日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第71回
JABA東京スポニチ大会2016.03.09~12

神宮球場・大田スタジアム・横浜スタジアム

第3戦に逆転負けを喫し決勝トーナメント進出を逃す

VS.大阪ガス

2016年3月10日(木)神宮球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 0 3 0 0 0 0 0 1 4
大阪ガス 0 0 0 0 0 0 0 1 1 2

投手

日本通運
髙山-笛田-井口
大阪ガス
土肥-緒方-飯塚-酒居

本塁打

日本通運
北川(スリーラン)

VS.JR東日本

2016年3月11日(金)大田スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
JR東日本J 1 0 0 0 0 2 0 2 0 5
日本通運 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

投手

日本通運
渡辺-イシャーラ-川端
JR東日本
片山

VS.ジェイプロジェクト

2016年3月12日(土)横浜スタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
ジェイプロジェクト 0 0 0 0 0 5 2 0 0 7
日本通運 0 1 1 3 0 0 0 0 0 5

投手

日本通運
阿部-川端-笛田-渡辺
ジェイプロジェクト
仲野-船木

本塁打

日本通運
北川(ソロ)、浦部(ソロ)、森松(ソロ)
ジェイプロジェクト
三好(スリーラン)

マッチリポート

雨天順延で1日延びた初戦の大阪ガス戦、先発は安定感抜群の髙山がスライド登板。スタメンには、新人の北川が3番に座った。3回、2死から1番・根岸、2番・大谷が連続四球。すると北川は初球を叩き、レフトスタンドに運ぶ先制スリーラン。髙山は7回まで、大阪ガス打線を3安打に抑え無失点。8回から2番手の笛田が1失点。9回は井口が1失点したが、4-2で逃げ切った。
2戦目の相手はJR東日本。日通の先発は渡辺。初回、2死2塁で平凡なサードゴロを大谷が1塁へワンバウンド送球。関本がボールを後逸し失点。6回、渡辺がタイムリーを打たれ、なおも2死満塁のピンチでキャッチャー酒井がパスボール、守りのミスから3点目を献上してしまう。7回から2番手にイシャーラが登板するが8回に3本のヒットを浴び、さらに2失点。打線はJR東日本の先発・片山投手に3安打に抑えられ、完封負けを喫した。
3戦目はジェイプロジェクト。日通の先発は2年目の阿部。成長著しい阿部は、初回を3者連続三振の好調な滑り出し。日通は2回、6番・浦部のタイムリーで先制すると、3回には3番・北川が大会通算2本目となるホームランで1点追加。4回にも、浦部、7番・森松(新人)の連続ソロホームランが飛びだし、5-0とジェイプロジェクトを突き放す。6回に入り、やや球威の衰えた阿部に代わり川端がマウンドへ。すると、川端が2者連続四球のあと2点タイムリーを打たれ、3番手・笛田にスイッチ。しかし笛田はスリーランを浴び、試合は5-5の同点に。ゲームの主導権を奪われた日通は、7回途中から4番手に渡辺をマウンドに送るが、渡辺も3連打を許し2失点。試合をひっくり返されてしまった。4回以降、ジェイプロジェクトの2番手・船木投手に2安打に抑えられゲームセット。リーグ戦は1勝2敗となり、決勝トーナメント進出は果たせなかった。

コメント

藪宏明監督

初戦の大阪ガス戦は絶対に勝たなければいけない試合でしたから髙山を先発させました。相手も同じ気持ちで初戦に臨んだはずですが、髙山が7回までにゲームの流れを作ってくれたことが大きかったです。新人の笛田は内野の守備の乱れで失点しましたが、そのあとのピンチをぴしゃりと抑えてくれたことは収穫でした。最終回、井口が本来のピッチングでなかったことは気がかりですが、初戦を白星で発進できたことは大きかったです。 2戦目のJR東日本戦は、片山君にやられました。片山君が100点満点のピッチングをした場合を想定してミーティングしていましたが、ああいうピッチングをされたら0-0のままタイブレークに持ち込まないと勝機はありません。両サイド、高低ギリギリにボールを散らしてストライクを取り、なおかつ緩急を使われたら、どのチームでも同じ結果になっていたと思います。ただ、ツーストライクに追い込まれるまでは、自分の得意なボールを狙うべきシーンはあったはずです。バッターにはそのことをしっかり伝えたいですね。
3戦目は、完封勝ちしないと決勝トーナメントに進めないことがわかっていました。先発の阿部は、想像以上にいいピッチングでゲームを作ってくれたので、JR戦で好投した川端を6回途中に送り出しました。しかしそこで四球、四球。去年までの悪い面が出てしまいました。満塁になってストライクを取りにいったボールを狙われました。3番手の笛田も2死2、3塁から同点のスリーランを浴びましたが、スタメンのうち6人が1、2年目の選手という、若いチームの脆さが出たと思います。終盤はベンチからの声も出なくなりました。春の大会はチームの課題を見つけたい反面、やはり結果も欲しいのが本音です。1か月後には岡山大会が控えていますから、浦和に戻ってしっかり練習して、選手たちを競わせたいと思います。

髙山亮太投手(大阪ガス戦先発、7回3安打無失点)

去年のシーズンオフから、昔やっていた筋トレを再開して、下半身、上半身を意識して作り直しました。球速はそんなに変わらないと思いますけど、ボールのキレは変わったという実感があります。先発するからにはゲームを作らないといけないと思って、ランナーを出してもゼロで戻ってくる意識だけは変えずにマウンドに上がっています。公式戦の初先発ということで多少緊張してましたが、結果ゼロに抑えることができてホッとしています。

北川利生選手(大阪ガス戦、先制スリーラン)

バッティングには自信がありますが、クリーンナップを任されるにふさわしい結果を出し続けて、チームの中での信頼を勝ち取りたいと思います。自分のいいところは積極性なので、初球からどんどん狙っていきたいです。3回のホームランは、前のバッターが四球、四球だったので、初球は必ずストライクを取りに来ると思って張ってました。

根岸昂平選手

後ろにいいバッターが控えているので、1番という打順はより攻撃的なバッティングができると感じています。2番を打つことが多かった昨年に比べて、2年目の今年は、ツーストライクに追い込まれることが苦にならなくなりました。追い込まれるまでは、長打もあるぞっていうバッティングを意識してますし、ボールを見極めて(四球で)出塁したら脚もあるぞという、相手チームが嫌がる1番バッターとしてアピールしたいです。

大谷昇吾選手(大阪ガス戦、2安打2四球)

新人の北川が3番に入ったことが、自分にはすごく刺激になっています。チーム内の競争を意識するようになりましたが、自分の結果を優先させていた1年目に比べて、チームが勝つために結果を残したいという気持ちが強くなりました。チャンスを作り、チャンスをつなげるバッティングができるバッターになりたいです。

渡辺圭投手(JR東日本戦先発、6回4安打3失点9奪三振)

3失点してしまったので納得はしていません。ただ、外角の変化球のコントロールは良かったと思います。ストレートと同じ腕の振りで、ストライクゾーンからボールになる変化球で勝負できたと思います。自分は三振を取りにいくタイプなので、9つの三振のうち、8つが空振りというのは納得している部分です。ただ、抜けるボールがあった点は修正点ですね。

川端大翔投手(JR東日本戦、3番手)

去年はボールがばらついて自滅するパターンが多かったんですが、変化球でもストレートでもストライクが取れるようになって、ピッチングに余裕ができました。去年はチームのために活躍できませんでしたが、今年は日通には川端がいる、とアピールできるようになりたいです。

樋口智章選手

インタビューを受けるのは2年ぶりになりますが、自分も4年目の中堅選手なので、いつ出番が回ってきても結果が出せる準備をしています。JR東日本の片山投手は素晴らしいピッチャーですが、ベースの幅をいっぱいに使ってストライクゾーンで勝負しているので、バットが当たらないボールではないと思ってベンチで見ていました。1打席の勝負で仕留められる勝負強さでチームに貢献したいと思います。

森松裕次郎選手(ジェイプロジェクト戦、ソロホームラン)

新人の森松です。今日は練習どおりのプレーができるように、野手の連係を終始意識してました。バッティングでは、長打力を活かしてアピールしていきたいです。背番号7番にふさわしい選手になりたいと思います。

木南了捕手(ジェイプロジェクト戦、公式戦初先発)

公式戦初先発でしたが、自分としてはそれほど意識しませんでした。ただ、5点リードしていた試合をひっくり返されて、川端と笛田のいい投球を引き出しきれなかったことで、さあ、試合をひっくり返そう、と率先して声を出すという自分の持ち味が発揮できなかったことは悔いが残ります。

浦部剛史主将

今年は自分よりも歳上の選手が少なくなりました。守備に就く9人の選手の中では、自分が最年長でした。ただ、若いチームだから、勢いだけだとか、脆いとか言われるのは不本意です。チームのキャプテンとして2年目なので、去年まで先輩に頼っていた部分をなくし、チームの先陣を切っていきたいと思います。ジェイプロジェクト戦で、8回からベテランの大槻さんが守備に入って、圭(渡辺投手)が投げやすそうになったのを見て、ただ声を出すだけではなく、チームをコントロールする声のかけ方も考えていきたいです。

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