ニュースリリース

日通、業界で初めての博多発・香港向け「海上冷凍混載輸送サービス」を開始

2015年9月30日

~9月15日(火)から販売開始、九州の食材を香港へ~

 当社は、博多発・香港向け海上冷凍混載輸送サービスを9月15日から発売しました。当社発着一貫オペレーションのもと、コンテナ一本に満たない量の冷凍貨物を、博多から香港まで12日間で運ぶ海上輸送サービスです。
 冷凍貨物の博多港発・香港向けの混載輸送は、業界で初めて、となります。九州地方のおいしい食材を、少量から低コストで香港にお届けすることが可能となりました。

【開発の経緯】

 従来、九州・中国地方から香港へ少量の冷凍貨物を輸送する場合には、以下の方法しかありませんでした。

  1. 関西や関東へ輸送し、混載サービスを利用
  2. 航空便を利用する
  3. 余剰スペースは多いが、やむを得ずコンテナ一本を自社だけで使用する

(1)の場合は九州・中国から関東・関西までの国内輸送コストと輸送日数がかかること、(2)、(3)は運賃が高額になること、の問題がありました。

【サービスの特長】

  • 持込に要する日数および費用を除いても、東京発に比べ輸送日数で△1日、コストで10%以上減(当社試算。)
  • 定期輸送により、日本国内のCFS(※1)持込費用だけでなく、香港での在庫コストも削減可能。
  • 損害保険ジャパン日本興亜と開発した食品専用貨物保険を用意。輸送中の損害だけでなく、品質劣化による損傷や輸入国での処分などによって発生する各種追加費用についても補償。

【ターゲットとする貨物】

九州地方、中国地方の冷凍海産物、畜産品およびそれらの加工品、冷凍菓子など

【サービス概要】

  • スケジュール
    隔週土曜日出港 水曜日CFS持ち込み締め切り、翌々週月曜から引取り可能
  • 設定温度 : -20℃
  • 発地費用(博多CFS⇒香港CFSまで)
  海上運賃(保険料含まず) @300米ドル/RT※2
  CFSチャージ @16,000円/RT
  BL FEE @2,000円/BL※3
  • 博多港搬入先(博多CFS)
  名称 株式会社ニチレイ・ロジスティクス九州 箱崎埠頭物流センター
  住所 福岡県福岡市東区箱崎ふ頭5-9-42
※1 CFS ・・・ 「コンテナ フレイト ステーション」、の略。輸出される荷物の荷受、仕分け、コンテナ詰めを行う場所のこと。
※2 RT ・・・ 「レベニュートン」、の略。実重量または容積換算重量(1立方メートルを1トンとして換算)、のいずれか大きな方を適用して計算する。
※3 BL ・・・ 「ビル オブ レイディング」、の略。船荷証券とも言い、船会社と荷主の間で取り交わす、貨物引き受けの証明書。

以上