日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第46回
社会人野球日本選手権大会 1回戦2021.06.29~07.14

ほっともっとフィールド神戸・京セラドーム大阪

エース相馬が完投勝利 4番北川のサヨナラホームランで初戦突破

【1回戦】VS.王子

6月30日 ほっともっとフィールド神戸

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
王子 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
日本通運 0 0 1 0 0 0 0 0 2

バッテリー

王子
近藤 - 横山
日本通運
相馬 - 木南

本塁打

日本通運
北川(9回ソロ)

マッチリポート

都市対抗野球と並び社会人野球の頂点を決める日本選手権大会。第21回大会(1994年)以来の優勝を目指す日通(関東・埼玉)は、1回戦で王子(東海・愛知)と対戦。先発を任されたのはエースの相馬和磨で、序盤3回を終えて1安打無四球4奪三振という安定感のある立ち上がりをみせた。

対戦相手の王子もエースの近藤投手が先発し、日通打線はボールをとらえるのに苦労した。それでも、3回裏に大谷昇吾がチーム初安打となる右中間2塁打を放ち、無死2塁のチャンスを作る。続く木南了が犠打で確実に送り、1死3塁に。ここで打席に入った髙橋俊が積極的に初球を叩き、ライトへ打ち上げて右犠飛で先制点を奪った。

リードをもらった相馬だったが、4回表に先頭打者からの連打で無死1、2塁、犠打で1死2、3塁とされる。続く打者にライトへのタイムリーを打たれて同点とされたが、ホームインを狙った2塁走者をライト・髙橋が好返球で刺し、逆転を許さなかった。

相馬がピンチらしいピンチを迎えたのはこの回のみで、5回、6回に1安打ずつされたが後続をきっちりと抑えた。終盤になるとより安定感を増し、7回、8回、9回を無安打に抑え、9回を投げ抜いて6安打1失点10奪三振と、十分に役目を果たして打線の援護を待った。

すると、9回裏2死走者なしで打席に入った4番・北川利生が期待に応えた。2球目の直球を力強く振り抜き、左翼席に飛び込むサヨナラホームランで投手戦にピリオドを打った。

エースの粘投、4番の一振りで競り勝った日通は、2回戦(7月9日、京セラドーム)で三菱重工East(関東・神奈川)と対戦する。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

対戦相手が決まってから具体的に対策を練ってきましたが、想像以上に相手投手が良かったです。相馬が連打されても1点で帰ってきてくれたことが勝利につながりました。2回戦に向けて、また準備を進めていきます。

相馬和磨(6安打1失点。完投勝利)

好投手が相手だったので、大量得点はできないと思っていました。だからこそ、最少失点で抑えることを意識していました。2種類のカーブ、スライダー、フォークなど変化球も含め、どの球もいい感じで投げられました。

木南了(好リードで相馬を援護)

相馬はストレートで押せたのが良かったです。そのぶん変化球も生きました。打たれてもシングルヒットで抑えていたので、徐々にうちの野球になっていきました。延長戦になっても相馬でいけると思っていました。

北川利生(9回裏2死からサヨナラホームラン)

最後は真っすぐを狙いつつカットボールもあるので、あまり意識し過ぎないで、打てるボールが来たら振っていこうと思っていました。相馬が粘り強く投げていたので、なんとかしたかったです。1本出て良かったです。

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