日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第94回
都市対抗野球南関東大会2023.05.31~06.07

ゼットエーボールパーク、ZOZOマリンスタジアム、千葉県野球場

投打の充実で3連勝、第一代表で都市対抗本大会の出場権を獲得

【1回戦】VS.ハナマウイ

5月31日 ゼットエーボールパーク

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 3 0 0 0 0 2 0 0 2 7
ハナマウイ 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1

バッテリー

日本通運
古田島、前田、松澤-木南
ハナマウイ
川口、木村、須藤暖、大川-角田

本塁打

ハナマウイ
大友(3回ソロ)

【準決勝】VS.日本製鉄かずさマジック

6月1日 千葉県野球場

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
日本製鉄かずさマジック 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

バッテリー

日本通運
相馬-木南
日本製鉄かずさマジック
山本、橘-伊藤

本塁打

 
 

【第一代表決定戦】VS.Honda

6月4日 ZOZOマリンスタジアム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
HondaH 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
日本通運 0 0 0 2 0 0 0 7 × 9

バッテリー

Honda
東野、中村(伊)、福島、朝山-辻野
日本通運
川船、平元、庄司、和田、中田-木南

本塁打

日本通運
木南(8回満塁)、添田(8回2ラン)

マッチレポート

日本通運(さいたま市)の初戦・ハナマウイ(富里市)戦は、初回に4安打(添田真海、森松裕次郎、大谷昇吾、木南了)を集めて3点を先制。6回には森松のこの日2本目の2塁打で2点を追加した。投げては先発の古田島成龍が6回1失点。前田敬太が7回、8回をパーフェクトに抑え、9回を松澤海渡が締めて準決勝に進んだ。

日本製鉄かずさマジック(君津市)との準決勝には相馬和磨が先発し、9回1安打無失点と圧巻の投球で勝利投手に。打線は6回に手銭竜汰の四球、木村翔大の送りバント、手銭の三盗で1アウト3塁とし、添田のライト前タイムリーヒットで決勝点をゲット。1-0で競り勝って第一代表決定戦に駒を進めた。

その重要なHonda(寄居町・小川町)との一戦に先発を託された2年目の川船龍星は、5回まで相手打線を1安打に抑える好投を見せた。これに応えた打線は4回、2死満塁のチャンスで8番・手銭がレフト線にしぶとく落とすタイムリーヒットで2点を先制。6回から登板した2番手・平元銀次郎も試合中盤をきっちりと抑えたが、粘るHondaに8回に同点に追いつかれた。しかしこの場面を庄司拓哉、和田悠佑の継投で同点止まりとしたのが大きかった。その裏、四球と相手エラーでつかんだ無死1、3塁のチャンスに4番・森松がタイムリーヒットを放ち勝ち越し。1死後、代打・木下朗のヒットで満塁として、続く7番・木南は初球をフルスイング、打球は左中間スタンドに飛び込む満塁ホームランとなり、リードを広げた。この回、添田も2ランホームランを放ち、9回を5番手・中田浩貴が締め、9-2の大差で南関東第一代表の座を射止めた。

日本通運は、優勝したJABA東北大会から数えて公式戦10連勝。9年連続48回目の本大会出場となり、7月14日開幕の第94回都市対抗野球大会(東京ドーム)で悲願の頂点を目指す。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

第一代表決定戦の8回、投手交代時の私のミスを選手たちが取り返してくれて勝てました。先発の川船、2番手の平元ともに上出来でしたし、庄司、和田も粘りの投球で同点で止めてくれたことが、その裏の攻撃の爆発につながったと思います。Hondaさんも必死ですから、簡単な試合でないことは全員がわかっていて、追いつかれても誰も慌てませんでした。本大会の課題はチャンスでの勝負強さ。そこを突き詰めて、しっかりとした準備で本大会に臨みます。

稲垣誠也(主将)

いま、投手力を中心とした守備力には自信があります。ふだんの練習でノックを受けるときから全員の意識を合わせていくことを心がけています。厳しい戦いを勝ち抜くには細かなポイントをきちんと詰めていくこと、相手の好投手に対してチャンスをものにしていく集中力がカギになります。一戦一戦を手堅く積み重ねていく、都市対抗もそういう意識で臨みます。

相馬和磨(日本製鉄かずさマジック戦に完封勝利)

「いけるところまで全力」の積み重ねが完封につながりました。いまは誰が先発しても同じ質の投球ができていて、切磋琢磨することで成長し合っています。現状に満足せず、向上心を持ち続けることが大切です。

手銭竜太(日本製鉄かずさマジック戦、貴重な四球と盗塁で決勝点につなげる)

送りバント後の初球は警戒が薄れていると感じたので、思い切って(三盗を)狙いました。添田が打ってくれてよかったです。僕は今年9年目で、都市対抗の決勝に進んだ大会(第88回大会)から6年が経ちました。「今年こそ」の気持ちは強いです。

前田敬太(ハナマウイ戦、2回をパーフェクトに抑える)

打たれても野手が守ってくれたり、ランナーを出しても捕手が刺してくれたりと、投げやすい環境でやれています。先発、中継ぎにかかわらず一試合ごとに全力で臨み、チームの全国制覇に貢献したいです。

森松裕次郎(ハナマウイ戦、4打数3安打3打点)

都市対抗の予選は僅差の厳しい戦いが続くと思うので、今後もタフに戦い抜きます。選手一人ひとりがチームのことを考えていて、ベンチの雰囲気がすごくいいです。投打の一球一球に、みんなが入っていけています。

木南了(3戦フル出場の好リード、Honda戦の8回に満塁ホームラン)

今日は8回を同点で凌げたのが大きかったです。平元、庄司、和田がよく投げてくれました。このピンチの場面で、本塁上のクロスプレーで得点を許しましたが、その裏は気持ちを切り替えて打席に立ち、初球のスライダーを強く叩けました。なんとしても1点、犠牲フライでいいと割り切ったことがよかったと思います。

川船龍星(第一代表決定戦のHonda戦に先発し、5回1安打の好投)

先発は2日前に言われました。僕は四球ありきのピッチングなので、ランナーを出しても慌てないです。連打されないよう、単打だけならオッケーという気持ちで、自分の力を出し切ることに集中しました。今日はフォークボールとチェンジアップがよかったです。出来は100点です。

添田真海(Honda戦、8回にダメ押しの2ランホームラン)

ホームランのボールは真ん中高めのストレート。トップバッターの役割は出塁ですが、今年は下位打線がチャンスを作ってくれるので、ランナーを返す想定で練習に取り組んできたことがいい結果に繋がりました。日本一になりたい気持ちは年々強くなっているので、攻守ともにチームを引っ張っていきたいです。

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