ニュースリリース

日通、アジアにおけるロジスティクス体制を更に強化

2009年1月28日

~マレーシアの新拠点2ヶ所を同時オープン~
ワンストップの体制構築で顧客ニーズに万全の対応

 当社の海外現地法人であるマレーシア日本通運株式会社(社長:重松秀明)は、昨年11月、マレーシア最大の工業団地であるShah Alam地区に「ブキ・ジェラトン倉庫」と、マレーシア第二の産業都市であるジョホール地区に「PTP倉庫」をそれぞれオープンいたしました。

 ブキ・ジェラトン倉庫はマレーシアの首都クアラルンプールとケラン港の中間に位置する同国最大の工業団地Shah Alam地区に立地しております。当倉庫はマレーシア半島の南北を貫く高速道路から至近距離にあり、クアラルンプール国際空港、ケラン港はもとより半島主要都市にも良いアクセスを誇ります。とりわけ、同国最大のマーケットであるクアラルンプールへは車で約30分の距離であり、国内市場対応を目論むお客様にとっては輸入貨物の保管、配送拠点として最適のロケーションです。従来、当地域では同社のポートケラン支店が港湾地区に倉庫を設置、運営を行ってまいりましたが、今般輸送モードに捉われない効率的な物流体制を構築するために、マレーシア国内での配送体制を重視したロケーションへ移転を行うものです。

 一方、PTP倉庫は、2000年に開港したマレーシア南部の物流玄関口であるタンジュン・ペラパス港(PTP、Port of Tanjung Pelepas)の保税地域に立地しています。港に直結し迅速な輸出入手続きが可能なほか、隣接するシンガポールを始め、セナイ空港地区、さらにはクアラルンプール、ケラン港へのアクセスも良好です。また、同倉庫には海運貨物の他、航空貨物、陸上輸送、倉庫、引越しの各機能を持たせ、ワンストップサービスを可能としました。加えて、同倉庫は、保税地域に位置することから非居住者の貨物取り扱いが可能です。近隣国と比して低廉なコストを享受しつつ、マレーシア随一のコンテナ港であるタンジュン・ペラパス港の機能を十分に活用した輸出ハブ機能を有する倉庫としてお客様のご要望に応えてまいります。
 PTP倉庫のオープンにより、マレーシア日通は従来のジョホール港内倉庫と併せ、ジョホールに位置する二大港双方のフリーゾーンに拠点を有する事になりました。いずれの施設も当社のグローバル在庫管理システムであるREWARDSが導入されており、貨物の保管場所に捉われない一括管理が可能となっております。
 当社では、マレーシア南部における施設展開と従来のシンガポール施設を併せて活用することにより、当該地域におけるお客様の様々なロジスティクスニーズに応えてまいります。

以上

【施設概要】    
1.名称   マレーシア日本通運株式会社ポートケラン海運支店ブキ・ジェラトン倉庫
2.英文名   Nippon Express (Malaysia) Sdn. Bhd.
Port Klang Ocean Cargo Branch, Bukit Jelutong Warehouse
3.所在地   No.5, Jalan Bumbung U8/90, Section U8,Bukit Jeluton 40150
Shah Alam, Selangor Darul Ehsan
4.倉庫面積   27,871m2(事務所含む)
5.構造・階数   鉄骨造1階建て
6.主な仕様   高床ホーム式
接車バース数36台分
ドックレベラー24基
     
1.名称   マレーシア日本通運 ジョホール・バル支店PTP倉庫
2.英文名   Nippon Express (Malaysia) Sdn. Bhd.
Johor Bahru Branch, PTP Warehouse
3.所在地   Plot D8, Distripark A, Pelepas Free Zone,
Port of Tanjung Pelepas, Gelang Patah, Johor Darul Takzi
4.倉庫面積   15,886m2(事務所含む)
5.構造・階数   鉄筋コンクリート造り1階建て(事務所部分のみ2階建て)
6.主な仕様   高床ホーム式
接車バース数21台分
ドッグレベラー21基