日通野球部 最新情報

阿部の3安打1失点の好投も、打線の援護なく2回戦敗退

第43回社会人野球日本選手権大会
2017年11月9日 京セラドーム大阪

2017年11月9日(木) 京セラドーム大阪

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本新薬 0 1 0 0 0 0 0 0 0 1
日本通運 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

スコアボード詳細

マッチリポート

初戦の勝利から中4日、日通の先発は阿部。
対する日本新薬は中1日で2回戦に臨み、先発は小松投手。
本格派の右腕対決となった。
日通は1回裏、1番・大谷がレフト前ヒットで出塁すると、2番・浦部はストレートの四球。
ノーアウト1、2塁で先制のチャンスを予感させたが、3番・大槻の送りバントは一塁小フライ。
4番・北川は空振り三振。5番・関本もキャッチャーフライに倒れ、2人のランナーが残塁に終わる。
すると2回表2死、阿部はフルカウントからストライクを取りに行ったストレートを狙われ、日本新薬・鎌田選手にソロホームランを浴びる。
序盤のうちに追いつきたい日通は、3回裏、先頭打者の9番・手銭が右中間に3塁打。
ノーアウト3塁で同点ムードにわく日通ベンチだったが、大谷は1塁ライナーに倒れ、浦部は空振り三振、大槻は四球で1、2塁とするものの、北川がライトフライに倒れチャンスを潰す。
試合中盤は両投手の気迫溢れるピッチングで試合はこう着。
終盤の8回に2死1、2塁のピンチを招いた日通は、先発の阿部から庄司にスイッチ。
庄司は見事に相手の4番打者を見逃し三振に仕留め、最終回は3番手・渡辺がゼロに抑える。
そして9回裏の日通の攻撃。先頭打者の関本は三遊間を痛烈に破るヒットで出塁。
代走に飛ヶ谷。6番・高橋は送りバントを決め1死2塁。7番・藤嶋に代わって代打・佐藤。ファールを続けて食い下がるが、最後はセンターフライ。
8番・木南はレフトファールスタンドに大飛球を放つが、最後は見逃しの三振に倒れゲームセット。
昨年は決勝に進出したが今年は2回戦敗退に終わり、ベスト8進出は果たせなかった。

コメント

藪宏明監督のコメント

相手の小松投手のピッチングにはまってしまった試合でした。
阿部は、序盤は制球に苦しんでいましたが、安心してマウンドを任せていました。
7番・鎌田選手に泳ぎながらレフトスタンドに運ばれて1点を失ったときは、その1点が最後まで重くのしかかることになるとは思いませんでした。
3回裏、先頭打者の手銭が3塁打。序盤でしたし、バッターが大谷でしたから小細工は考えませんでした。
大谷が倒れて1死になり、浦部の場面で動こうかとも思いましたが、初球がストライク、すぐにスクイズしにくいカウントにされたことで、試合が終わって振り返れば、あの場面が勝負の分かれ目でした。
8回まで3安打でゲームを作った阿部、ワンポイントで4番打者を三振に仕留めてくれた庄司、9回に投げた渡辺もしっかり仕事をしてくれました。
それでも2回戦敗退という結果に終わったことは本当に残念ですが、たら・ればの言い訳ができないのが勝負の世界です。
また来シーズン、チーム一丸となって日本一に挑戦したいと思います。
平日の昼間にもかかわらずスタンドに応援に来ていただいた沢山の方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

阿部良亮投手のコメント

去年の北海道大会の日本新薬戦で投げた(3安打2失点8回コールド勝ち)いいイメージを持ちながら、今年のチームの情報も頭に入れてマウンドに立ちました。
タイミングが合ってなくても初球からフルスイングしてくるので、正直投げにくい打線だと感じてました。 2回にホームランを打たれたのは、ツーストライクに追い込んでおきながらフルカウントになってしまい、ストライクを取りにいったストレートでした。
真ん中やや低めの失投でした。序盤の硬さが取れた5回以降は腕も振れてきて、ストレートでどんどん押していけるようになって、自分のピッチングができたと思います。
相手のピッチャーもすごく良かったので、7回2/3まで3安打で投げ合えたのはいい経験を積めたと思います。

浦部剛史主将のコメント

先制点を取られた後の、3回裏、ワンアウト3塁のチャンスで自分は三振してしまい、同点に追いつけず、阿部を楽に投げさせられなかった責任を感じます。
好投しているピッチャーを見殺しにしてしまいました。
相手投手の低めの変化球がすごくいいという情報は入っていました。
チームとしては、低めのボールを捨てて狙い球を絞ろうとしましたが、ストレートも予想以上に力があって、
緩急を使ったチェンジアップとカットボールのコンビネーションに翻弄されて、狙い球を絞れなくなってしまいました。
それでもチャンスは作っていたので、もっとボールに食らいつくしつこさが、うちの打線には足りなかったと思います。

ギャラリー

ページトップへ