2015年6月16日
～中国国内の自動車関連物流拡大に向け、中国自動車メーカー・奇瑞グループ出資会社と6月1日に戦略的提携協議書を締結～
当社の現地法人、日通国際物流（中国）有限公司（社長：松尾純利）は、日本通運・東アジアブロック地域総括傘下の中国国内法人を代表する形で、中国の大手自動車メーカー・奇瑞控股有限公司など中国系企業が出資する中世国際物流有限公司と、6月1日に戦略的提携協議書を締結しました。
これにより、両社は中国国内自動車物流市場を共同開発し、特に外資系メーカー以外の物流案件についても、これまで以上に積極的に取り組みます。
中世国際物流有限公司は、本社を置く中国安徽省蕪湖市を始め国内に17拠点を構え、奇瑞汽車グループのほか複数の自動車メーカーの部品保管・配送業務や、完成車輸送などを行っています。
奇瑞控股有限公司は、中国国内4カ所に生産拠点を持ち、主に小型車やスポーツタイプの多目的車（SUV）を生産しています。2014年の販売台数実績は約50万台（第9位）、そのうち輸出台数は10万台で、12年連続で首位となっています。また、ジャガーランドローバー社との合弁事業など、外資との提携を通じてブランドイメージの向上を進めています。
（調印式の写真）
自動車生産台数で6年連続で米国を上回り、世界最大の自動車生産国である中国では、日系乗用車の販売シェアが下落する一方、中間所得層を中心に多目的車（SUV）や小型車の販売シェアが拡大するなど、大きな変化が続いております。
当社は、今回の戦略的提携により、これまで華南日通国際物流（深圳 ）有限公司を中心に中国で培ってきた自動車部品調達物流のノウハウを最大限に生かし、自動車関連物流の一層のサービス拡充に努めてまいります。
以上
