2009年10月27日
当社は10月19日本船出港分より、上海発日本向け海上混載サービスに高速混載サービス「上海飛龍特快 47」を追加いたしました。
「上海飛龍特快47」は、既に7月より運行している日本発上海向け高速混載サービスである「上海飛龍特快」の上海発日本向けサービスとして開始したものです。小口貨物の緊急輸送に対応するべく、中国華東地区における当社現地法人の上海通運国際物流有限公司(総経理:小麥俊也 以下、上海通運)と共同で、当社子会社である上海スーパーエクスプレス株式会社(社長:寺内昌弘)が運航する高速RORO船:上海スーパーエクスプレス(以下、SSE)を使用した高速海上混載サービスを、既存の海上混載便に追加いたしました。従来のサービスと併せてお客様の選択肢を増やすことで、幅広い輸送ニーズにきめ細かな対応を図ってまいります。
本サービスは上海においては、SSEの着岸するバース内施設をCFSとして活用し、上海-博多間の輸送においては上海向けサービスと同じく、フルウイングタイプのトレーラーに貨物を混載することで、発着両端のCFSにおける作業効率を改善することができます。 これにより、上海でのCFSカットを本船出港日とし(輸出通関済み貨物)、高速RORO船のスピード性を最大限に活かした設定となりました。
これまで本船出港前々日と設定されていたCFSカット時間を、本船出港当日まで延長することで従来便と比べ最大2日間の短縮が可能となり、上海CFSから博多CFSまで3日間という、海上混載輸送としては驚異的なスピードを有したサービスが実現しました。さらに中国側では上海通運の提供する中国国内輸送、倉庫、保管、通関等のサービス、日本側においては鉄道、内航海運、トラック等の当社国内輸送ネットワークと組み合わせることが可能となり、ドアツードアの一貫輸送にも対応し、特に鉄道、内航海運においてはCO2の排出量が少なく環境に優しい輸送サービスが提供できます。
この「上海飛龍特快47」の開始により、「上海飛龍特快」と併せた、フルウイングトレーラーを使用した高速混載サービスの往復化が実現、ご好評を頂いているSSEと日本国内鉄道輸送網を組み合わせた複合輸送商品であるSEA&RAILサービス等の、高速輸送商品ラインナップに加えることで、コンテナ1本に満たない少量貨物の高速海上輸送に対応してまいります。
以上
特長: | ||
1) | 高速RORO船を使用することで安定したスケジュールを確保 | |
・毎週月曜日上海出港/水曜日博多入港 | ||
2) | 上海側では本船出港当日のCFSカットを設定(通関済み貨物) | |
・上海では本船着岸バース内のCFSを使用 | ||
3) | 博多では本船入港当日の輸入通関、貨物お引き取りが可能 | |
・通関後は当日中に航空、鉄道、内航、小口路線便等、国内各輸送手段に接続致します |
スケジュール: | ||||
ブッキングカット | : | 金曜日 正午 | ||
上海CFSカット(通関済み) | : | 月曜日 正午 | ||
本船上海出港 | : | 月曜日 夕刻 | ||
本船博多入港 | : | 水曜日 午前 | ||
博多CFSリリース | : | 水曜日 11:00 |
(未通関貨物のCFSカットは日曜日正午です。またCFSカットについては通関済みであることが条件とし、その他関係書類、電子情報の送達が完了していること等、別途必要条件がございます)
当社はこの高速海上混載輸送サービスをラインナップに加え、中国発着輸送における様々なニーズにお応えすべく、輸送需要に基づいた多様な輸送モードを展開してまいります。