
第21回関東女子実業団剣道大会
11月13日(日)東洋大学朝霞キャンパス総合体育館

マッチリポート
大会前は出場チームの減少が危惧されたが、昨年と同じ45チームの参加となった関東女子実業団剣道大会。
日通は昨年大会で2チームが出場するも、いずれも予選リーグ敗退だっただけに、今年は決勝トーナメント出場を果たし上位に進出することが目標となった。
日通Bチームは、先鋒・三浦、中堅・石井、大将・青山の布陣でリーグ戦Dグループを戦い、1-0、2-1、2-0の3戦全勝でトーナメント戦に勝ち上がった。その原動力は先鋒・三浦。いずれも得意のメンが冴え、3試合すべて一本勝ち。その勢いで決勝トーナメント1回戦に駒を進めたが、相手のNTT東日本千葉に好調の三浦がたて続けにメンを奪われると、このポイントを相手に守られ0-1でトーナメント初戦敗退となってしまった。
今年3月の全日本実業団から先鋒・佐々木、中堅・齊藤、大将・鹿又の布陣で戦うAチームは、今大会でリーグ戦Hグループに入った。ここは昨年大会3位、一昨年大会優勝のALSOK・Aチームや、強豪パナソニック電工東京本社チームなどがひしめく厳しいグループ。しかし、先鋒・佐々木が初戦から相手を上回る技のキレを見せてポイントを奪取。初戦を1-0、2戦目を1-1とする。3戦目のALSOK・Aに対しては、大将・鹿又が終了間際に上段の構えから、飛び込んでのドウを抜き、1-0としてグループ首位通過を決めた。
決勝トーナメント2回戦からは表彰台の常連チームとの対戦が続いたが、東洋水産本社とは1-1で迎えた大将戦で、鹿又のコテが一閃! 2-1で準々決勝に進む。過去3年間に6チームが表彰台に上がっている強豪・綜合警備保障のALSOK・Bとは0-1で迎えた大将戦だったが、開始わずか3秒で鹿又のメンが決まり、主導権を握ったままメンを連取して、逆転勝利を収めた。
勢いに乗ったAチームは、富士ゼロックス東京本社との準決勝で、佐々木が引き分けると、齊藤が開始早々メンを奪い、鹿又が冷静に引き分けて、決勝戦進出を決める。決勝の相手は、グループリーグで戦ったALSOK・A。ポイントゲッターである佐々木が引き分けるが、またしても齊藤が序盤にコテを奪い、鹿又につなぐ。相手はリーグ戦での鹿又のドウを意識してか、うかつに技を出せない。鹿又は盤石の剣道で虎の子のポイントを守りきり、平成17年大会以来6年ぶりとなる2度目の優勝をもたらした。先鋒・佐々木が勢いを作り、中堅・齊藤が流れに乗り、大将・鹿又が要所を締めるという団体戦の戦いの理想形を見る大会となった。大会最優秀選手には鹿又春菜選手が選ばれ、優勝に華を添えた。

■日本通運Aチーム
■リーグ戦・第1試合
| 日本通運A | 1 | - | 0 | 千歳商会 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
ドウ | 半澤優子 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
引き分け | 高野世枝 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
引き分け | 吉井加恵 |
■リーグ戦・第2試合
| 日本通運A | 1 | - | 1 | パナソニック電工 東京本社 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
メン | 松枝真美 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
メン | 久野裕佳 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
引き分け | 橋本麻紀 |
■リーグ戦・第3試合
| 日本通運A | 1 | - | 0 | ALSOK A | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
引き分け | 平山絵里 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
引き分け | 日置唯 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
ドウ | 海保喜美 |
■決勝トーナメント・1回戦
| 日本通運A | 2 | - | 0 | 富士ゼロックス東京 城西 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
メン | 辻愛姫 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
メン、コテ | 黒田久美子 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
引き分け | 福山美智子 |
■決勝トーナメント・2回戦
| 日本通運A | 2 | - | 1 | 東洋水産 本社 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
メン | 川崎和子 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
コテ | 澤田舞夕 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
コテ | 大宮久乃 |
■準々決勝
| 日本通運A | 1 | - | 1 | ALSOK B | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
引き分け | 角田百佳利 |
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| 中堅 | 齋藤弘美 |
反則 | 内海美咲 |
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| 大将 | 鹿又春菜 |
メン、メン | 市村朱 |
■準決勝
| 日本通運A | 1 | - | 0 | 富士ゼロックス東京 本社 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
引き分け | 永松彩香 |
||
| 中堅 | 齋藤弘美 |
メン | 内山麻美 |
||
| 大将 | 鹿又春菜 |
引き分け | 奥村美里 |
■決勝
| 日本通運A | 1 | - | 0 | ALSOK A | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 佐々木静香 |
引き分け | 平山絵里 |
||
| 中堅 | 齋藤弘美 |
コテ | 日置唯 |
||
| 大将 | 鹿又春菜 |
引き分け | 海保喜美 |
■日本通運Bチーム
■リーグ戦・第1試合
| 日本通運B | 1 | - | 0 | 望星サイエンス 本社 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 三浦あつみ |
メン | 封馬慶子 |
||
| 中堅 | 石井莉恵 |
引き分け | 藤井菜奈 |
||
| 大将 | 青山紀子 |
引き分け | 杉浦緑子 |
■リーグ戦・第2試合
| 日本通運B | 2 | - | 1 | 富士ゼロックス東京 城西 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 三浦あつみ |
メン | 辻愛姫 |
||
| 中堅 | 石井莉恵 |
メン | 黒田久美子 |
||
| 大将 | 青山紀子 |
コテ | 福山美智子 |
■リーグ戦・第3試合
| 日本通運B | 2 | - | 0 | セントラル警備保障 C | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 三浦あつみ |
メン | 井上涼子 |
||
| 中堅 | 石井莉恵 |
ドウ | 伊藤悠子 |
||
| 大将 | 青山紀子 |
引き分け | 鈴木衣里 |
■決勝トーナメント・1回戦
| 日本通運B | 0 | - | 1 | NTT東日本 千葉 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 三浦あつみ |
メン、メン | 若戸絢子 |
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| 中堅 | 石井莉恵 |
引き分け | 小野寺裕美 |
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| 大将 | 青山紀子 |
引き分け | 木村織江 |

この大会に向けて、稽古の前と後、練習試合の前と後、そして今日の一試合ごとに、自分で考え、選手同士で話し合うことを求めてきました。今日はすべての試合で、自分が何をなすべきか、チームとしてどう戦うべきかを選手一人ひとりが考えて、本当によく戦ってくれました。
優勝したAチームの選手だけでなく、リーグ戦を3戦全勝で勝ち上がったBチームの選手も同じように取り組んでくれました。Bチームは決勝トーナメントで一歩及びませんでしたが、両チームともに昨年大会以上の素晴らしい内容と結果を残すことができたと実感しています。
正直、ここまでの結果を残してくれるとは思っていませんでした。他のチームのほうが実力的にも、実績でも上でしたが、チームワークは日通が上回っていたと思います。鹿又が怪我から復帰して約1年間、敢えてずっと同じメンバーで戦わせました。その集大成として今日の結果があったと思います。感無量です、何も言うことはありません。
Aチームが戦ったHグループは実力のある強豪ぞろいで、試合前から厳しい戦いになるだろうと予想していました。3試合目のALSOK・A戦で、試合終了2秒前に鹿又が一本取って、あれでチームが勢いづいたと思います。3試合の内容を見ても、1-0、1-1、1-0ですから本当に拮抗した厳しい戦いでした。3試合目が0-0だったら、今日の優勝はなかったかもしれません。Aチームの選手たちは平日の稽古に加えて、休日も自主的に集まって稽古をしてきました。この大会に向けて目的意識を持ち、その努力の成果を出し切った優勝だったと思います。
男子も全日本でベスト8になり、女子は関東女子で優勝、日通商事(全日本準優勝)とも合同稽古で切磋琢磨して、お互いにいい結果を出せた1年になったと思います。来年もまた飛躍の一年にすべく、精進していきたいと思います。
今日は最初からモチベーションが高かったです。いい稽古、いい準備ができたということに尽きますし、1試合目から体も動いたし、技も出せました。相手の動きもよく見えたので、技を見切りながらうまく反応することができました。試合が終わってから対戦相手を見て、よくこれだけの相手に勝つことができたなあと、自分でもびっくりしています。
けっこう落ち込みがちな性格なんですが、佐々木選手、鹿又選手の2人にずっと励まされ、支えられてきましたから本当に感謝しています。今日も自分のところでポイントをいくつか落としていましたが、なんとか2人のポイントをつないで、チームとして戦いたいと思っていました。メンタルの弱さを克服して、決勝まで気持ちで乗っていけたのが一番よかった点だと思います。準決勝、決勝では、試合開始早々にポイントを取ることができましたが、そのぶん後半はすごく長く感じました(笑)。どんなに見栄えが悪くても、絶対に引き分けにしないで、鹿又選手につなぐことだけを考えていました。守りに入ってしまうと、相手の技を受けてしまいがちですが、そうならなくて本当によかったです。
自分はスロースターターなので、リーグ戦最初の2試合は引き分けでしたけど、3試合目のALSOK・A(決勝戦でも対戦)の大将戦で、終了直前にドウを決めて1-0で勝つことができました。あの一本勝ちでエンジンがかかった気がします。あの試合が今日のすべてでした。トーナメント2回戦では1-1から大将戦で勝ち、準々決勝でも0-1から2本勝ちして、なんとか自分の仕事はできたと思いますが、優勝はみんなのおかげだと思います。準決勝、決勝では齋藤先輩が取ったポイントを絶対に守ろうと、欲張らず、消極的にならず、必死で引き分けを取りにいきました。結果的に私が最優秀選手になりましたが、チームのみんなが最優秀選手だったと思います。