ニュースリリース

日通、ベトナムで総合ロジスティクスサービスを強化-日系初の自社CFSを稼動-

2009年12月11日

-日系初の自社CFSを稼動-

 当社の現地法人ベトナム日本通運株式会社(社長:白井正和)は、ベトナムでは初めてとなる日系物流企業名義でのCFSライセンスを取得、12月14日よりハノイ市クアンミン工業団地にて、CFS機能を持った新たな自社拠点「ベトナム日通ハノイ支店クアンミン倉庫」を開設することになりました。

 ベトナム北部には、ハノイ近郊の工業団地を中心に現在約370社の日系企業が進出していますが、その多くは輸出加工型の企業で、完成品や生産部品はハイフォン港から欧米、アジア各地へと輸出されています。従来、海上輸出貨物を取り扱うCFS倉庫は港湾地区に集中していた為、輸出者はハノイ近郊からハイフォン港まで貨物を自身で手配して輸送しなければなりませんでした。今回、クアンミン倉庫のCFSライセンス取得により、それまでハイフォン港で行っていたCFS倉庫業務をハノイ市内の当社倉庫で行えるため、お客様にとっての利便性・安全性が高まります。

 ベトナム日通は2000年7月に設立され、航空・海運フォワーディングや海外引越を中心として事業展開してまいりました。今般のCFSライセンス取得でCFS倉庫・保税倉庫・一般倉庫の機能が一つに集約できることから、海上輸出貨物のNVOCCサービスや、アジア域内への輸出混載トラックサービスが可能となり、輸出加工型企業からベトナム内販型企業まで幅広いお客様ニーズに対応する高品質なサービスを自社で一貫して提供できる体制が整います。

 クアンミン工業団地は、ハノイ市中から車で約30分、ノイバイ国際空港にも約15分と、ハノイ近郊に展開する日系企業にとって好立地となっています。また、中国との国境へのアクセスも容易であり、当社が進める上海-シンガポール間を結ぶ陸路輸送サービス「SS7000」におけるベトナム北部の中継拠点として、中越・タイ越間の定期混載  トラックサービスでのCFS倉庫にも活用します。倉庫には、当社の倉庫管理情報システムである「REWARDS」を導入し、VMI(ベンダーマネイジドインベントリー)、JIT(ジャストインタイム)等の高度なSCMにも対応出来るサービスをお客様に提供してまいります。

以上

【施設概要】
名称 ベトナム日通ハノイ支店クアンミン倉庫
Nippon Express (Vietnam) Co., Ltd. Quang Minh Bonded & CFS Warehouse
住所 Plot 38B, Quang Minh Industrial Park, Melinh, Hanoi
倉庫面積 6,480m2(内、CFS1,000m2、保税倉庫2,230m2、一般倉庫3,250m2
機能 CFS、保税倉庫、一般倉庫
業務開始 2009年12月14日
日通、ベトナムで総合ロジスティクスサービスを強化-日系初の自社CFSを稼動-

日通、ベトナムで総合ロジスティクスサービスを強化-日系初の自社CFSを稼動-