日通野球部 最新情報

ワンチャンスをものにして初戦を突破!

第42回社会人野球日本選手権大会
2016年10月29日(土)京セラドーム大阪

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
JR北海道 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

スコアボード詳細

マッチリポート

7月に行われた北海道大会に優勝して、この日本選手権の出場権を得た日通。初戦の相手は、奇しくも昨年大会の初戦と同じJR北海道となった。前回は4-2で勝利したものの、3番手で登板した戸田投手に4回から1安打に抑えられているだけに、日通の髙山と戸田投手の投げ合いは投手戦が予想された。
先にチャンスを作ったのはJR北海道。2回裏、先頭打者がヒットで出塁すると、ピッチャー前の送りバントを髙山が2塁に送球するが、これがセーフとなり無死1、2塁。続く打者にもヒットを浴び、無死満塁。ベンチからは藪監督がマウンドに行き間を取る。すると髙山は次打者にピッチャーゴロを打たせ、ホームゲッツーに打ち取る。依然2死2、3塁のピンチだったが、髙山は次打者を空振りの三振に仕留め、無死満塁のピンチをゼロに抑えた。これで波に乗りたい日通だったが、戸田投手の落差のある変化球と、キレのいいストレートを捉えきれず、7回までわずか3安打。ついに8回、先頭打者の6番・浦部がサードゴロをヘッドスライディングでセーフとすると、8番・手銭のときに盗塁を決め、手銭も四球を選び1死1、2塁。ここのところ勝負強いバッティングを見せる9番・木南は、ヒットエンドランのサインにカーブをひきつけ、打球はサードの頭上を越えレフト前へ。スタートを切っていた浦部は、迷いなく3塁ベースを蹴り、先制のホームイン。6回途中からマウンドに上がった阿部は、相手打線を2安打に抑える完封リレー。ショート松本歩のファインプレー(5回)、ライト北川が好返球で飛び出した一塁ランナーを刺す(6回)など、相手に傾きかけた流れを断ち切る堅実な守備が光った。

コメント

藪宏明監督

昨年の選手権の1回戦と同じJR北海道との対戦が決まった時点で、厳しい試合になると思っていましたが、予想以上にヒリヒリした試合展開になってしまいました。髙山のボールが相手に捉えられていると感じたので、3回には継投を考えていました。結局6回まで引っ張りましたが、2番手の阿部は代わり端にヒットを打たれたものの、しっかりゼロで抑えてくれました。打線はおとなしかったですが、守備では内野も外野も本当によく守ってくれたと思います。常々言ってきた「守り勝つ野球」が、選手権の初戦でできたことは嬉しく思います。

大槻悦史選手(4打数2安打)

戸田投手の予想以上にキレのあるストレートを反対方向に打ち返すことをチームで確認していましたが、練習ではできるバッティングが、こういった本番ではなかなかできないものです。でも、できなかった選手はそこをできるようにするのが「伸びしろ」だと思います。自分としては練習通りのバッティングができました。

髙山亮太投手(6回3分の1、被安打7も無失点)

2回にノーアウトのランナーを出して、ピッチャー前の送りバントがフィルダースチョイスでダブルセーフになり、ヒットも打たれて、無死満塁のピンチを作ってしまいました。監督から「1点はいいから、後ろを抑えろ」と言われましたが、あの場面を無失点で切り抜けることができて、先発の責任を果たすことができました。緩い変化球を狙われていたので、途中からストレート主体のピッチングに切り替えましたが、それでも打たれ過ぎましたね。

木南了捕手(決勝タイムリー)

戸田投手がいいピッチャーだというのは分かっていました。低めの変化球は捨てて、ストレートに狙いを絞っていこうと話していましたが、ストレートもキレていて、チームとしてなかなか捉えられませんでした。8回の1死1、2塁ではヒットエンドランのサインが出たので、なんとかボールについていくことができて、本当によかったです。

ギャラリー

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