INTERVIEW 総合職

人とデジタルの共存を目指して、
物流センターの自動化を推進。

営業企画・開発/倉庫

AKIO TSUZUKI
ロジスティクス開発部
2008年入社 / 経済学部卒

日本の物流を世界に広めるために、
「日本品質」を体現する日本通運へ入社。

#1

中国への留学時に、現地での自動車の完成車物流について研究していました。その当時、内モンゴルへ旅行した際に、ペットボトルの水が都心部と比べて2倍以上もするという状況を目の当たりにして、インフラが整備されていない土地では、物流コストが高く物価が上昇してしまうことを肌で感じ、物流および交通インフラ整備の重要性を感じました。

日本通運は「日本品質」を代表する企業の一つです。配達遅延が当たり前に起きる海外の物流に対し、時間厳守と丁寧な配送により顧客満足度を極限まで向上させる日本の物流。このノウハウを世界中に普及させたいと思い、日本通運に入社しました。

入社後、宅配部門の営業に配属され、法人営業からクレーム対応まで担当。お客様からいただくクレームは、どのようなところにフラストレーションを抱えているのかがリアルにわかり、川下の業務を経験したことで、顧客目線を養うことができました。

目的と役割の共有が、
目標達成には必要不可欠。

#2

入社6年目に1年間、海外業務研修員として、香港の物流センターに派遣された時のこと。当時、担当になった物流センターは、システム上の在庫と実在庫の不一致が発生してしまっていました。必要な時に必要な貨物を出荷できないという最悪の状況で、すぐさま打開しなければならない状況。要因を調べていくと、ローカルスタッフが倉庫管理システムの運用方法を理解しきれていないことがわかりました。ローカルスタッフには目的と役割をしっかり伝え、運用方法についての教育を実施。また、こちらからただ単に指示するだけでなく、ローカルスタッフの声に耳を傾けて、小さな改善を繰り返しました。結果が出始めると、スタッフもやりがいを感じてくれ、全体の士気も高まり、1ヵ月当たり1,000万円以上の業務改善を達成することができました。

海外では日本における阿吽の呼吸というのが通用しません。知っているようで知らない、理解しているようで理解していないというケースもよくあるため、目的や役割を明らかにして誰でも理解できるスキームを作り上げることの重要性に気づきました。

最先端技術を組み合わせて、
物流業界の課題に立ち向かう。

#3

現在は、ロジスティクス開発部に所属し、物流センター内における業務フローの改善、サプライチェーン上における課題・問題のあぶり出しとそれに対するソリューション提案を行っています。特に注力しているのが、物流センターの自動化。物流業界の人手不足は深刻で、外国人労働者の雇用も進んでいる状況です。いままで以上に誰でも簡単に作業ができる環境が求められる中で、最先端技術の活用に大きな期待が寄せられています。GTP(※)やAMR(※)、OCR(※)、ロボットアームなど、さまざまな自動化技術の開発が進んでいる近年、お客様から導入を希望する声をいただく機会が増えています。お客様のニーズや費用対効果を満たす提案をするためにも、常に最新情報を収集して営業へと展開しています。

将来的には、自動化された物流センターが当たり前の時代がやってくることでしょう。そのためにも、幅広い技術の特徴を把握し、技術とオペレーションを組み合わせた運用体制を構築していきたいと思います。デジタルと人の共存で、日本のみならず世界の物流を改善することが目標です。

※GTP:Goods To Personの略称で、物流センターにおいて貨物をピッキングする作業者の場所や、棚入れする場所まで荷物を運んでくるタイプの物流ロボット、または作業者が定位置でピッキングする作業の実施方法(定点ピッキング)のことをいう。

※AMR:人と協働しながら作業支援を行う自律型のロボットのこと。ロボットが作業者を誘導し、作業指示や商品の運搬を行う。日本通運ではロボット開発企業とともに実証実験を行い、機械を導入している。

※OCR:紙面や画像から文字を読み取り、文字データとして変換する技術のこと。

TSUZUKI’S CAREER LADDER

都築 昌男のこれまで
2008
東京ベイエリア支店
港ペリカンセンター
宅配便の法人営業やスタッフへの指示、集配管理など宅配業務全般を担当。繁忙期には宅配まで行い、現場で経験を積む。
2009
JPエクスプレス(株)
出向
営業として既存顧客へのアフターフォローから新規顧客開拓まで担う。クレーム対応も行い、顧客目線を身につける。
2010
東京ベイエリア支店
南東京流通センター事業所 営業課
精密機器メーカーの営業担当に。物流センター業務の改善分析、提案を行い、作業員の教育も担う。
2013
香港日本通運
(海外業務研修員)
約1年間にわたり香港にて研修を受ける。現地スタッフと密にコミュニケーションをとり、1,000万円/月以上の業務改善に成功。
2014
東京支店
首都圏営業部
ロジスティクス営業を担当。物流センター案件の営業や新規サービス立ち上げに携わり、社内リソースを活用した最適な提案を行う。
2017
関東甲信越ブロック
ロジスティクス開発部
最先端技術の情報収集と分析ツールを活用した顧客提案・導入サポートを行う。
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