日通野球部 最新情報

釘宮が8回2失点の好投、四番・北川4打点。投打ががっちりと噛み合い1回戦を突破

第45回社会人野球日本選手権大会
2019年10月27日(日)京セラドーム大阪

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
七十七銀行 0 0 1 0 0 1 0 0 0 2
日本通運 4 0 2 3 1 0 0 1 × 11

スコアボード詳細

マッチリポート

社会人野球の単独チーム日本一を決める第45回社会人野球日本選手権大会が10月25日に京セラドーム大阪で開幕し、日通(ベーブルース杯優勝)は27日第3試合で、七十七銀行(東北地区代表)との初戦を迎えた。

日通の先発は新人・釘宮光希で、初回に2アウトから内野安打でランナーを出したが、続くバッターをショートゴロに打ち取り、初回を無失点で終えた。その後もストレートを軸に、スプリット、シンカーなどを要所で投げ分け、相手にまったく的を絞らせなかった。3回に2アウトから連打で1失点、6回にも2アウトからソロホームランで1失点したが、安定感あるピッチングで8回を6安打2失点、無四球で投げ抜いて勝利投手となった。

打撃陣も効果的に得点を重ねた。大きかったのは初回2アウトから飛び出した4番・北川利生の2ランホームランで、日通はこれで一気に勢いに乗った。続いてふたつの四球の後、7番・森松裕次郎がランナー2人を返すスリーベースヒットを放ち、早々に4点をリードした。3回にも2アウトから6番・浦部剛史が四球で出塁すると、すぐさま盗塁に成功。ここから7番・森松、8番・高橋俊、9番・木南了が3連打して6-0とした。

この日の釘宮光希のピッチングを考えると十分なリードだったが、攻撃の手を緩めずに4回にも死球、相手エラーでチャンスを掴み、犠牲フライ、タイムリーヒットで3点を追加。5回にも1点を奪い、この時点で10-1として相手に反撃の余地を与えなかった。

その後、お互いに1点ずつを奪って11-2で試合は終了。投げては釘宮光希-和田悠佑のリレーで7安打2失点。打っては先発全員安打となる14安打で11得点。投打ががっちりと噛み合った野球で、まずは1回戦を突破した。

コメント

藪宏明監督のコメント

初戦は難しく、接戦になると考えていました。初回に北川がよく打ってくれて、あれで勢いが生まれました。(初戦で敗退した)都市対抗のときは主将の浦部が負傷しているなど、マイナスな要素があって悔しい負け方をしていました。なんとかやり返したい気持ちでしたが、ここ1か月の練習を見ていると選手たちのパフォーマンスがよく、バットがよく振れていたので試合が楽しみでした。都市対抗では野手が打てずに負けましたが、今日は発奮してくれました。相手投手がクイックで投げることを苦手としていたので、積極的に足を使っていきました。選手には「自分のタイミングで走っていいぞ」と指示していました。先発の釘宮は、緊張していたと思いますが普段どおりに投げてくれましたね。特に四死球がなかったのは良かったです。2回戦(31日)はNTT東日本×伏木海陸運送の勝者との対戦になります。どちらが勝ち上がってきてもいいように、もう一度気持ちを引き締めてしっかりと準備します。

北川利生選手(4打数3安打4打点。初回に2ランホームラン)

今大会に一番いい状態で入ることを考えて準備を進めてきました。打てなくなると消極的になって仕掛けられなくなるので、常に積極的に思い切ってバットを振ろうとチーム内で話し合ってきました。ボールを見極めるとか次へ繋ぐとかではなく、一人一人がしっかりとバットを振るという狙いがあり、これが良い結果に繋がりました。もちろん、状況によって、ランナーが3塁にいたり、追い込まれたりしたらバッティングを変えなければいけませんが、基本的には思い切って振ることを大事にしています。今日は2アウトランナー1塁で1打席目がまわってきましたが、ランナーが2塁にいたら確実にタイムリーを狙っていたかもしれません。2アウト1塁だったので割り切って長打を狙っていきました。1回に続いて、3回も2アウトから点を取ることができました。ああいう点の取り方ができるとチームとして強いと思うので、今後も続けたいですね。

釘宮光希投手(8回を6安打無四球で投げ抜き勝利投手に)

今日はコントロールがよく、四死球がなかったのがいちばんよかった点です。特に変化球がいいところに決まりました。ふだんよりもストレートがよくなかったので、困ったときは変化球、というピッチングでした。打線のみなさんが早いうちに大量点を取ってくれて、気持ちの面でも余裕を持って投げることができました。相手の長打に気をつけていたので、6回に本塁打を打たれたのは大きな反省です。できれば完投したかったですが、これからの戦いでも、言われればいつでも行ける準備をしたいです。

浦部剛史選手(野球部主将。3打数2安打2打点の活躍)

初戦はどうしても難しい部分があるのですが、みんながしっかりと準備して今大会を迎えたことで良い戦いができました。新人の釘宮が先発だったので、なんとか投げやすい環境を作ってあげたいと思っていました。6回に2アウトからホームランを打たれたときは、引きずることなく大胆に投げてほしかったので、間合いを取るために声をかけました。釘宮だったらもっともっとレベルの高いピッチングができると思います。
今日は今日で終わりです。おそらく、2回戦にNTT東日本が勝ち上がってきたら、お互いに力を知り尽くしているので、がっぷり四つの試合になると思います。とにかく、勝ちたいです。

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