
第54回全日本実業団剣道大会
9月19日(月) 日本武道館

マッチリポート
日通剣道部は、8月に強化合宿を行い、また日通商事との合同練習で連日厳しい稽古を重ね、万全の準備で今大会に臨んだ。ベスト16以上をチーム目標に掲げ、例年通り3チームがエントリーした。
昨年大会の優勝チームと1回戦で対戦することになった東京支店チームは、中堅まで引き分けたものの、副将戦、大将戦を相次いで落とし、0-2で初戦敗退となった。
東京航空チームは、先鋒・甲斐と次鋒・本橋が絶好調。相手にまったくポイントを与えず、チームに勢いをつける。1回戦を2-1、2回戦3-0、3回戦2-0、4回戦2-0と、危なげなく勝ち進み、ベスト16を賭けた対戦相手は強豪・九州電力(本社)。ここでも甲斐がコテを先取したが、地力に勝る九州電力にポイントを奪い返され代表戦へ。代表戦は大将同士の戦いとなったが、志賀は相手にコテを許し5回戦敗退となった。
本社チームも先鋒・松田が2勝4分けの負けなしで流れを作るが、2回戦・3回戦は代表戦にもつれ込んだ。いずれも大将・中石が鮮やかなメンを奪い、薄氷を踏みながら接戦をものにして勝ち上がった。4回戦は4-0で圧勝したものの、5回戦の日本耐酸壜(本社)戦では、次鋒・梯が試合終了2秒前にメンを奪い返して引き分けにした直後、中堅・紺野はまさかの2本負け。副将・小副川は1本勝ちをおさめたが、内容では相手がリードする。あとのない本社チームだったが、中石は続けてコテを奪い逆転勝利! チームをベスト16へと導いた。これまで鬼門となっていたブロック決勝戦。ベスト8を賭けたアートコーポレーション(本社)戦は、3試合連続引き分けのあと、小副川が1本負け。またしてもベスト16で敗退かという嫌なムードを払拭したのは、またしても中石だった。大将戦では電光石火のコテを奪い、星を五分に戻し、この日3度目の代表戦へ。勢いに乗った中石は、ここでもメンを奪ってベスト8進出を決めた。いよいよ準々決勝の相手は昨年度の優勝チーム、パナソニック電工(本社)。東京支店チームのリベンジを果たすべく、先鋒・松田はいきなりメンを連続奪取。梯が引き分けでつなぐものの、紺野はこの日二度目の2本負けで星はタイに戻る。続く小副川、中石は引き分けて、この日4度目の代表戦に突入した。これにまたも中石が出場し、一進一退の攻防が続くなか、最後は相手の大将・勝見のメンに旗3本が上がり、準決勝進出は阻まれた。
■本社チーム
■2回戦
| 本社チーム | 1 | - | 1 | ALSOC(大阪) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
引き分け | 山路 鉄平 |
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| 次鋒 | 梯 達斎 |
メン、メン | 田代 健 |
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| 中堅 | 紺野 剛 |
メン、メン | 後藤 龍典 |
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| 副将 | 小副川 聡 |
引き分け | 森 和哉 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
引き分け | 西 亮 |
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| 代表戦 | 中石 吉郎 |
メン | 西 亮 |
■3回戦
| 本社チーム | 0 | - | 0 | 九電工(福岡) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
引き分け | 長吉 克樹 |
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| 次鋒 | 梯 達斎 |
引き分け | 岡藤 明史 |
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| 中堅 | 紺野 剛 |
引き分け | 村田 晴彦 |
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| 副将 | 小副川 聡 |
引き分け | 江崎 雄太 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
引き分け | 渡邊 健太 |
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| 代表戦 | 中石 吉郎 |
メン | 渡邊 健太 |
■4回戦
| 本社チーム | 4 | - | 0 | 東京海上日動(東京新都心) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
メン、コテ | メン | 木村 修 |
|
| 次鋒 | 梯 達斎 |
メン、メン | 田野岡 祐介 |
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| 中堅 | 紺野 剛 |
メン | 引き分け | メン | 二牟禮 弘樹 |
| 副将 | 小副川 聡 |
メン、メン | 馬淵 大輔 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
メン、コテ | 浜地 雄亮 |
■5回戦
| 本社チーム | 2 | - | 1 | 日本耐酸壜(本社) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
引き分け | 中山 雅史 |
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| 次鋒 | 梯 達斎 |
メン | 引き分け | ツキ | 荒尾 康之 |
| 中堅 | 紺野 剛 |
メン、メン | 三尾 大介 |
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| 副将 | 小副川 聡 |
ドウ | 川崎 一輝 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
コテ、コテ | 池田 賢二 |
■ブロック決勝
| 本社チーム | 1 | - | 1 | アートコーポレーション(本社) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
引き分け | 豊田 大 |
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| 次鋒 | 梯 達斎 |
引き分け | 小田 浩永 |
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| 中堅 | 紺野 剛 |
引き分け | 鎌田 友介 |
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| 副将 | 小副川 聡 |
メン | 遠藤 守 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
コテ | |||
| 代表戦 | 中石 吉郎 |
メン | 遠藤 守 |
■準々決勝
| 本社チーム | 1 | - | 1 | パナソニック電工(本社) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 松田 悠 |
メン、メン | 大亀 健太 |
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| 次鋒 | 梯 達斎 |
引き分け | 植田 桂介 |
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| 中堅 | 紺野 剛 |
メン、メン | 滝崎 亮一 |
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| 副将 | 小副川 聡 |
引き分け | 吉井 祐二 |
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| 大将 | 中石 吉郎 |
引き分け | 勝見 健太 |
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| 代表戦 | 中石 吉郎 |
メン | 勝見 健太 |
■東京航空チーム
■1回戦
| 東京航空チーム | 2 | - | 1 | リコー | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 甲斐 裕基 |
コテ | 森谷 樹 |
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| 次鋒 | 本橋 清伸 |
メン | 木寺 亮太 |
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| 中堅 | 高橋 賢治郎 |
引き分け | 平林 佑太 |
||
| 副将 | 江田 公則 |
引き分け | 高橋 俊之 |
||
| 大将 | 志賀 隆史 |
コテ | 三上 仁史 |
■2回戦
| 東京航空チーム | 3 | - | 0 | 豊田合成 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 甲斐 裕基 |
ドウ | 渡辺 聖 |
||
| 次鋒 | 本橋 清伸 |
引き分け | 左合 玄紀 |
||
| 中堅 | 高橋 賢治郎 |
メン | 熊本 泰久 |
||
| 副将 | 江田 公則 |
コテ | 引き分け | コテ | 笹田 和宏 |
| 大将 | 志賀 隆史 |
コテ、コテ | 深谷 修 |
■3回戦
| 東京航空チーム | 2 | - | 0 | カミナガ販売(工場) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 甲斐 裕基 |
引き分け | 石水 恭 |
||
| 次鋒 | 本橋 清伸 |
メン | 大沢 洋之 |
||
| 中堅 | 高橋 賢治郎 |
引き分け | 遠藤 智 |
||
| 副将 | 江田 公則 |
引き分け | 藤山 猛 |
||
| 大将 | 志賀 隆史 |
メン | 市村 豪浩 |
■4回戦
| 東京航空チーム | 2 | - | 0 | 大塚家具(有明) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 甲斐 裕基 |
ドウ、ドウ | コテ | 郷田 亮介 |
|
| 次鋒 | 本橋 清伸 |
コテ、メン | 布川 裕太 |
||
| 中堅 | 高橋 賢治郎 |
引き分け | 岩井 孝之 |
||
| 副将 | 江田 公則 |
メン | 引き分け | メン | 吉津 史隆 |
| 大将 | 志賀 隆史 |
メン | 引き分け | メン | 猿山 哲也 |
■5回戦
| 東京航空チーム | 1 | - | 1 | 九州電力(本店) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 甲斐 裕基 |
コテ | 分山 友奨 |
||
| 次鋒 | 本橋 清伸 |
コテ | 引き分け | コテ | 平田 啓 |
| 中堅 | 高橋 賢治郎 |
ドウ | 谷口 聖也 |
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| 副将 | 江田 公則 |
引き分け | 高原 和彦 |
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| 大将 | 志賀 隆史 |
引き分け | 立花 義人 |
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| 代表戦 | 志賀 隆史 |
コテ | 立花 義人 |
■東京支店チーム
■2回戦
| 東京支店チーム | 0 | - | 2 | パナソニック電工(本社) | |
|---|---|---|---|---|---|
| 先鋒 | 高須 秀隆 |
引き分け | 大亀 健太 |
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| 次鋒 | 竹村 直 |
引き分け | 植田 桂介 |
||
| 中堅 | 森本 敏史 |
引き分け | 滝崎 亮一 |
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| 副将 | 椎屋 博光 |
メン | 吉井 祐二 |
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| 大将 | 太田 武志 |
コテ | 勝見 健太 |

東京支店チームは今大会3位になった強豪・パナソニック電工(本社)との初戦に敗れ、1回戦敗退となってしまいましたが、東京航空チームは、スーパースターが揃う九州電力と代表戦にもつれ込み、僅差で敗れてベスト32。各選手は自分たちの力が劣っているわけではないことを再確認できたと思います。本社チームはベスト16の壁を破り、準々決勝に進み、ここでも代表戦となって準決勝まであと一歩でした。このチームが表彰台に上がるポテンシャルを持っていることをあらためて実感することができました。初戦から2試合続けて代表戦に勝利し、5回戦は相手にポイントのリードを許しての逆転勝ち。6回戦(ブロック決勝)も大将戦で同点に追いつき、代表戦で勝ち抜けるという、これまでの「僅差で負ける」という展開をはねのける内容でした。準々決勝では惜しくも代表戦で敗れてしまいましたが、相手は去年の全日本大会の優勝チームですから、この大会からすべての選手が確かな手応えを掴んだことを確信しています。一緒に練習してきた日通商事が準優勝を果たしたことで、決勝までの道のりが、本当にあとわずかなのだと感じました。来年こそはベスト4以上を賭けて戦うことをチームの目標として、稽古に励みたいと思います。
今年6月、関東大会の富士ゼロックス東京(本社)戦で、先鋒として2本負けしてしまい、高い授業料を払ったなと思ってひたすら稽古に打ち込んできました。今日は2勝(いずれも2本勝ち)4分で、自分としては先鋒らしい仕事ができたと思います。準々決勝のパナソニック電工(本社)戦でも、2本勝ちしていい流れを作ることができました。いよいよベスト8以上に手が届くことが実感できた大会になりました。自分の後ろにもいい選手が揃っているので、自分が勝てばこのチームは負けないというぐらい信頼されるポイントゲッターになりたいと思います。
代表戦を4試合戦いましたが、体力的にはそんなに疲れていません。自分の剣風は、手数が多い方ではないので。大学時代は前がかりの剣道でしたが、その剣道では社会人になって勝てなくなってきたので、高校時代の剣風に戻して、後(ご)の先(せん)を制する剣道を意識しています。相手の技を待つのではなく、自分のタイミングで相手に打たせるので、どの代表戦も紙一重の内容でした。相手に旗が上がっても仕方ないと思える場面もありましたが、今日は運も味方につけたかなと思います。しんどい試合を勝ち抜いてベスト8にはなりましたが、自分としては16も8も大差なく、表彰台に上がってなんぼかなと思ってます。
2週前の国交杯のときより、今日の方が明らかに調子はよかったです。国交杯のときは足を止めないことを意識しましたが、今日はバタバタと無駄に動かず確実に技を決める剣道ができました。4勝1分の結果にも満足しています。4回戦では相手にコテを取られたあと2本勝ちできたし、5回戦も強豪の九州電力(本店)から1本勝ちでポイントを取りました。この大会に向けて日通商事との合同練習でモチベーションを上げ、正直、今日は負ける気がしませんでした。団体戦は先鋒の剣道がとても重要なので、本社チームの松田選手のように先鋒がいかに力を発揮して、流れを作るかを考えながら、もっと強くなりたいと思います。
今までで一番いい準備ができた大会でした。甲斐選手も言っていたように、自分も、誰と戦っても勝てる自信がありました。3勝2分ですから、次鋒の仕事は果たせたと思います。自分は試合中にプチッと切れやすいので、闘志を前面に出しながら冷静に戦うことだけを意識していました(笑)。来年も良い結果が残せるよう、頑張ります。
初戦のリコー戦では、2-0で迎えた大将戦だったので、少しふわふわして試合に入ってしまい1本負けしました。これで目が覚めて、2試合目からは自分の剣道を心掛けました。5回戦の九州電力(本社)との代表戦では、力が一歩及びませんでしたが、僅差を勝ち抜くためにも、この差をどう埋めるかという課題を持って稽古に邁進したいと思います。
不甲斐ないという気持ちでいっぱいです。準々決勝では、松田が2本勝ちをおさめ、梯が引き分けでつないだ中堅戦でしたから、相手にメンを取られたとき、ポイントのリードを守るなら2本負けを喫しないことを最優先に考えるべきだったかもしれません。しかし、自分はいろいろ頭で考えて守りの剣道をすると自分の弱さを露呈すると思い、適切ではなかったのかもしれませんが、自分が下した判断は「何も考えず、前に出る」でした。この敗戦の中から、何を学んで次につなげていくか、しっかり考えたいと思います。