日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第92回
都市対抗野球大会 1回戦2021.11.28~12.09

東京ドーム

電光石火の先制点+森松のソロでリードし、投手戦を制して初戦突破

【1回戦】VS.パナソニック

12月1日 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 1 1 0 0 0 0 0 0 1 3
パナソニック 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

バッテリー

日本通運
前田、庄司、和田 - 木南
パナソニック
與座、榎本、鈴木、勝田、北出 - 三上

本塁打

日本通運
森松(2回ソロ)

マッチリポート

7年連続46回目の都市対抗出場となった日通が目指すのは、第35回大会(57年)以来の日本一になること。初戦の相手であるパナソニックは守備が固く、多くの得点は望めないと考えられたが、1回に先頭打者・添田真海がカウント1-1から左中間を破るツーベースで出塁すると、続く大谷昇吾が初球を三塁前への送りバントを成功させ、添田は3塁へ。このチャンスに稲垣誠也が初球を弾き返し、センターへの犠牲フライで添田をホームに迎え入れた。プレイボールからわずか5球で奪った電光石火の先制点だった。

2回には指名打者・森松裕次郎がカウント1-1から沈む変化球にうまく合わせ、レフトスタンドに叩き込んだ。序盤に2点のリードを奪ったことで、日通は主導権を握ってその後の試合を進めることができた。

先発した前田敬太は1回に2安打、2回に1安打されたが、1回のピンチは相手盗塁を捕手・木南了が刺すなど、固い守備で得点を与えなかった。以降、前田は140キロ台後半の力のある直球、110キロ台のカーブ、130キロ台後半のフォークなどを投げ分け、スコアボードにゼロを並べていった。

相手投手も徐々に安定感を増し、試合は膠着状態に。我慢比べとなったなか、日通は7回に1アウト2塁のピンチを迎えたが、マウンドを引き継いだ庄司拓哉が落ち着いたピッチングで後続をピシャリと抑えた。すると、9回に2アウト1、2塁から木南がセンター前にタイムリーを放ち、貴重な3点目を奪った。

8回から登板した和田悠佑が最終回に1点を許したものの、日通は3-1でパナソニックとの競り合いを制し、初戦を突破した。4日18時から行われる2回戦では、優勝11回の横浜市・ENEOSと対戦する。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

各打者に積極性が出て、いいカタチで先制点が取れました。多くの点数は取れないと考えていたなかで、早い回にリードできてよかったです。先発の前田も、ピンチはありましたが、丁寧に投げてよく抑えてくれました。

前田敬太(6回三分一を無四球、無失点で勝利投手に)

絶好調ではなかったですが、悪くもなく、まずは合格点という感じです。序盤は直球をとらえられていましたが、木南さんのリードで緩いボールを混ぜることで楽になりました。応援もあり、投げていて楽しかったです。

森松裕次郎(2回にソロホームラン)

近年の都市対抗で勝てていなかったなか、初回に1点を取れたことでみんなの緊張がほぐれました。いい入り方ができました。(ホームランは)待っていたボールを一振りで仕留めることができたので、満足しています。

和田悠佑(8回から登板して試合を締めくくる)

変な緊張感があり、いままでないくらい力んでいました。「全力を出さないと」という気持ちが、力みにつながっていたかもしれません。それでも、引かずに攻めていきました。1点で抑えることができてよかったです。

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