日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第15回日経カップ
企業対抗ゴルフ選手権2016
決勝大会2016.10.08

筑波カントリークラブ(東コース)

雨天中断後スコアが伸びず 総合23位でシード権ならず

マッチリポート

6月、8月、10月の日通社内選考会は決勝大会と同じ筑波カントリークラブで行われ、6ラウンドの合計スコアによって、井上新司選手(トータル480)、加藤了資選手(トータル490)、和泉吉郎選手(トータル499)、澤田敦選手(トータル503)の上位4選手が選ばれた。
昨年大会ではあまりに固いグリーンの速さに、各選手とも最後まで手を焼いた筑波カントリークラブだが、今年は大会前の長雨の影響もあり、グリーンはやわらかめといった印象。「気温が低いわりに湿度が高いので、ボールは思ったよりも飛ばないはず」と予想する加藤選手の言葉通り、ショットに苦しむ選手が多く、例年ほど難しいグリーンではないにもかかわらず、各チームともスコアメイクに苦しむ場面が序盤から見られた。
INスタート第3組となった加藤選手は、果敢なゴルフで3オーバーとスコアをまとめ39。チームのエース井上選手は3番ホールでまさかのトリプルボギーをたたき、前半を44で折り返す。1時間半遅れのOUTスタートとなった澤田選手はダブルボギーなしの5オーバーで41。同じく和泉選手もバーディ1つ、ダブルボギー1つの5オーバーで41。大会本部のスコア速報では、日通は6位に付けたが、午後から雨脚が強まり、グリーンに水が浮き始めると競技委員会から一時中断のアナウンスが流れる。中断が長引けば、昨年大会と同じように日没(つくば市は17時13分)の影響でホールアウトできないチームが出ることも考えられたが、30分ほどの中断のあと試合は再開された。
後半1オーバーで回っていた加藤選手は、試合が再開した15番ホールから連続でボギー、ダブルボギー、ボギー、ダブルボギーとスコアを6つ落とし43。井上選手は16番ホールでショットが乱れ、この日2度目のトリプルボギーをたたき41。後半INスタートの澤田選手は1番ホールから7番ホールまでパーが取れず44とスコアを崩す。和泉選手は5つのホールでパーを取りながら、1番、5番のダブルボギーが響いて42でホールアウト。日通は加藤選手が82、和泉選手が83、井上選手と澤田選手が85で、上位3選手の合計スコアが250(総合23位)となり、来シーズンのシード権獲得はならなかった。

日本通運成績

氏名 OUT IN 合計
加藤了資 39 43 82
井上新司 44 41 85
澤田敦 44 41 85
和泉吉郎 42 41 83

上位3選手合計250(総合23位)

コメント

加藤了資選手(OUT39 IN43)

今シーズンは好不調の波が激しく、コンスタントに自分の力が発揮できないことにプレッシャーを感じていました。今日の前半は欲を出さず、自分のゴルフに徹することができましたが、チームのスコアがよくないことが分かった後半は、雨でどんどんコースコンディションが悪くなっていく中で、自分のゴルフを見失っていった気がします。先輩方に甘えているのではなく、チーム最年少の自分がこのチームを引っ張っていかなければという思いは強いのですが、空回りしてしまいました。来年こそは覚悟を決めて、予選から頑張りたいと思います。

井上新司選手(OUT44 IN41)

去年、今年と不本意なスコアになってしまいました。仕事の事情で、以前のようにコースに出られず、ひと月に一度とか、間を開けずにコースに出ても、またひと月ゴルフから遠ざかる、というようなことを繰り返して大会に臨みました。今年は特にショットが悪くて、どこに飛んでいくかわからない状態でしたから、とりあえずグリーンに乗せてパター勝負といった展開になってしまいました。クラブのセッティングから、仕切り直しです。

澤田敦選手(OUT44 IN41)

今年が自分にとって最後の大会でした。集大成として、謙虚なゴルフで勝負に徹しようと思っていたんですが、雨の中断がとても長く感じて、僕たちは傘をさしてコースの真ん中に立ちっぱなしでしたから一時間以上も待たされた感がありました。あれで腰がパンパンに張ってしまい・・・。最終ホールの第3打、ギャラリーの前で見せたバーディトライは、今日一番のパットでした。沈めたかったけれど、後悔はありません。

和泉吉郎選手(OUT42 IN41)

この大会に向けてひと月半で7キロ減量してきました。食事と運動を管理して短期間で絞ったので、今日は体がとても軽く感じました。結果的にチーム内で2番目のスコアでしたが、本当はもっとチームに貢献したかったです。いま、テークバックイップスになっていて、うまくテークバックが取れないんです。考えて打とうとすると身体が固まってしまうんです。そんなイップスを克服するために、ずっと修正に取り組んできた結果のスコアなので、よくやったと思いますし、もっとやれるという思いもあります。

ギャラリー

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