日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第53回
JABA東北大会2023.05.09~05.13

仙台市民球場、石巻市民球場

優勝で日本選手権の出場権を獲得。大会2勝の古田島がMVP

【第1戦】VS.JR北海道硬式野球クラブ

5月9日 仙台市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
JR北海道硬式野球クラブJ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 0 0 0 0 1 1 0 3 × 5

バッテリー

JR北海道硬式野球クラブ
松村、大崎、内沢、伊藤勝、浪岡-南木
日本通運
古田島-木南

本塁打

 
 

【第2戦】VS.カナフレックス

5月10日 石巻市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
カナフレックス 0 0 0 1 1 0 0     2
日本通運 0 2 0 1 0 4 2 ×   9

※大会規定により7回コールドゲーム

バッテリー

カナフレックス
中島、日高-房前
日本通運
川船、中田-木南

本塁打

カナフレックス
森田(5回ソロ)
日本通運
北川(6回2ラン)

【第3戦】VS.七十七銀行

5月11日 石巻市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
日本通運 0 0 1 0 0 0 0 0 0 3 4
七十七銀行 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 2

バッテリー

日本通運
相馬、和田、松澤-木南
七十七銀行
小林、田邉、渋谷-石井

本塁打

日本通運
北川(10回3ラン)

【準決勝】VS.三菱重工East

5月13日 仙台市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 6 0 1 0 0 0 0 0 0 7
三菱重工East 0 0 0 0 2 0 0 0 1 3

バッテリー

三菱重工East
大野、森、長島、本間-対馬
日本通運
平元、前田、清水-木南

本塁打

三菱重工East
江越啓(5回2ラン)

【決勝】VS.セガサミー

5月13日 仙台市民球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
セガサミー 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
日本通運 0 0 2 0 0 0 0 3 × 5

バッテリー

セガサミー
飯田、舘-吉田 田中、石垣、横田-須田
日本通運
古田島、松澤-木南

本塁打

 
 

マッチレポート

初戦のJR北海道硬式野球クラブ戦では木村翔大、添田真海が2打点、森松裕次郎にもタイムリーが飛び出し、コンスタントに加点。投げては古田島成龍が9回5安打無失点で完封勝利を飾った。

続くカナフレックス戦では序盤から打線がつながり、7回までに9点を奪ってコールド勝ち。木南了が4安打、添田が3安打を記録。川船龍星が5回2失点で勝利投手となり、中田浩貴が6回、7回を無失点で締めた。

予選第3戦の七十七銀行戦は1-1でタイブレークに突入する接戦となったが、10回に北川利生が決勝3ランを放った。相馬和磨、和田悠佑の同期コンビの継投で8回1失点。9回、10回を松澤海渡が抑えて準決勝進出を決めた。

予選3試合を終了して「あと2試合、死に物狂いで戦います」と語った北川の言葉どおり、準決勝の三菱重工Esat戦では全選手が初回から高い集中力を発揮し、6安打で一気に6得点。このリードを平元銀次郎、前田敬太、清水力斗の継投で守り切り、7-3の勝利で決勝に進んだ。

決勝のセガサミー戦には古田島が先発し、丁寧にコースをついて相手打線に的を絞らせない。打線は序盤3回に手銭竜汰のライト前ヒットからチャンスを作り、添田の先制タイムリー三塁打でまず1点。稲垣誠也の犠牲フライで追加点を奪い、2-0とした。

日立市長杯で8回に逆転を許す痛い経験をしていた古田島は、しっかりと修正して終盤になってむしろペースアップ。7回、8回だけで5三振(合計10三振)を奪う圧巻の投球を披露。捕手を務めた木南がこの好投に応え、8回に満塁の走者を一掃する値千金の二塁打で5-0として、勝利を決定づけた。

初戦と決勝で勝利投手になった古田島が大会MVPを獲得。日本通運はこの優勝により秋に開催される日本選手権の出場権を獲得した。2019年ベーブルース杯、2021年日立市長杯、2022年四国大会に続くJABA地方大会制覇であり(2020年はコロナ禍で未開催)、組織力の強さ、チームが持つポテンシャルの高さを示した優勝となった。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

点の取り方を見直し、送りバントなど細かいところにもう一度フォーカスして準備してきました。今回の準決勝、決勝は言うことなしです。「自分たちが試合を作る」という積極的な姿勢が選手たちに出てきています。

稲垣誠也(主将。セガサミー戦で追加点となる犠牲フライ)

チームが良い方向へ行くために、選手からも意見を出して調整してきました。普段から「もっとこうしよう」などと話し合ってきました。一人ひとりが努力した結果が優勝につながりました。確実に強くなっています。

古田島成龍(2戦2勝で無失点。文句なしの大会MVP)

先発する以上、他の投手に負担をかけたくない。球種が多くないなか、いかに長いイニングを投げるかを常に考えています。(決勝は)中3日できつかったですが、終盤は“気持ちだ”と思って力を出し切りました。

木南了(カナフレックス戦4安打。セガサミー戦で貴重なタイムリー)

勝つための雰囲気を作るために、みんなで話し合ってきました。野球は組織スポーツなので、みんなでやっていくことが大切です。僕たちは個々の力に自信があるとともに、組織で戦っていることにも自信を持っています。

添田真海(大会通算7安打8打点。決勝・セガサミー戦で先制タイムリー)

(決勝でのタイムリーは)初球の高めに浮いた球を振っていきました。詰まっていましたがいいところに飛んでくれました。今年から副キャプテンになり、チームを引っ張っていこうという気持ちがより強くなっています。

平元銀次郎(三菱重工East戦に先発。5回2失点で勝利投手)

初回に6点取ってくれたので楽に投げられました。今大会に向けて、選手間ミーティングで変えないといけない部分など本気で話し合っていました。チームはチームとして、自分は自分ができることを継続していきます。

和田悠佑(七十七銀行戦で中継ぎ登板。延長戦勝利につなげた)

投手陣、野手陣がそれぞれ役割をまっとうすれば結果が出ると思っていました。ピンチはどうしてもあるので、勝負所を抑えることが大事です。先頭打者を出さないこと、リズム良く投げることを心がけました。

北川利生(大会通算2ホームラン。七十七銀行戦では決勝3ラン)

四国大会、日立市長杯のあと、ミーティングでいろいろ話し合いました。やらないといけないことは、みんなで共有できています。勝つことで状態が上がっていくといいですね。チームはまだまだ成長途上です。

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