日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第94回
都市対抗野球大会2023.07.14~07.25

東京ドーム

相手の好投手を打ち崩せず。守備でミスも出て準決勝進出を逃す

【準々決勝】VS.トヨタ自動車

07月22日 東京ドーム

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
日本通運 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
トヨタ自動車 0 0 0 0 0 4 1 0 × 5

バッテリー

日本通運
古田島、庄司、松澤、平元 - 木南、清水 - 髙野
トヨタ自動車
嘉陽 - 高祖

本塁打

 
 

マッチレポート

南関東第1代表である日本通運(さいたま市)が準々決勝で対戦したのは、昨年の日本選手権覇者であり、東海第1代表のトヨタ自動車(豊田市)。この強豪に対して、澤村幸明監督は初戦から中4日の右腕エース・古田島成龍を先発のマウンドに送り出した。

古田島は1回、2回にランナーを出したが、後続を打ち取って先制を許さず。徐々に調子をあげ、3回、4回、5回は三者凡退に抑え、相手に付け入る隙を与えなかった。

なんとか先に1点が欲しかったが、この日の打線は、最速151キロの相手エース・嘉陽投手の前に沈黙した。各選手が狙いを持って打席に入ったが、6回までパーフェクトに抑えられた。

両エースの投げ合いとなった一戦は、6回ツーアウトから動いた。古田島がクリーンナップに三連打され、1点を許す。痛かったのはその後の追加点で、庄司拓哉、松澤海渡に繋いだがワイルドピッチ、タイムリーで連続失点して0-4と突き放された。

直後の7回、先頭打者・添田真海がチーム初ヒットとなる2塁打を放った。「先頭打者だったので、事前にイメージはできていました」という渾身のバッティングだった。さらに稲垣誠也の死球でチャンスを広げ、4番・森松裕次郎のライト前タイムリーで1点を返して3点差とした。

しかし、その裏の守りでエラー絡みで痛恨の1点を許し、反撃ムードが絶たれる。8回は代打攻勢をかけたが三者凡退。9回は添田がこの日2本目のヒットで出塁したが、後続が倒れて試合終了となった。

「万全の状態で臨みましたが、相手投手が上回った感じです。好投手をいかに打ち崩すか。そこを課題にして取り組んでいきます」(稲垣誠也/主将)

日本通運は1、2回戦をよいムードで勝ち上がり、勢いがあった。ただ、全国大会の準々決勝は強豪の相手エースとの対戦になることが多く、この壁を乗り越えられなかった。全員がこの敗戦を糧に、秋に開催される日本選手権に向けて準備を進めていく。

監督・選手コメント

澤村幸明監督

大会を通じて勢いがあり、選手たちは強い気持ちで戦ってくれました。しかし、今日はなかなかチャンスを作れなかったです。好投手をいかに攻略し、競り勝っていくか。この課題をクリアした先に優勝があります。

稲垣誠也(主将)

大会全体をみれば投手を中心にしっかりと守り、打線もつながっていました。好投手と対戦する準々決勝をいかに突破するかを目標にやってきましたが、打ち崩せませんでした。課題克服に向けて、また練習あるのみです。

添田真海(副将。3打席目にチーム初安打)

とくに好投手に対しては、3打席目ではなく試合序盤に打ち返せるようになることが自分の課題です。守りでミスやエラーが出ると、必然的に勝てないです。そうした部分を修正していかないといけないと感じています。

古田島成龍(1回戦、準々決勝に先発)

いい打者が揃っていても打てない試合はあります。投手は流れを持ってくるような投球をしないといけないです。勝利に導けず、まだ日本通運のエースにはなれていないです。いろいろ振り返って反省し、練習します。

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