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サンテックパワージャパン株式会社様-事例紹介

サンテックパワージャパン株式会社 品質資材管理本部 資材管理グループ グループマネージャー 塩川 隆宏様
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太陽光発電事業専業メーカーのサンテックパワージャパン様は、1981年に太陽光発電モジュールの販売を開始。以来、国内の住宅・産業用両分野におけるリーディング企業として実績を積み、ハウスメーカー、エンドユーザーから高い評価を得ています。日本通運は「受注翌日配送」を実現する迅速な出荷対応、施工現場のあらゆる状況に対応した柔軟な配送体制でサポートしています。
同社品質資材管理本部 資材管理グループ グループマネージャー 塩川隆宏様にお話を伺いました。

目次

太陽光発電モジュール専業メーカー サンテックパワージャパン株式会社のご紹介

― サンテックパワージャパン株式会社についてご紹介をお願いします

サンテックパワージャパン株式会社は太陽光発電モジュール専業メーカーとして、前身である株式会社MSK時代から30年以上に渡る長い経験・実績があります。特に建材一体型太陽光発電モジュールの開発・設計・製造で高い評価を頂いており、「資源エネルギー庁長官賞」や「グッドデザイン賞」など数々の受賞歴を持つ、製品開発力に優れた企業です。

長野テクニカルサポートセンター

例えば、味の素スタジアム(東京都)の屋根には弊社が製造した1540枚の建材一体型太陽光発電モジュールが採用されています。屋根の設計に併せて、全てのモジュールのサイズを調整し、芝の育成に悪影響が出ないよう、光の透過度合いも研究・計算した上で設計・製造を行ったカスタムメイド商品となっています。こういった製品を作ることができるのも設計技術力・製品開発力を有する当社ならではだと自信を持っております。

ガラス建材型太陽光発電モジュールを
採用している味の素スタジアム

多様な種類の太陽光発電モジュール

― 御社の製品は25年という長期出力保証を行っておられる点に特長があります

サンテックパワーの製品は世界80カ国に設置されています。太陽光モジュールが設置される環境はまちまちですから、弊社では様々な条件下での耐久性テストを実施しています。例えば、日本では台風が、海外ではハリケーンが発生する地域もあります。弊社では実際のハリケーンを想定した風圧をかけて耐久性テストを行います。
また、認証試験の2倍にあたるサイクル試験を行うなど、厳しい環境下においてもお客様に安心してご利用いただける製品をご提供しています。また、購入前のご相談から設置後のアフターサービスまで長期に渡り一貫してフォローできる体制を持っていることもお客様からご評価いただいている理由だと思います。

施工スケジュールを意識した納期管理 ~太陽光発電モジュール輸送の特徴

― 太陽光発電モジュールの輸送にはどのような特徴があるのですか

住宅用のモジュールとひと言で言っても、架台金具、ケーブル、インバータなど多数の資材が組み合わされて一つの商品となります。例えば、日本の住宅で使用されている"かわら"ひとつ取っても、万単位の種類が存在しており、その形状も多様なので、使用する資材の組み合わせも千差万別です。ボルト1本、ワッシャ1個間違っただけでも取り付けることができません。また、必ず荷受けしていただけるとは限らないという側面もあります。例えば雨が降ると非常に危険なため設置作業は行えません。庭先に資材を置いておくわけにはいきませんから、持ち戻る必要があります。設置には、施工業者のスケジュール等も関係するため、発送ミスが発生してしまうと、各所に影響を及ぼすこととなります。

産業用のモジュールの場合、時には数千枚もの運搬が必要となりますが、全てを一度に送るのではなく、施工の進捗状況に併せて必要なモジュール数を適時配送しなければなりません。配送先も遊休地やゴルフ場などですから、クレーンを持ち込んで作業を行う必要があり、配送遅れは絶対に起こせません。

そういった意味からすると、決められた商品を決められた期日にピンポイントで配送することができるかどうかが競争力にも大きく関わってきます。

競争力の一翼を担う「受注翌日配送」

― 御社は日本通運に物流業務を委託する以前から「受注翌日配送」を実現されています

他社との差別化要因の一つとして、「受注翌日配送」の導入に踏み切りました。他社で行えているところはありません。太陽光発電モジュールは本来、翌日配送を必要とする商材ではありません。しかしながら、注文すれば翌日には確実に納品されるという安心感が、販社との信頼関係構築・競争力向上へと繋がるのです。配送の遅れはこれまで築いてきた信頼関係を揺るがすことになりかねないため、翌日配送は絶対に死守する必要があるのです。

従来は長野プラントの近隣の配送業者に業務を委託していましたが、ここからでは翌日配送することが難しいため、全国3箇所に配送拠点を設置する形でスタートしました。受注翌日配送を実現する過程においては、ピッキング工程の見直しを行い、細かい資材をパッケージ化する等、様々な対策を行ってきたのですが、その日になってみないと何件の受注が入るか分かりませんし、仕向先がどこになるかも分からないため、確実に翌日配送を完遂できるか常に心配がありました。

品質資材管理本部 資材管理グループ
グループマネージャー 塩川 隆宏様

また、当時は複数の業者を使っていたため、1案件ごとに倉庫業者への手配、配送業者への手配といった形でそれぞれの利用業者に対して発送指示を行う必要があり、当社の出荷業務に携わる要員の負担にも大きなものがありました。住宅向けの補助金制度と余剰買取制度の導入が視野に入った2009年4月に急増する需要にも確実に対応できる体制を構築すべく、拠点・エリアの見直しに着手することとしました。日本通運に業務を委託するようになったのはそのタイミングからです。

― 日本通運に委託することを決めた要因はなんだったのでしょう

弊社内での検討・分析の結果、西日本の配送拠点は神戸に設置することが最適であると判断しました。実際に神戸の倉庫を何社も見て回りましたが、太陽光発電モジュールを扱うには間口が狭すぎる倉庫がほとんどでした。その点、日本通運の倉庫は十分な広さに加え、ピッキングエリアと出荷ターミナルが併設されており、そのまま路線便を使ってすぐに出荷できる環境を有していた点が採用の決め手となりました。

委託を決定してからは、急ピッチで拠点業務を立ち上げる必要がありましたが、日本通運のチーム数人が1週間程度、従来の業者に赴き、実際に一連の作業を実施することで、スムーズな移行を完了し短期間で拠点を立ち上げることができました。

物流アウトソーシングによる効果

― 日本通運に委託を開始して以降どのような違いが生まれましたか

以前利用していた配送業者の場合、翌日配送の対象とするためには、前日の午前中までに受注を完了する必要がありました。しかし、日本通運に委託してからは、締め切り時間を3時間延ばすことができました。イレギュラーについてはそれ以降であっても対応していただいています。

また、日本通運の担当者にさえ連絡をすれば国内・海外を問わず、ワンストップでその後の全ての手配を行ってくれるため、売上は2.5倍に増加したにも拘わらず、当社の出荷業務に携わる人員を半減することができました。これは非常に大きな効果です。

産業用モジュールのデバンニング作業

出荷を待つ産業用モジュール

日本通運が全国至るところに自前の拠点を持たれている点からも恩恵を受けています。施工都合で荷受けしていただけなかった場合でも、急遽、最寄りの拠点で一時保管していただくことで発地まで持ち戻る必要がなくなり、余計なコストが軽減できました。

2012年7月からは産業用モジュールの輸入・配送業務も日本通運に委託しており、中国の工場で生産した商品を日本各地の地方港に荷揚げするスキームとなっています。より現場に近い場所に荷揚げができるようになったことで、陸送に掛かるコストを低減することができました。これも各港に自社拠点を持たれている日本通運だからこそ実現できるスキームだと思っています。

― 物流品質に関してはいかがでしょうか

委託を開始して以来、誤配や配送漏れといった大きなトラブルが発生していないという実績には大変満足しています。拠点や人が違えば作業品質にも差が生まれそうですが、どこでも全く同じ品質が遵守されている点については日本通運内での情報共有・教育が徹底されている表れだと感じます。

世界的に見ても、日本は品質に対する要求が非常にシビアな市場です。例えば、太陽光発電モジュールの表面に発電性能には全く影響のないレベルの極わずかな汚れやホコリが発見された場合であっても、日本では返品の対象となることがあります。そのようなケースが1件でも発見された場合、弊社では同ロットの製品全てに対して目視による検品作業を実施しています。大変な作業となりますが、「ジャパンクオリティ」を確実に達成するためには避けて通ることのできない作業です。

この検品作業も日本通運にお願いしています。当然ながら予定されている作業ではありませんから、急遽、数十人単位の要員確保と検品作業を実施するスペースの手配が必要となります。めったに起きないことですが、起きたときに即応できる対応力は特筆すべき点ですね。まるで自社製品をチェックしているような厳しい表情で検品作業を実施している様子を見たときには、弊社の社員が日本通運のユニフォームを着て作業をしているかのようで感動さえ覚えました。我々の品質は日本通運が守ってくれているといっても過言ではありません。

今後への期待

― 今後、日本通運に期待されることを教えてください

太陽光発電システムの市場価格は毎年10%程度下落しており、製品単体での差別化はますます難しくなっていきます。弊社の製品は品質・納期等を含めての製品です。”クオリティを挙げてコストを下げる”ためには日本通運だけではなく、部材メーカー・販社等も含めたパートナーシップの強化が重要です。単に物流コストを削減するという話ではなく、ロスを無くして、必要なところにコストを掛ける、システムコストダウンを考えていかなければ厳しい競争には勝ち残っていくことはできません。

そのためにも、これまで以上に情報の共有化を図り、長期的なプランニングに基づいた協力体制を築いて行きたいと思っています。日本通運には大いに期待をしています。


※ 2014年6月取材

会社名 サンテックパワージャパン株式会社
所在地 東京都新宿区西新宿3-6-11西新宿KSビル6F
設立 1967年7月
事業内容 太陽光発電モジュールの製造販売ならびに輸出入業務、
太陽光発電モジュールに関する企画・研究・開発業務
太陽光発電設備の販売および設置に関する業務
太陽光などによる発電事業およびその管理、運営ならびに電気の売買に関する業務
太陽光発電所の企画・設計ならびに販売に関する業務
代表取締役 山本 豊
資本金 4億5000万円
URL http://www.suntech-power.co.jp/

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