
2010年大会結果
第53回JABA北海道大会
7月29~8月4日

【第1戦】7月30日(金)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||
| JR東日本 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | |
| 日本通運 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | × | 9 |
【第2戦】7月31日(土)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||
| 日本通運 | 3 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 5 | |
| 日本製紙石巻 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 |
【第3戦】8月3日(火)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||
| 航空自衛隊千歳 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | |
| 日本通運 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | × | 8 |
【準決勝】8月4日(水)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||
| 三菱重工神戸 | 0 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | |
| 日本通運 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 2 | × | 6 |
【決勝】8月4日(水)
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | ||
| トヨタ | 3 | 0 | 0 | 1 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 10 | |
| 日本通運 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 6 |
マッチリポート

初戦を勝つ大切さは常々言っていることですから、初回に3点先制できたことが一番大きいですね。四死球で出た3人のランナーを返した小甲と新垣のタイムリーで、うちに流れを引き寄せたと思います。澤村と小甲のツーラン、スリーランはうちの野球らしくないですが、JR東日本の息の根を止める一発でしたね。牧田で負けるわけにはいかないので、選手もよく打ってくれました。
2戦目の日本製紙石巻戦は、野球の怖さを思い知らされた試合でした。3年前の北海道大会でも、初戦のTDK戦で、9回2死の場面で1年目の古澤が5連打を浴び4点奪われて逆転負けしたことがありましたが、あの試合が脳裏をよぎりました。野村は9回2死から同点スリーランを打たれましたが、先頭打者に四球、続く二人を三振にとって、次の打者にも抜けたボールで四球。エースの牧田だったら交代させていた場面ですが、野村に完投させたいという気持ちが私の判断を鈍らせました。あれは、采配ミスです。野村自身も悔しいと思いますが、チームの信頼を得るために、あの一球の意味を深く感じてほしいと思います。
3戦目は勝たなければ次に進めない、航空自衛隊千歳戦でした。先発の菅井はよくゲームを作ってくれました。相手に先制された直後に4安打で逆転し、同点に追いつかれた直後、すぐ突き放せたこと。これに尽きると思います。2番手で投げた古澤は8、9回は3人で抑え、いい内容でしたが、7回は先頭打者から連続してヒットを許しました。結果ゼロに抑えたからオッケーということではなく、4年目の彼には、7回から8、9回のピッチングをしなければいけないということを強く求めたいです。7回からしっかりマウンドの準備ができていたのかと。東京ドームで優勝するための準備として、我々は北海道に来ているわけですから、牧田を押しのけるような投手間の競争を、真剣勝負の中で期待しています。
準決勝の三菱重工神戸戦では、先発の牧田が3本のホームランを打たれるという信じられない立ち上がりでした。どれも2ストライクと追い込んでから高めの甘いボールを打たれていたので、高さだけ気をつけるように言いました。ホームランがソロだったことも幸いし、5回以降は本来のピッチングでノーヒットでしたから、4回の小甲のツーランで1点差に追い上げたことで、うちの流れを切らずに中盤に入れたことは大きかったですね。今大会で躍動を見せた金子の逆転タイムリーで流れをたぐり寄せ、大槻のエンドランでは芯で捉えた打球がレフトオーバーになって1点追加したところで、勝負ありだったと思います。
同じ日の決勝戦は、先発の古澤が四死球がらみで初回に3失点。結果を残すことはできませんでした。3回の先頭打者、荒波を四球で歩かせた時点で、野村をマウンドに送りましたが、野村も5回にホームランを浴びて4失点、3番手の菅井もツーランを打たれてしまいました。春先から言っているように、牧田一人で勝つことはできないのですから、投手陣は「牧田の次は誰がいくんだ?」と言ったときに、手が挙がらないようではダメなんです。6回までに10点も取られてしまうと、11点取らなければ勝てないゲームになってしまいます。5回以降、ノーアウト、1アウトで出たランナーを進塁させることができなかったのは、あれだけの点差を前にして攻撃の選択肢が奪われてしまったことが原因です。準優勝という結果に終わりましたが、何を得たのかより、何を得られなかったのかを、選手にはよく考えてほしいです。
たくさん応援に来ていただいた皆さまには、5試合戦う姿をご覧いただくことができましたが、残念ながら、優勝の期待に応えることはできませんでした。この無念を晴らすべく、ドームでは皆さんに感動を与えるような試合をしたいと思いますので、ご声援よろしくお願いいたします。
2番の仕事はできたかなと(2安打2送りバント1四球)。絶好調という3文字は自分にはないので、与えられた仕事をやっていくだけです。「逆・中畑」で仕事するのが自分の持ち味ですから(笑)。7回はツーベースで出塁して、孝明さんのツーベースでホームに戻れなかったのは、完璧に自分のミスです。ライトがキャッチすると思って、2塁にくっつきすぎました。すいませんでした!
こちらにきて風邪をひいてしまいました。都市対抗予選からタイムリーが出てなかったですが、久しぶりに(フェンスを)越えましたね(笑)。5つ勝って優勝するために北海道に来たので、初戦に勝てたことでまずはいいスタートが切れました。うちは牧田が投げる試合は落とせませんから、うちの1点リードで迎えた5回裏、いい場面で追加点が奪えましたね。
1イニングを投げさせてもらいましたが、ゼロに抑えることができてよかったです。先頭打者にヒットを打たれ、次の打者を四球で塁に出しましたが、3つ続けてアウトが取れて、自信になりました。1年目に肘の故障で手術を受けて、4年目の今年、自分のピッチングができるようになってきました。テイクバックの無駄な動きを澤村さんに指摘されて、小さく振りかぶって早くトップの位置に持っていって腕を振るフォームに変えたら、力のあるボールが戻ってきました。投手陣の同じスタートラインに立って、これから厳しく競争していきたいです。
タイムリーは出てますが、自分のイメージとしては、あともう少しなんです。大会前に風邪を引いて体調を崩し、体重が減ってしまい・・・。でも、気迫はいつも以上なので、大丈夫です!(大会5試合のうち、4試合でタイムリー)
ブルペンでいい球を投げるうちの投手陣を、マウンドでいかにリードしていくか、そのことで頭がいっぱいです。野村は、これまでで一番の出来でした。低めにストレートが伸びて、マスクをかぶっていて本当に楽しかっただけに、同点ホームランを打たれた1球が悔やまれます。一発狙ってくることがわかっていた場面で、はっきりとボールのサインを出さなかった自分のリードのミスです。
最終回、ツーアウト取ってからの同点スリーランがなければ、本当に自信を持てる投球内容だったと思います(4安打2失点)。四死球のあと、初球から振ってくる代打のバッターに、絶対に投げてはいけないコース(外角高め)にゆるいスライダーを投げてしまいました。あれは、自分の責任です。あの1球がなければ、チームの信頼を得ることができたと思いますが・・・、ほんと、悔しいです。でも、こういう試合は反省ばかりではなく、多くのことを学ばなければいけないと思います。同じことを繰り返さないように、練習します。
澤村さんが風邪で出場できなかったことで、自分にチャンスが回ってきました。2安打できてホッとしています。ただ、守備のエラーがひとつと、送りバントの失敗もあったので、フルで試合に出ることに慣れておかなければと思いました。8回の打席ではフルスイングしたときに、モモの後ろや、身体のあちこちが攣ってしまい、試合に出続けている選手との違いを感じました。
初戦から第3戦まで、レフトは毎試合違う選手が出場しました。チャンスをもらったときは、アピールしなければと燃えてました。5回はノーアウトランナーなしの場面で、インコースのストレートを待ってました。打順も9番だし、油断してカウントを取ってくるだろうと。読み通りインハイの甘いボールだったので、フルスイングで振り抜きました。去年はドームでの出番はなかったですから、今年は競争を勝ち抜いて、スタメンで出たいです。
コントロールが持ち味なので、無四球だった点はよかったと思います。今日は6回まででしたけど、もっと投げられそうな気がしました。春先よりもスタミナはついてきたんじゃないかと感じてます。
小甲の活躍は同期として刺激を受けますね。必然的に競争心が芽生えるというか。自分たちのバットで、打線に勢いをつけられるよう、よく話し合ってます。ただ、タイプが違うので、ホームランは小甲に任せて、自分はとにかく塁に出て、後ろにつなげる仕事に専念しています。新垣さんも金子も調子がいいので、自分が塁に出ればホームに帰れますからね。
JR戦では調子はまあまあでしたが、打線が大量点を取ってくれましたし、楽に投げることができました。準決勝は4安打で完投勝利はできましたが、1試合に3本のホームランを打たれたのは、大学以降では記憶にないです。いいタイミングで振られると、芯に当たればフェンスを越えちゃいますね。孝明さんにアドバイスされて、5回からはワインドアップをセットに変えました。そこからはノーヒットだったので、もう少し投球の間を修正して、ドームのマウンドに立ちたいと思います。
絶好調です(4試合で13打数7安打)。ただ、試合に出ても出なくても、自分にできることを一生懸命やるだけだと思っています。悔やまれるのは決勝戦の第1打席、1アウト1、3塁でサードライナーのゲッツーになった場面。あそこは、外野フライで4点目を奪って1点勝ち越せば、どんな展開になっていたかわからないので、芯で捉えたとはいえ、もっと冷静に打席に立たなければ、と痛感しました。ドームで後悔しないよう、頑張ります。
初戦のJR戦ではまっすぐを待っていて、甘いフォークを完璧にとらえてホームランが出ましたが、第2戦ではノーヒット。監督に「ボールを当てにいき過ぎている。ファールがないのはおかしい」とアドバイスをもらい、準決勝ではチェンジアップをうまくバットに乗せてホームラン、決勝でも自分のスイングでセンター方向に3安打して、うまく修正できました。打ち勝たなければいけない試合も出てくるはずなので、4番の自覚を持って、好調を維持していきたいと思います。
春先に改造したフォームを、元に戻してから公式戦で投げるのは第3戦の航空自衛隊千歳戦が初めてでしたが、まずまずの手応えでした。決勝戦の先発を任された意味はわかっているつもりです。ブルペンではストレートもキレてたし、変化球も良かったんですが・・・。好不調がはっきりしていた昨年までに比べて、コントロールをよくしようと腕の振りが小さくなっていて、なかなか結果が出ません。3回の先頭打者を四球で歩かせて交代というのが今の自分の評価だと思いますが、ここで一皮むける投手にならなければいけないと言い聞かせて、浦和で出直します。
東京ドームで優勝するためには5連勝が必要です。北海道大会で4試合目を牧田が投げ勝って、5試合目の決勝に進んだのに、投手陣の崩壊で負けてしまいました。今日打たれたのは、皆、2ストライクを取ってからです。ピッチャーに有利なカウントを作ってから、勝負球が甘く入って痛打されたのは、自分を含め、技術面・精神面で未熟だからだと思います。東京ドームでの優勝を目標に掲げながら、不甲斐ない負け方をして、本当に悔しいです。あと3週間しかありませんが、投手一人ひとりが課題を持って、練習するしかないと思います。

《初戦・JR東日本(東京第1代表)》
先発はエース牧田。牧田が投げるときは打線のつながりのいい日通は、初回から小甲、新垣のバットで3点を先制。2、3、4回に1点ずつ返されるものの、5回に澤村のツーラン、7回に小甲のバックスクリーンに飛び込むスリーランでJRを突き放し9-3で圧勝した。牧田は8回を投げて勝利投手に。公式戦7連勝に勝ち星を伸ばした。
《第2戦・日本製紙石巻(東北第1代表)》
初回、相手のミスにつけ込んで3点を先制すると、先発の野村が低めのストレートを武器に日本製紙打線を翻弄。4回には新垣のタイムリー、8回にも遠藤のタイムリーで5-2として迎えた9回裏、野村は2つの四死球を与え2アウト1、2塁。日本製紙の代打・山木に対する初球、外角高めの甘い球をレフトスタンドに運ばれ、同点のスリーランを喫した。野村は菅井にマウンドを譲り、菅井は後続を打ち取ったものの、日通は勝ち星を逃し引き分けに終わった。
《第3戦・航空自衛隊千歳(北海道推薦枠)》
雨の影響で中2日あいた試合は、予選リーグ突破のために勝利しか許されない。先発マウンドは菅井。3回に1点先制されたものの、日通はその裏に遠藤、山口のタイムリーで逆転。4回に4番の一発で同点にされるも、その裏、小甲のタイムリーツーベースの返球の乱れをついて、小甲は一気にホームへ。4-2とした5回裏、榎のソロホームランを皮切りに、大槻、新垣の連続タイムリーで一挙4点。7回からはリリーフ古澤が後続を断って、2勝1分けでグループリーグ首位を決めた。
《準決勝・三菱重工神戸(兵庫第1代表)》
日通の先発は中4日の牧田。初回こそ3人で打ち取った牧田だったが、2、3、4回にソロホームランを浴び、3点のビハインド。しかし嫌なムードを吹き飛ばしたのが4番・小甲。1塁に四球で出塁した澤村を置き、コンパクトに振り抜いた打球はレフトスタンドへ一直線。大会2本目のホームランが飛び出した。そして1点差を追いかける6回裏、先頭の小甲が死球、新垣が四球で歩くと、バットが振れている7番・金子は右中間を破る逆転タイムリーで2者生還。8回にも、再び小甲が死球で出塁すると、打席には5番・大槻。1ボールから、エンドランのサインに応え、振り抜いた打球はレフトオーバー。小甲が快足を飛ばし1塁からホームを踏んで5-3。続く金子は痛烈な打球をファーストへ。これを1塁手がトンネルし6点目。牧田は完投で、決勝にコマを進めた。
《決勝・トヨタ(東海第1代表)》
同日に行われた決勝の先発は古澤。都市対抗をにらみ、どこまで復調したかを見極める意味でも、古澤にとって勝負のマウンドになった。しかし初回、トヨタ2番・荒波を2-1と追い込みながら四球で歩かせると、3、4、5番に連続タイムリーを許し、たちまち3失点。日通はその裏、相手の守備のミスに乗じて2点を返し、新垣のタイムリーで同点とするも、3回、古澤が先頭の荒波をストレートで歩かせたところで神長監督は2番手・野村にスイッチ。連続三振で3回のピンチを救った野村だったが、4回3本のヒットで1点を失うと、5回にもスリーランとタイムリーで4失点。3番手・菅井も6回にツーランを打たれ、3-10と試合は一方的な流れに。9回裏、澤村に代わった岡崎から4連打で2点を返すものの、9番・関のライトライナーをダイビングキャッチされゲームセット。序盤の大量失点が響いて、北海道大会は準優勝に終わった。大会の敢闘選手賞には、2戦2勝した牧田和久投手が選ばれた。