INTERVIEW エリア職

荷役作業の総指揮者、フォアマン。
岸壁から離れる巨大なコンテナ船を
見送る時の達成感は格別だ。

国際海上輸送/オペレーション

AKIHIRO OGAWA
名古屋フォワーディング支店
港湾営業部 港運課
2022年入社 / 現代社会学部卒

中部エリアと世界の結節点となる名古屋港。
このダイナミックな職場で
フォアマンとして経験を積む。

#1

日本の中部エリアと世界を結ぶ玄関口が名古屋港。私がいる鍋田ふ頭は、この名古屋港における主要な物流拠点です。広大な敷地に積み上げられた色とりどりのコンテナ。岸壁にそびえるクレーン。そして巨大なコンテナ船。こんなダイナミックな職場で私は現在、フォアマンを担当しています。

このフォアマンとは、船舶での荷役作業の総指揮者です。あらかじめ検討されたプランに合わせてコンテナを積み下ろしする作業計画を立案し、協力会社などに手配を行います。もちろん、現場の管理もフォアマンの重要な仕事。随時現場に行って作業を確認し、問題が発生すれば、船の責任者であるチーフオフィサー(一等航海士)と話し合って速やかに解決します。私が携わっているのは中国から寄港するコンテナ船。数百ものコンテナを船から降ろし、その後、同じくらいの数のコンテナを積み込みます。これほど膨大な作業を、作業員たちと力を合わせ、通常であればほぼ1日で完了させます。それだけに安全に作業が完了し、岸壁を離れる船を見送る時に味わう達成感も大きいのです。

どんな時でも親身に相談に乗ってくれる
先輩たちのサポートが心強かった。

#2

現場でのフォアマン業務に加えて、コンテナ積み付けのプランニングにも携わっています。この「積み付け」とは、船に積み込むコンテナの配置のこと。事前に決められたスペースに合わせ、コンテナを最適に配置していきます。コンテナ内の貨物のタイプや重量などのほか、保冷が必要となるコンテナ、通常のコンテナでは納まらない特殊な貨物などもあり、このプランニングも経験が求められる業務。重量のバランスなど船の航行にも関係してくるので、チーフオフィサーとやりとりしながら進めていきます。

私は、入社1年目はこの組み付けプランニングで経験を積み、2年目になってからフォアマン業務の比重が増えてきました。配属されたばかりの頃は、まわりで聞いたこともない専門用語ばかりが飛び交い、慣れるまで苦労しました。でも、先輩たちが親身にサポートしてくれて心強かったですね。わからないことがあって相談すると、どんなに忙しい時でも丁寧に教えてくれるのです。最近、自分なりに考えて行動する機会が増えてきて、成長を実感しています。

生まれ育った地域に貢献できる仕事。
それが総合物流企業でエリア職を選択した理由。

#3

現在は海外との外航船を主に担当しているので、今後は国内の内航船にもチャレンジしてみたいですね。また、フォアマン業務だけでなく、倉庫管理や、船会社をサポートする代理店業務などにも関心があります。自分なりの引き出しを増やし、海上輸送の全体像を視野に入れながら経験を積んでいこうと思っています。

私は三重県の出身です。幼い頃、父親の仕事の関係で愛知県に度々行くことがあり、その途中に名古屋港の風景を見て、いつの日かこんなスケールの大きな場所で働いてみたいと思っていました。エリア職を選んだのは、自分が生まれ育った地域に貢献できる仕事をしたいと考えたから。海上輸送は、地域の経済を支える物流の動脈です。とてもやりがいのある仕事だと実感しています。

OGAWA’S CAREER LADDER

尾川 明大のこれまで
2022
名古屋フォワーディング支店
港湾営業部 港運課
鍋田ふ頭コンテナターミナルにおいて、コンテナの運用・管理、貨物の搬出入の確認、コンテナ積み付けのプランニング、現場でのフォアマン業務を担当する。
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