日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第93回
都市対抗野球大会2022.07.18~07.29

東京ドーム

投手陣が安定せず、打撃陣も好機を逃す。終盤に追い上げるも2回戦敗退

【2回戦】VS.セガサミー

07月24日 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運
(さいたま市)
0 0 0 0 0 0 0 1 1 2
セガサミー
(東京都)
J
3 0 0 0 0 2 1 0 × 6

バッテリー

日本通運
前田、古田島、和田-木南 和田、川船-髙野貴
セガサミー
草海、森井、氏家、伊波、舘-須田

本塁打

日本通運
北川(8回ソロ)

大会全体リポート

セガサミー(東京都)との一戦を控えて、「継投で粘り強く守っていく。打線は1点ずつ重ねていくというイメージが大事になってくる」と語っていたのは澤村幸明監督で、厳しい試合になることが予想された。

先にチャンスをつかんだのは日本通運で、1回に先頭打者の添田真海が初球をセンターに弾き返し出塁。さらに、送りバントとワイルドピッチで1アウト3塁としたが、後続に1本が出ず、先制の機会を逸した。その裏に先発の前田敬太が3点を失い、追いかける展開となった。

それでも、直後の2回に1アウト満塁、3回にもノーアウト1、2塁のチャンスを作り出した。「1点ずつ重ねていく」ことが大事だったが、要所を抑える相手投手を打ち崩せない。試合中盤も毎回ランナーを出したが、盗塁死や併殺打で流れを絶たれ、残塁の山を築いていく。攻めてはいるが、1点が遠かった。

投手陣は6回から古田島成龍、和田悠佑、川船龍星と継投したが、四球絡みで追加点を許し反撃のリズムを作れない。8回に北川利生のソロホームランで1点、9回に代打・木下朗の2塁打を皮切りに髙野貴大のタイムリーで1点を返したが、時すでに遅く、2-6で敗れた。

昨年に続き2回戦敗退となったが、今季入社の川船が2試合連続でマウンドに立ち、合計5個の三振を奪った。不本意な投球に終わった古田島にとっても初めての都市対抗だった。こうした若手の経験を糧に、チームスローガンである「深化・進化=真価」の具現化を目指していく。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

永遠の課題ですが、チャンスに1本が出ませんでした。選手に「思い切って」と伝えているのですが、2回戦止まりが続いている気負いが感じられました。チャンスに強い集団になるべく、課題を修正して、秋の日本選手権に臨みます。

稲垣誠也(主将)

近年2回戦止まりが多かったので、なんとしてでも勝とうと思っていました。チャンスがありながら自分を含めた中軸が打てず、本当に悔しいです。技術力不足を痛感しています。反省し、練習に励み、次に向かいます。

髙野貴大(9回に1点を返すタイムリー)

必ず出番が来ると思っていて、アウトにならないことを考えて打席に入りました。もっと勝ち上がれるチーム力があります。課題はこの舞台でいかにそれを発揮できるかです。引き続き、自分の役割をまっとうします。

木下朗(9回に代打で2塁打)

割り切って、勇気を持ってアタックした結果のヒットでした。このチームで日本一になるんだとみんなが信じてやってきたので、悔しさが残ります。甘くないなという思いと、このままではいけないという思いがあります。

川船龍星(1回戦、2回戦に登板。2回2/3で5三振)

自分の投球はできましたが、押し出しを与えるなど力量が足りていない部分もありました。若手がもっと頑張り、底上げしないといけないです。より努力し、先発、抑えに限らず大事な場面を任せられる投手になります。

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