日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第89回
都市対抗野球大会
1回戦2018.07.15

東京ドーム

光る監督采配!機動力をいかした攻撃で終盤の逆転勝利

VS.ホンダ熊本

2018年7月15日(日) 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 1 0 0 0 0 0 3 0 4
ホンダ熊本 0 1 1 0 0 0 0 0 0 2

投手

日本通運
生田目-庄司-和田-相馬
ホンダ熊本
荒西

マッチリポート

前回大会は決勝戦でNTT東日本に敗れ準優勝に終わった日通だが、今年のチームスローガンを「For the Team ~優笑しよう日通ファンと共に~」として、黒獅子旗獲得に向けて初戦を迎えた。
その相手は九州第一代表のホンダ熊本。今年5月の九州大会の初戦では勝利したものの、エース荒西投手のキレのある変化球と、力のあるストレートに苦しんだ。日通の先発は南関東大会で2勝を挙げてチームを東京ドームに導く原動力になった、エース生田目。
試合が動いたのは2回、5番・関本のライトフライを外野手が見失い2塁打となり、7番・諸見里のセンター前に抜けるタイムリーで1点を先制。しかしその裏、四球と2本のヒットで満塁のピンチを迎え、犠牲フライで同点に追いつかれた。3回、生田目が3本のヒットで1点を失い逆転を許すと、投手を左の庄司にスイッチ。庄司は1死1、2塁のピンチを6-4-3のダブルプレーで切り抜ける。7回からは三番手に和田が登板し、ホンダ熊本の追撃を阻む。1点差で迎えた8回表、先頭バッターの諸見里がセカンドへの内野安打で出塁すると、8番・木南は相手守備陣の意表を突くバスターエンドランを決めてランナー1、2塁。9番・手銭は送りバントを決め2、3塁とすると、1番・大谷は2ストライクに追い込まれながらも、コンパクトなスイングでセンター前にはじき返し、同点に追いつく。続く2番・稲垣は、大谷の盗塁で2、3塁となった直後、センター前に逆転のタイムリー。気落ちする相手に対し、3番・浦部は初球にスクイズを決めて4-2と逆転した。8、9回は守護神・相馬がマウンドに上がり、きっちり後続を断ちゲームセット。苦しい試合を終盤にひっくり返す粘りを見せて、初戦を突破した。2回戦は7月20日(金)14時から東京ドームで、東京都・鷺宮製作所との対戦となる。

コメント

藪宏明監督

やはり荒西投手はいいピッチャーでしたね。簡単に打てるピッチャーではないので、攻略するなら機動力、ランナーが出たらとにかく走っていこうと試合前から決めていました。8回は諸見里がヒットで出塁し、木南がバスターエンドランを決めて無死1、2塁になったので、手銭には絶対に送りバントを決めて来いと声をかけました。2、3塁にランナーが進み、大谷が期待に応えて同点タイムリーを打ってくれましたが、そこが今日の試合のポイントでした。その後の大谷のスチールにも、浦部のスクイズにも相手は対応できず、うちが先手を取り続け試合をひっくり返せたことは、選手たちも自信につながると思います。まだ1勝したにすぎませんが、去年以上の結果を求めて、全力を尽くしたいと思います。

大谷昇吾選手(8回に同点タイムリー)

春の九州大会で対戦した時よりも、荒西投手のストレートは速く感じました。今年対戦した中で一番速かったかもしれません。8回まで1-2のスコアでしたが、同点に追いつくならここしかないという場面で打順が回ってきて、最高にアドレナリンが出ました。簡単に2ストライクに追い込まれてしまったので、ストレートに狙いを絞っていました。いい仕事ができて、ホッとしています。

稲垣誠也選手(4打数2安打、8回に逆転タイムリー)

2打席目までは簡単にアウトになってしまい、何のためにここまで苦労してきたんだと、自分が許せない気持ちになりました。狙い球を絞らず、来たボールに反応しようと気持ちを切り替えて、3打席目は高めのツーシームを芯で捉えることができて、そこから気持ちが乗りました。8回の1死1、3塁で大谷さんが盗塁を決めて2、3塁になってダブルプレーがなくなったので、センター返しのイメージで、前の打席と同じツーシームを打ちかえすことができました。逆転タイムリー、最高に気持ちよかったです!

木南了捕手(8回無死1塁でバスターエンドランを決める)

バスターエンドランの練習はしっかりやってきました。相手には送りバントだと思わせなければいけないので、バッターボックスの一番前に立って、荒西投手のボールに食らいつきました。叩きつけたボールが内野の頭を超えて、チャンスを広げることができました。たまには攻撃面でも貢献するぞ、というところを見せておかないと。初戦は緊張感がある中、2年目のピッチャー4人がそれぞれの良さを出してくれました。まだ甘いボールもあるので、2戦目以降はその点を修正していきたいですね。

相馬和磨投手(逆転後の8、9回を零封)

2点のリードをもらったので、この点差ならうちの投手陣で守り切れると思って、8回のマウンドに上がりました。9回は2アウトを取ってから、左バッターにヒットを許したのは反省点です。続く右バッターにバウンドの高い人工芝特有のヒットを打たれて1、2塁にランナーを背負ったので、最後は三振を取るしかないと思って投げました。ゼロに抑えることができたのは嬉しいですが、初戦に勝って2回戦を戦えることの方が嬉しいです。

ギャラリー

フォトギャラリーを見る 戻る