日通野球部 最新情報

7、8回猛攻の逆転劇 6年ぶりに初戦を突破!

第87回都市対抗野球大会
2016年7月20日(水)東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
さいたま市・日本通運 0 1 0 0 0 0 2 3 0 6
福岡市・西部ガス 0 0 0 0 1 1 1 0 0 3

スコアボード詳細

マッチリポート

南関東第一代表として臨む第87回都市対抗野球。ホンダから多幡雄一内野手、小手川喜常外野手、西銘生悟内野手の3人が補強選手としてチームに加わったことで、今シーズン好調の打線がさらに厚みを増して大会を迎えた。
日通の先発はエース髙山。首の故障のため6月の北海道大会での登板機会はなかったが、大事な初戦のマウンドを託されるほど体調は万全。西部ガスは、九州三菱自動車からの補強選手である有吉投手が先発。息詰まる初戦、日通は2回表、先頭打者の4番・北川が1-1からの3球目、真ん中高めの甘いストレートをライトスタンドに運ぶ先制ホームランを放つ。その後1-0のまま膠着状態が続いたが、髙山は5回裏2死2塁からタイムリーを許し、同点とされる。6回からマウンドに上がった2番手・阿部は、ワイルドピッチで1-2と逆転されてしまう。追いかける展開となった日通は、直後の7回表、2死2塁から8番・西銘のライト線タイムリーで同点とすると、西部ガス2番手・今村投手の代わりばなの初球を1番・大谷がセンター前にはじき返し、3-2と試合をひっくり返す。これで流れは日通かと思われたが、3番手・渡辺は西部ガスに3本のヒットを許し、7回裏に再び追いつかれてしまう。
試合の明暗を分けたのは8回表、3番・多幡のヒットを足掛かりに、代打・藤嶋のツーベースで1死2、3塁のチャンス。6番・大槻の打席のパスボールで1点勝ち越し。気落ちした相手から大槻はライトフェンス直撃のタイムリーを放ち1点を追加。さらに8番・西銘のセンター前ヒットで6-3とリードを広げると、3番手の渡辺は8、9回を三者凡退に打ち取りゲームセット。両チーム合わせて23安打の打撃戦を制し、日通は2回戦進出を決めた。

コメント

藪宏明監督

都市対抗の初戦を勝てたのは6年ぶりです。北川の先制ホームランで1-0にしましたが、このまま終わるはずはないと思ってました。5回に1-1の同点、6回にワイルドピッチで1-2に逆転という展開になって、「またこのまま負けてしまうのか?」という思いが頭をよぎりました。7回表、西銘(ホンダからの補強選手)がツーアウトからライト線にタイムリーを打って同点にしてくれました。あの1点でチームは息を吹き返して、大谷の逆転タイムリーにつながったと思います。その裏また同点にされましたが、8回、多幡(ホンダからの補強選手)が出塁したら藤嶋を代打に送ると決めていたので、多幡のヒットのあと、藤嶋が期待に応えてツーベースでチャンスを広げてくれたことが大きかったです。1死2、3塁からパスボールで1点勝ち越して、さらに大槻がタイムリーでダメ押し、よく打ってくれたと思いますね。初戦を勝利できたことは、素直にうれしいです。しかしウチの3本柱が投げたにもかかわらず、少し打たれ過ぎました。初戦を戦う緊張があったとは思いますが、次の試合は日通らしい野球で、守り勝ちたいと思います。

北川利生選手(2回表、先制ホームラン)

最初の打席のホームラン以外、チャンスであまりいい仕事ができませんでした。ホームランの打席は2回の先頭打者だったので、後ろに繋ぐバッティングをしようと思っていました。2球続けてスライダーだったので、変化球への意識を残しながら、真っすぐを待っていました。少し差し込まれましたけど、右手を押し込んで右方向に強い打球を打つことができました。ホームランを狙ったわけではないですが、先制できてよかったです。

髙山亮太投手(先発、5イニング1失点)

北海道大会は怪我で投げられなかったのに、都市対抗の初戦のマウンドに上げてもらうことができて、本当に感謝しています。コースいっぱいのボールがストライクになっていたので見逃し三振が多く取れて、マウンドではいつもより楽に投げることができました。去年は立ち上がりで失点してしまったので、今年は相手に先制されないことを意識しながら、シングルヒットはオッケーという感覚で投げてました。シングル7本で1失点は上出来です。塁を埋められても長打を打たせないピッチングが自分の持ち味ですから、先発ピッチャーの仕事はできたと思います。

渡辺圭投手(3番手、勝利投手)

変化球のコントロールがいつもより良くて、ストライクが先行したんですが、逆にボールがストライクゾーンに集まってしまい、代わったばかりの7回はヒットを打たれてしまいました。8回に打線が3点取ってくれたので、8、9回は楽に投げることができました。次に登板するときはもう少しボールを散らしていきます。緊張していないつもりでも、やはりどこかいつもと違う雰囲気に飲まれていたんだと思います。

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