日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第43回
JABA日立市長杯選抜野球大会2021.04.16~20

日立市民運動公園野球場・ひたちなか市民球場

5試合3失点の堅守と「繋ぐ意識」で大会を制する

【予選・第1戦】VS.JR東日本東北

4月17日 ひたちなか市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
JR東日本東北J 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
日本通運 1 1 0 0 0 0 0 0 × 2

バッテリー

JR東日本東北
竹本、櫻糀 - 坪倉
日本通運
相馬、中田、和田 - 高野貴

【予選・第2戦】VS.スクールパートナー

4月18日 ひたちなか市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7
スクールパートナー 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 0 4 3 0 1 0 × 8

※7回コールドゲーム

バッテリー

スクールパートナー
安楽、西川、木村、深瀬 - 岩沢
日本通運
高野脩、庄司、前田 - 木南

【予選・第3戦】VS.三菱重工East

4月19日 ひたちなか市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
三菱重工East 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 0 0 0 0 1 0 2 1 × 4

バッテリー

三菱重工East
本間、荒川 - 対馬
日本通運
前田、中田、和田 - 髙野貴

【準決勝】VS.SUBARU

4月20日 日立市民運動公園野球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
SUBARUS 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 1 0 0 0 0 0 0 0 × 1

バッテリー

SUBARU
阿部、上原 - 笹谷
日本通運
相馬 - 木南

【決勝】VS.日立製作所

4月20日 日立市民運動公園野球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日立製作所 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2
日本通運 0 0 0 0 5 0 0 1 × 6

バッテリー

日立製作所
青野、谷﨑、青木、岡 - 川本、田川 - 中園(8回)
日本通運
阿部、中田、和田 - 木南

マッチリポート

投手陣の柱となる相馬和磨が予選初戦のJR東日本東北戦に先発し、中田浩貴、和田悠佑と繋いで2-1で競り勝ち、幸先の良いスタートを切った。スクールパートナー戦は髙野脩太、庄司拓哉、前田敬太のリレーで零封し、7回コールドゲームで連勝した。三菱重工East戦は前田、中田、和田の継投で散発5安打に抑えての完封勝利。3連勝で準決勝に進出した。

準決勝SUBARU戦では1回に添田真海の犠飛で1点をリード。中盤に1イニング2安打される劣勢が3回続いたが、先発・相馬が粘投し、守備陣も固い守りでバックアップ。「リリーフ陣を休ませたかった」という相馬が投げ抜き、9回8安打無失点で完封勝利をあげた。

決勝は日立製作所との対戦。阿部良亮、中田、和田の継投で散発2安打に抑え、初回2失点以降はゼロを並べた。打線は5回に集中打を見せ、木南了の犠飛にはじまり、諸見里巧の押し出し死球、稲垣誠也の2点タイムリー、浦部剛史の相手エラーを誘う3塁ゴロで加点し、一挙5得点。途中、手銭竜汰がセーフティーバントを決めて満塁のチャンスを作るなど、各選手が“繋ぐ意識”を持って打席に立った結果の大量点となった。

逆転勝利した日通は、日立市長杯に11大会ぶり3回目の優勝となり、日本選手権(6月~7月/京セラドーム大阪など)の出場権を獲得した。また、この日は澤村幸明監督の41歳の誕生日でもあり、選手から最高のプレゼントとなった。

大会個人表彰

手銭竜汰(最高殊勲選手賞)、髙橋俊(首位打者賞 打率.467)

監督・選手コメント

澤村幸明監督(決勝・日立製作所戦)

大会を通じてよく守ってくれました。粘り強く戦うのが日通の持ち味で、選手一人ひとりが役割を果たしてくれました。最高の誕生日となり、選手に「ありがとう」と伝えたいです。今後も日本一を目指して戦っていきます。

前田敬太(三菱重工East戦で公式戦初先発。4回無失点)

頼れる投手陣が後ろにいるので、1回1回全力でいきました。ストレートでどんどん押して自分のペースにしたかったですが、今日はできなかったです。決して満足はできませんが、ゼロで抑えられたのは良かったです。

髙野貴大(予選2試合に出場した入団2年目の捕手)

シングルヒットはともかく、失点につながることが多い長打を打たせないように心がけてリードしました。今季は地方大会に出場させてもらっているので、なんとかチームの勝利に貢献したいと考えています。

相馬和磨(準決勝・SUBARU戦で完封勝利)

9回を投げ切ることで、リリーフ陣の負担を減らそうと思っていました。ランナーは出しましたが、うまくギアチェンジできました。抑えをやっていた経験が生きています。7回を終えたころから、イケると感じていました。

木南了(準決勝・SUBARU戦でマスクを被り、相馬を完封勝利に導く)

相馬の良さを出すことを考えていました。ランナーは出しましたが、そこから粘り強く、本来の力を出してくれました。要所で投げるストレートがよかったです。負けん気の強さに加えて、技術もついてきたと思います。

阿部良亮(決勝・日立製作所戦に先発。5回1安打9奪三振)

初回に四球から1安打で2失点しましたが、2回以降はうまく切り替えることができました。今大会は優勝できましたが、今後の日本選手権、都市対抗に向けて、もっと投手陣の安定感を増していきたいです。

稲垣誠也(決勝・日立製作所戦で決勝2点タイムリー)

後ろへ繋ぐことを意識して打席に立ちました。2点をリードされましたが、必ずチャンスが来ると思っていました。東北大会(5月8日~/石巻市民球場など)にも優勝し、日本選手権も獲れるようにやっていきます。

髙橋俊(大会通算15打数7安打で首位打者賞)

状態が良く、一喜一憂せずに打席に臨めました。次打者へ繋ぐという気持ちも強かったです。投手陣のおかげで勝てた大会です。もっと楽に勝つことができるようにすることが、チーム力アップに繋がると思います。

手銭竜太(決勝戦で好機を繋ぐセーフティーバント 最高殊勲選手賞を受賞)

大会を通じて失点少なく守れていたのが、優勝できた要因だと思います。先頭打者である自分の仕事は塁に出て、ホームにかえることです。全員が繋ぐ野球を心がけていることが、決勝での1イニング5得点に繋がりました。

ギャラリー

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