日通野球部 最新情報

日本ハムより3位に指名していただきました。いま少しずつ実感がわいてきているところです。厳しい世界だと思いますが、意思と覚悟をもってプロの世界に飛び込んでいきたいです。
日通野球部では、マウンド上での精神力、コントロールなどが成長したと実感していますし、自信になりました。日本ハムの選手だった武田さんがコーチ兼任投手として日通に復帰されたので、コントロールの重要性から、マウンドでの立ち姿に至るまで、いろいろな面で指導していただきました。
また、監督コーチから選手、スタッフまで全員で一丸になる野球、最後まで勝利に向かい、どんなカタチでも勝ちにこだわる野球の重要性を学びました。会社の支援、応援いただいた社員の皆さまにも心から感謝しています。
1年目は抑えとして、2年目の今年は先発で投げさせていただきました。プロではやはり先発にこだわっていきたいですが、どこを任されても期待に応えられる存在になりたいです。
合同自主トレから気合入れて、即戦力として開幕一軍に入ることが当面の目標です。将来は武田さんのような投手になりたいと思います。

日本ハムに生田目を指名していただき感謝しています。スカウトの皆さまにもお世話になりました。もちろん日通野球部の戦力として生田目がいなくなるのは痛手ですが、生田目がプロで活躍することが選手たちの励みになればいいと思います。
生田目は、本来であれば大学卒業のときにドラフト指名を受けるレベルの選手でしたが、肩の故障で若干不安な面があったので、日通に入社しました。私たちとしては試合出場を急がず、けがのもとになった投球フォームの矯正と、その後のフォーム固めを徹底しました。当初思っていたよりもけがの回復が早まったため、その夏の都市対抗野球の1回戦から、1回限定で投げさせてみました。1回戦、準決勝と2度の抑え役を見事に果たし、その活躍もあって準優勝することができました。1年目に無理をせず、投手コーチの黒澤とじっくり調整したことが、今季の活躍につながったと思います。

10月25日のドラフト会議で生田目君を3位指名させていただきました。今日は指名のご挨拶に伺い、仮契約の許可をいただきましたので、これから交渉に入っていくことになります。大切な選手をお預かりする責任があると思っていますので、しっかりサポートしていきます。
生田目君は大学時代に150キロのストレートを投げる魅力ある投手でしたが、体に負担がかかり、故障につながってしまいました。藪監督のお話のとおり、日通での1年目の過ごし方がよかったと思います。都市対抗でプレーを見たとき、藪監督と黒澤コーチの育成のカタチが見えました。2年目の今年は、先発もできることを証明しています。速球で押すだけでなく、力を抜いて、ギアチェンジもできる投手として成長しているという評価です。
生田目君のいちばんの魅力は、スイッチが入ったとき、気迫がみなぎって相手を上回るような投球を見せてくれるところです。技術だけではなく、プロ野球選手としてそこが必要なポイントです。今季、われわれは柳田選手（ソフトバンク）、山川選手（埼玉西武）といった相手の主力打者に打ち込まれています。生田目君のスイッチが入ったときの投球に期待しています。
実際の起用法は栗山監督以下、現場が決めることですが、スカウトとしては、生田目君はクイック（モーションでの投球）ができるところに特徴があり、先発、中継ぎ、抑えのどこでもやっていけると思います。
今回のドラフト会議で、われわれが指名させていただいた選手のほとんどが高校生で、社会人は生田目君だけです。彼の立場はほかのドラフト選手と違うと思っていますので、即戦力としての活躍を期待しています。