ニュースリリース

日通、グループ企業の「資金の見える化」をクラウドで実現

~グローバル経営に向けた財務ガバナンスとダッシュボード機能を強化~

 当社は、この度、株式会社三菱UFJ銀行(頭取:三毛兼承、以下 三菱UFJ銀行)が提供する銀行システム接続サービス「GPH(グローバル・ペイメント・ハブ)*1」および、株式会社SXF(社長:岩下英明、以下 SXF)が提供するグローバル財務管理の業務最適化クラウドプラットフォーム「finect(フィネクト)*2」を導入し、2020年1月から三菱UFJ銀行とEDI連携した資金管理システムの稼働を開始しました。本取り組みにより当社は、コーポレートガバナンスコードに沿った財務ガバナンスの強化ならびにグローバル財務管理の根幹となる「グローバル資金の見える化」を実現しました。

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 当社は、2019年4月からスタートした「日通グループ経営計画2023『非連続な成長~Dynamic Growth~』」において、創立100周年に向けての長期ビジョンとして「グローバル市場で存在感を持つロジスティクスカンパニー」を目指し、長期ビジョン実現のための取り組みとして、「持続的成長と企業価値向上のためのESG経営の確立」を掲げています。また、持続的な企業価値向上を支える仕組みの構築のためのグローバルガバナンスの進化により、グループ内資産の最大限の活用とグループ一体でのマネジメントを実現し、日本通運グループとして創出する価値の最大化を目指しています。

 当社事業の基盤となる会計システムにおいても、IFRSへの移行、連結納税制度の導入、グローバル経理システムの導入といった諸施策を検討していますが、それら諸施策推進の基本となる「グローバル資金の見える化」は、当社にとって喫緊の課題でした。

 この度、取引銀行の一つである三菱UFJ銀行が提供するGPHと、SXFが提供するfinectを採用し、国内外のグループ会社を対象とした資金管理システムを導入することにより、各社の保有口座の残高や入出金明細といったトランザクションデータを、本社が日次で把握することが可能となります。今後当社は、他の金融機関とも同様のEDI接続を進め、さらなる「資金の見える化」を展開してまいります。

【「資金の見える化」による財務基盤高度化の実現効果】

〇財務基盤の強化

〇財務体質の強化

〇当社グループ全体での資金管理の高度化

〇グローバルでの銀行取引の集中管理