ニュースリリース

日通、山形県飯豊町「日通の森」で、今年も冬の森林育成活動を実施

2015年3月16日

~自然散策や炭焼き体験で里山生活を体験~

 当社は、3月7日、8日、山形県飯豊町の「日通の森」で冬の森林育成活動を実施しました。
 冬の森林育成活動は、昨年初めて実施され、今回は2回目、晴天の中、従業員とその家族39名が森林育成活動や里山での活動を楽しみました。

約600名が来場した東京会場:プレゼンテーションの様子

 初日の活動は、森林育成活動と雪山の散策でした。飯豊町の後藤幸平町長をはじめ飯豊町職員、日通の森運営委員会の方々に出迎えられた参加者は、2mを超える積雪の中、かんじきを装着して活動地に移動、その場で切り出されたブナ、カエデの木からシイタケのほだ木を作成するための原木づくりを行いました。

原木づくり

(原木づくり)

山道の散策

(山道の散策)

 その後、雪の山道を散策、ブナ林の木に残る熊の爪あとや歩いた直後のカモシカの足跡など、都会では見られない光景に足を止めていました。
 夜は、飯豊町の小正月の伝統行事「さいぞう笑い」で地域の方々と交流、福を呼び込む独特の掛け声「ヤハハエロ」と順番に叫んで、無病息災を祈りました。

さいぞう笑い

(さいぞう笑い)

 二日目は、炭焼き体験と雪遊びに分かれて活動しました。飯豊町中津川地区でもわずかとなった炭焼き小屋で、数日前から準備して焼きあがった炭を1600℃にもなる窯から取り出す作業を体験し、昔の炭焼の苦労や良い炭をつくるために窯に施されたさまざまな工夫について質問が絶えませんでした。

(二日目の活動)

 雪遊びでは、巨大滑り台やスノーモービルを楽しみました。特に巨大滑り台は大人気で、大きなタイヤチューブとソリに子供たちが何度も何度もチャレンジして歓声を上げていました。またスノーモービルを運転する大人たちも子供のように夢中になっていました。終了時間を忘れ、いつまでも子供たちの黄色い声が響いていました。
 活動後には、昨年同様熊鍋が用意されました。恐る恐る口にするも、くせのない味に何杯もおかわりをする参加者もいました。
 普段は職場も異なり、初対面同士の社員も活動通じてすっかり打ち解けていました。

 森林を整備することで地球温暖化防止、生物多様性の保全に貢献し、さらに従業員と家族の環境意識を醸成することを目的にした森林育成活動は、グリーンツーリズムとして飯豊町で始められてから今年で10周年。その後活動拠点は、静岡県伊豆の国市、鳥取県日南町に増え、「日通の森」は大きく成長しています。

飯豊町ホームページ

以上