日通野球部 最新情報

予選を2勝1敗で勝ち越すもタイブレークを落とし決勝トーナメント進出ならず

第40回JABA日立市長杯選抜野球大会
2017年4月14日~18日 日立市市民運動公園野球場・日立製作所会瀬球場

2017年4月15日(土) 日立製作所会瀬球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 1 2 1 1 0 1 1 0 7
新日鐵住金東海REX 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2

2017年4月16日(日) 日立製作所会瀬球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
日本通運 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
JX-ENEOS 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

(大会規定により10回からタイブレーク)

2017年4月17日(月) 日立市市民運動公園野球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
宮崎梅田学園 3 0 0 0 0 2 1 0 0 6
日本通運 0 0 0 6 0 4 0 2 × 12

スコアボード詳細

マッチリポート

昨年の社会人野球日本選手権の決勝戦から5か月が過ぎ、9人の新人選手(投手5人、野手4人)を加えた新たなチームで、今シーズンの公式戦に臨んだ。
初戦は新日鐵住金東海REX、日通の先発はエース髙山。2回表、8番・木南の先制タイムリー、3回関本の2点タイムリーで試合を優位に進めるが、髙山は2回と3回、先頭打者に長打を許し2失点。2回1/3で二番手・庄司にマウンドを譲る。しかし庄司が4回2死後、四球、ヒット、四球で満塁のピンチを招くと、藪監督は井口をマウンドへ。井口は期待に応え空振り三振でピンチを救うと、試合の流れは日通へ。5回には北川にホームラン、7回に関本、8回に大谷のタイムリーが飛び出し、9回は相馬が3人で抑え7-2でゲームセット。
1勝同士の対戦となった第2戦、日通の先発は阿部、JX-ENEOSはエース柏原。序盤から緊迫した投手戦となり、日通は6回が終わってわずか2安打、しかし阿部も許したヒットは5安打と一歩も譲らない。7回、先頭打者の2番・浦部は左中間にツーベース、これを3番・藤嶋がバントで送り1死3塁のチャンス。しかし4番・北川は三振、5番・大槻も3塁ゴロに倒れた。試合は9回を終わって0-0、タイブレーク(1死満塁からプレー開始)に突入し、日通は北川が打席に入ったが、その初球、インコースのボールにバットを折られ6-4-3のダブルプレー。その裏、9回からマウンドに上がった井口は、この日3安打の4番・山田に初球を三遊間に弾き返され、横っ飛びの北川のグラブも届かず0-1サヨナラ負けとなった。
第3戦は宮崎梅田学園戦。日通の先発はアンダースローの和田。しかし和田は期待に応えられず初回に4安打を浴びいきなりの3失点。しかし日通は4回、二つの押し出し四球と、浦部、関本の2点タイムリーでこの回6点を奪い逆転。6回、1点差に詰め寄られるものの、その裏、関本のスリーランなどで突き放し、相手の追撃を振り切った。
予選を2勝1敗と勝ち越したが、同グループのJX-ENEOSが3連勝したため、決勝トーナメント進出は果たせなかった。

コメント

藪宏明監督

今シーズンの公式戦初戦となった新日鐵住金東海REX戦は、昨年とは違ってショート大谷、サード北川で臨みました。慣れないポジションで選手はまだ手探りだと思いますが、バッティングでは結果を残してくれましたから、心配はしていません。一番の収穫は、3番手でマウンドに上がった井口の仕上がりです。先発の髙山が珍しく本調子でなかったので、序盤はゲームが拮抗しましたが、4回裏の2死満塁のピンチを三振に抑えてからは、ゲームの流れを作ってくれました。
第2戦のJX-ENEOS戦では、予想通り投手戦の展開になりました。相手先発の柏原投手はエースですから簡単に点は取れないと思ってました。うちの阿部も、低めにボールを集めて長打を許さないピッチングが光りました。7回の1死3塁のワンチャンスをものにできなかったのが最後まで響きました。
第3戦の宮崎梅田学園戦、初対戦のチームですがバッティングがいいという情報は入っていました。うちの4人のピッチャーが打たれた15安打は、相手を見くびったわけではなく、ボールが来ていないということです。8回の無死満塁のピンチでは、10-6で4点差ありましたが、同点も覚悟しました。髙山がクリーンアップを三振、三振、サードゴロで抑えて、相手に傾きかけた流れを断ち切ってくれました。

井口拓皓投手のコメント(東海REX戦、4回1/3無失点)

春先から調子はいいです。この大会では先発もあるかなと準備してきました。3番手で登板して2死満塁のピンチを抑え、4イニングをゼロで投げられたので、今日の時点では良しとします。会瀬球場はブルペンのマウンドが高くて、グラウンドのマウンドが低いという違和感はありましたが、点差をもらってましたし、コースを狙うというよりはゾーンで勝負しました。髙山さんが点を取られた後、3人の投手で追加点を与えず勝てたことは大きかったと思います。

大谷昇吾選手のコメント(東海REX戦、3安打2打点)

ショートの守備は高校生以来ですが、社会人の打球はレベルが違うし、サードより左右の守備範囲が広いので、公式戦の初戦ということも重なって緊張感はハンパなかったです。「日通の野球は守りから」ですから、足を引っ張らないプレーを心がけました。その反動もあってバッティングではヒット3本と犠牲フライで、1番バッターとしての仕事はできたと思います。

関本憲太郎選手のコメント(東海REX戦、3打点)

去年は打点王を取ることができましたが、今シーズンもチャンスでの1本にこだわるバッティングを続けていきたいと思います。追い求めるのはチームの勝利に貢献する打点、試合の流れを変える打点なので、今よりももっとチームに信頼されるバッターになるつもりです。

北川利生選手のコメント(東海REX戦、2安打1ホームラン)

昨年の秋からサードにコンバートされました。学生時代を通じて初めてのポジションなので、必死に練習しています。ゴロをさばくたびに「シャアッ!」と声を出して自分に気合を入れてました(笑)が、守備のプレッシャーに負けず、今年も公式戦の初戦でホームランが打ててよかったです。

木南了捕手のコメント(東海REX戦、3安打1打点)

いつも通り守備重視でしたが、2回に先制タイムリーが打てたことで、自分もチームも乗っていくことができました。2塁の盗塁阻止はもちろんですが、1塁ランナーの飛び出しも積極的に刺せる準備をして、アグレッシブな守備で相手にプレッシャーを与えたいと思います。

浦部剛主将のコメント(JX-ENEOS戦、ツーベース)

ささいなプレーにでも選手は自分の100パーセントを出し切れるか、その連続が試合の結果につながると思うんです。自分は走塁でも相手の守備を弾き飛ばすつもりでスライディングしますし、タッチするときでも相手がベースから離れるぐらい強くタッチしてアウトを奪うようにしています。言われてやるのではなく、勝ちに執着すれば、おのずとそいうプレーがにじみ出てきます。すべての局面で自分が相手に勝ることをイメージして、その先の勝利につなげるというチームにしていきたいと思います。

阿部良亮投手のコメント(JX-ENEOS戦先発、8回無失点)

相手バッターは序盤からツーシームに狙いを絞ってきているように感じました。ストレートはコースを狙ってファールを打たせ、変化球の緩急で勝負しようと木南と話し合いながら組み立てました。しぶとく引っ付いてくるバッターばかりでしたが、ヒットを8本打たれながら無失点に抑えたのは自信になりました。

飛ケ谷和貴選手のコメント(梅田学園戦、2安打1打点)

今までは自分のことで精いっぱいでしたが、今年は大槻さんや浦部さんの声を聴いているのではなく、自分もピッチャーや野手に声を出し続けて、試合の先の流れを考えてプレーすることを心がけています。自分も4年目の選手として、大人の階段をのぼったんでしょうか(笑)。春先からバッティングの調子はいいので、タイムリーが打ててよかったです!

和田悠佑投手のコメント(梅田学園戦、先発)

オープン戦ではあまり打たれてなかったので、公式戦での登板を楽しみにしていました。マウンドで緊張することはなかったんですが、アドレナリンが出すぎて、ボールが真ん中に集まってしまいました。高めのストレートで三振を取るのが自分の持ち味なので、次は勝利投手になれるよう頑張りたいです。

庄司拓哉投手のコメント(梅田学園、2番手)

ツーアウトを取ってからフォアボールを出してしまったり、ヒットのあとにフォアボールを出してランナーをためてしまう場面がありました。自分で自分を苦しめるピッチングにならないよう、次の登板までにしっかり修正したいと思います。

髙山亮太投手のコメント(梅田学園戦、4番手)

キャンプからずっと調子は良かったんですが、東海REX戦の先発でも、低めはワンバウンドになり、コースを狙うと内に入って長打を打たれるという、自分でも信じられない内容でした。ここ数年、こんな経験をしたことがないのですが、いい時があれば悪いときもあると素直に受け止めて、ここから立て直していきたいです。8回の無死満塁の場面では、自分で出したランナーですし、絶対ゼロに抑えるという気持ちを前面に出して、火事場の馬鹿力を出しました(笑)。

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