ニュースリリース

一般貨物自動車運送事業における貸切運賃・料金(届出運賃)の改定について

2014年8月29日

 当社は、9月1日、一般貨物自動車運送事業における貸切運賃・料金(以下、トラック貸切届出運賃)、燃料油価格変動調整金(以下、燃料サーチャージ)を改定しますのでお知らせいたします。
 なお、国土交通省には9月2日に届出をする予定です。

1.改定の理由

 当社は、1990年(平成2年)に、貨物自動車運送に関わる各種法改正に基づき、旧運輸省が同年に認可した貸切運賃・料金と同内容をもってトラック貸切届出運賃として届出をし、今日まで当該届出運賃を据え置いてまいりました。
 しかしながら、この間、経済情勢は大きく変化するとともに、排ガス規制や環境負荷低減への投資、社会保険料の負担増、燃油価格の大幅な上昇などのコストアップ要因が発生し、当社におきましても様々なコスト削減施策を講じてまいりました。さらに労働力人口の減少による人手不足の顕在化や今後様々なコストの上昇が予測されるなど、物流業界を取り巻く経営環境はますます厳しい状況になっております。
 このような状況のもと、当社は従来にも増して安定的かつ良質な物流サービスを提供するため、このたびトラック貸切届出運賃及び2008年(平成20年)に届出した燃料サーチャージを改定することといたしました。
 当社は、トラック貸切届出運賃の改定を機に、トラック輸送力の一層の充実強化を図り、引き続き当社が強みとするグローバルネットワークと鉄道、航空、海上輸送等のあらゆる輸送モードを活用した効率的な輸配送、保管、流通加工など一貫したロジスティクスサービスでお客様の物流ニーズに応え、トータルの物流コストの削減を実現してまいります。

2.改定の内容

A.一般貨物自動車運送事業貸切運賃・料金(トラック貸切届出運賃)
(1)適用範囲 全国
(2)適用貨物 一般貨物運賃、引越運賃、海上コンテナ運賃、タンク車運賃、鋼材運賃、ダンプ運賃
(3)改定率 (a)運賃
20.0% 値上げ
(b)諸料金(車両留置料・地区割増料)
10.0% 値上げ
(4)実施日 2014年9月1日より
B.燃料油価格変動調整金
(燃料サーチャージ)
(1)適用範囲 全国
(2)適用貨物 一般貨物運賃、海上コンテナ運賃、タンク車運賃、鋼材運賃、ダンプ運賃
(3)改定率 ▲91.3% 値下げ
(4)実施日 2014年9月1日より

(参考)東京-大阪間(輸送距離576km)を4トン車で一般貨物を輸送した場合
トラック貸切届出運賃と燃料サーチャージをあわせた実質改定率 13.4%

以上