ニュースリリース

日通、アジア側の空港を利用したトルコ向け航空混載輸送サービスを開始

~サビハギョクチェン空港を利用、工業地区への配達時間を短縮~

 当社は、日本発トルコ・イスタンブール向けの航空混載サービスとして、同国アジア側に位置するサビハギョクチェン国際空港を利用した、「ANADOLU(アナドル) EXPRESS(エクスプレス)」を9月からサービスラインアップに追加しました。

【サービスの特長】

  1. 空港到着以降のリードタイム短縮を実現
    多くの製造業は、ボスポラス海峡を挟んでアジア側に拠点を構えていますが、通常のトルコ向け国際航空貨物は、ヨーロッパ側に位置するアタチュルク国際空港に到着します。当サービスは、アジア側のサビハギョクチェン国際空港に貨物を到着させることで、ボスポラス海峡周辺の慢性的な渋滞を回避し、配達にかかる時間を最短で1日短縮します。
  2. トルコ側の配達費用を軽減
    サビハギョクチェン国際空港を利用することで、空港到着以降の距離を短縮し、配達費用をおよそ20%程度削減することが可能になります。
  3. BCPの一つとしても有効
    2016年6月に発生したアタチュルク国際空港での爆破テロ発生時には、同空港向けの直行便貨物が数日間受託停止になりましたが、当サービスによって緊急貨物の納期内輸送を実現しました。当サービスは有事の際、代替プランとしてもご利用頂けます。
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【輸送スケジュール】

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【商品開発の背景】

 アジア・欧州の結節点に位置するトルコには、自動車産業や医療機器製造業を中心に、日系企業をはじめ世界各国のメーカーが進出しており、今後も多くの企業の進出が見込まれます。

 しかし、トルコではボスポラス海峡周辺を中心に交通渋滞が慢性的に発生しており、空港到着以降の配達の定時制が保てないという課題がありました。当社は緊急輸送や安定した輸送スケジュールを希望するお客様の要望に応えるため、サビハギョクチェン国際空港を利用する航空混載サービス「ANADOLU EXPRESS」の販売を開始しました。

 当社は、今後も世界各地において多様化する物流ニーズにお応えし、お客様のサプライチェーンをサポートいたします。