ニュースリリース

日通、ミャンマーでフォークリフト安全運転技能研修を実施

2015年11月12日

~ミャンマー物流会社従業員39名が受講、荷役の近代化を推進~

 当社は、ミャンマー国際貨物利用運送協会(以下、MIFFA)と協力し、10月29日ミャンマーヤンゴン市内で現地物流企業向けにフォークリフトの安全運転技能研修を実施しました。
 本年1月、ヤンゴン市内で官民合同の物流政策対話が行われた際、MIFFAから当社に公式にフォークリフト操作の研修実施の要請があり、このたび実現したものです。
 当研修には、ミャンマー日通従業員を含むMIFFA会員企業従業員総勢39名が参加しました。

(点検実習の様子)

 近年経済発展の著しいミャンマーですが、未だに物流における荷役作業の大部分は人力で行われているため、安全面、品質面、作業効率において多くの課題があります。物流の近代化にはフォークリフトの普及が不可欠で、操作できる人材を育成することが急務です。このような事情からMIFFAの要請を受け、当社が研修を実施することになりました。
 実施に向けては苦労もありました。例えば実技訓練のコースに立てる樹脂製の資材は、日本では当たり前でもミャンマーでは手に入りにくいのが実状です。このため受講予定者が手作りで作成して準備にあたりました。

 研修当日は、当社のフォークリフト指導員を日本から派遣、フォークリフトの基本知識、運転操作、実技訓練、事故事例、点検などについて、通訳を介して約8時間のカリキュラムで指導を行いました。受講生は、実技訓練で初めて運転するフォークリフトの操作方法を覚えようと真剣な眼差しで指導員の模範実技を観察していました。
 研修終了後には、修了証がひとりひとりに授与され、「このような研修を実施してもらい感謝している。次の機会も是非参加したい」との感想が寄せられていました。

 当社は、フォークリフト安全運転研修を継続することで、安全で効率的な荷役作業をミャンマー国内に普及させ、ミャンマーの物流をグローバルスタンダードまで引き上げるために貢献してまいります。
 また、本年3月には、日本・ミャンマー外交関係樹立60周年記念として、当社が寄付した寺子屋学校がヤンゴン市内にオープンしました。
 当社は、物流技術のみならず、公立学校に通学することのできない子供たちへの支援も積極的に行っています。

(受講生、スタッフ)

以上