ニュースリリース

日通、福岡県・箱崎定温物流センターでハラール認証を取得

~国内では2拠点目・南アジアに向けた戦略拠点~

 当社は、3月29日(水)、福岡市東区の福岡海運支店・箱崎定温物流センター内の一部に対して、日本ハラール協会(以下、JHA)から日本国内で2拠点目となる倉庫に関するハラール認証を取得しました。

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(拠点の外観)

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(ハラール専用スペース入口)

【取得の背景】

 博多港は農水産物の豊富な九州地方の玄関口であり、ハラール製品の主な消費地である南アジアに対する海上輸送の好適地です。箱崎定温物流センターは、同港の国際コンテナターミナルに近接し、海上輸送によるハラール製品、特に食品を主とした定温管理を要する商品に適した設備を有しています。

【当社のハラール物流への取り組み】

 当社は、2014年12月、マレーシア日通が同国政府のハラール認証機関にあたる、JAKIMから、ハラール輸送認証(MS2400-1)を取得しました。翌年6月には、世界最大のハラール機内食メーカーである「ブラヒム社」と業務提携契約を締結、全日本空輸(株)殿へ納品するハラール機内食の日本への輸送を担当しました。
 また、2016年2月には日本国内における倉庫及び輸送に関するハラール認証を取得しました。国内輸送用には、ハラール専用のカゴ付台車を東京、博多の拠点にそれぞれ20本ずつ備えているほか、本年3月には国内で初めて、宗教洗浄※を行った鉄道コンテナによるハラール製品の輸送を行いました。

【拠点の概要】
所在地 福岡市東区箱崎ふ頭1-8-22
建物 箱崎定温物流センター 2棟15倉 総床面積12,028m2
うち定温倉庫5倉(1,643m2)は、室温1~20℃、湿度40~99%の範囲で設定可能
認証エリア 定温1階部分のうち、147m2(47坪)

【今後の取扱見通し】

 国内流通用、海外向けの小麦粉等の取扱いに向けて取り組んでおり、製粉業界、商社等からも問い合わせを頂いております。

 当社は、日本をはじめ、世界各国のハラール製品供給国と海外のイスラム諸国を繋ぐ、グローバルなハラールロジスティクスネットワークを整備し、ますます成長するイスラム市場へ進出するお客様のサプライチェーンをサポートします。

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(日本通運のハラール物流ロゴ)
日本通運は、ハラール物流を実施している象徴としてロゴマークを作成しました。
ハラール貨物の識別や、お客様への認知活動に使用いたします。