ニュースリリース

日通、バンコク-ハノイ間を両方向で結ぶ陸路定期混載サービス開始、地域の高まる物流ニーズに対応

2009年11月25日

~上海-シンガポール間陸路輸送ルート『SS7000』、全区間での混載サービスを確立~

 当社は、バンコク(タイ)-ハノイ(ベトナム)間の定期混載トラックサービスの運行を、両方向の路線で同時に開始しました。

 当社では、上海-シンガポール間、約7000kmを結ぶ陸路輸送サービス「SS7000」の基盤整備を進めており、上海(中国)-華南地区(中国)-ハノイと、バンコク-クアラルンプール(マレーシア)-シンガポール間では、既に定期混載サービスを実施しております。今回、残るバンコク-ハノイ間の運行開始により、「SS7000」全区間で定期混載サービスが確立されたことになります。

 これまで、バンコク発ハノイ向けに対して、ハノイ発バンコク向けの物量が極端に少ない事から、同区間における両方向の定時サービスの確立は、一般的に困難とされてきました。このような状況下で、当社は現地での主要輸送品目である二輪・自動車・家電関連等のジャストインタイム輸送とリードタイムの短縮、在庫の圧縮といった高まるニーズにお応えするため、保管・配送物流拠点や陸上輸送のネットワークを活用し、バンコク-ハノイ間の両方向の路線で同時に定期混載サービスの運行を開始しました。これにより少量で高頻度というお客様の輸送ニーズにも対応することが可能となりました。

 メコン川流域を中心としたインドシナエリアは、経済連携の強化とともに成長の見込めるマーケットとして大きな期待が寄せられています。当社はこれからも、多様化・複雑化する市場の輸送ニーズに対して、域内輸送網の更なる拡充によって応えてまいります。

以上

ラオスのメコン橋にて

ラオスのメコン橋にて

ラオスと接するベトナム国境にて

ラオスと接するベトナム国境にて

バンコク・ハノイ間ルートマップ