従来は、マニフェストデータが「発地フォワーダー→発地航空会社→税関指定のデータ処理会社→着地代理店→上海税関」のルートで電送されていました。これが、今回の認可により、「発地フォワーダー(発地日通)→着地代理店(天宇上海)→上海税関」となり、当社のワールドワイドITネットワークを通じて、上海税関にダイレクトに送信されます。
 とくに、従来の電送ルートでは、送信データの不具合や内容訂正等のイレギュラー発生時に、その修正作業が「税関指定のデータ処理会社」に限られているために、輸入手続きに遅れが発生するなどの課題を抱えていました。これからは、天宇上海が直接上海税関と対応していくことから、より迅速な処理が可能となります。
 天宇上海では、数週間のトライアルを実施後、本格導入することとしていますが、すでに上海浦東空港で実施しているULDインタクトサービス(※)や24時間オペレーション体制と合わせて、輸入体制の一層の品質向上を図り、お客様の多様な物流ニーズにお応えしてまいります。

以上

(※) ULD:Unit Load Device(ユニット・ロード・ディバイス)、荷物を一定の単位にまとめるためのパレットやコンテナ。
インタクトサービス:航空機から直接貨物を引き取る一貫輸送サービス