MATCH REPORT
試合結果詳細
日経カップ企業対抗ゴルフ選手権2021
決勝大会2021.09.25
筑波カントリークラブ
出場36チーム中22位 前半の不調が響きシード権ならず
マッチリポート
9月4日(土)に行われた予選C組で5年振りに決勝進出を果たした日通ゴルフ部。
翌年のシード権獲得(決勝戦で10位以内)に向けて全員が順調に調子を上げてきた。
決勝戦の一週間前に行われた練習ラウンドでは、全員が70台のスコアーを出しチームの雰囲気は上々。牛嶋監督の下、古豪復活の準備は整った。
いよいよ決勝大会当日。曇り気温20度。雨の心配こそないものの、台風の影響で4m前後の風が吹き肌寒さを感じる天気。
グリーンは10.7フィート/コンパクション21。社会人アマチュアが緊張の中でプレーするには決して油断出来ないコンディションである。
今回出場の4選手、井上・伊輿久(イヨク)・渡邊・加藤は、各自の目標スコアーを目指して筑波カントリークラブへ戦いを挑んだ。
アウトで先陣を切ったのは加藤選手。予選が2名となり出場できなかった鬱憤を晴らす様に、第一打のドライバーをど真ん中に放ち1番パーで上々のスタートを切る。
最終パー5でバーディーの期待が掛る中、惜しくも3パットボギーとしてしまうが、前半ハーフを41で何とかスコアをまとめた。
続くアウトスタートは、エース井上選手。予選時の好調を維持して前半1オーバー。貫禄の37でチームを鼓舞する。
ところが、反対のインスタート組に波乱が起こった。予選通過の立役者で2番手エースの伊輿久選手が10番パー5で風を読み違えボギースタート。飛距離が武器の伊輿久選手に動揺が走る。続く11番でティーショットを右の林に入れて深いラフからの脱出に失敗。さらに4打目をバンカーに入れてしまい痛恨のトリプルボギー。試合で大切な最初の2ホールで流れを掴み損ねて前半のハーフを45としてしまった。
同じくインスタートの渡邊選手は初出場ながら臆する事無く堂々としたプレーで、早いグリーンに苦戦しながらも42と耐え前半を終えた。
前半上位3名のスコアは120。今年はコロナの影響で密を避けるため中間スコアの掲示を行っていないが集計係のメモを参考に日通のポジションを確認すると、10位前後の位置につけており、後半の出来次第で期待が持てる展開となっている。
「わかっていると思うが、後半が勝負やぞ!」 井上選手から3名に激が飛ぶ。 全員が大きく頷き、期待と不安の中で後半戦がスタート。
しかし、ここで前半好調の二人に試練が襲う。イン10番で加藤選手が右の林を警戒しすぎて大きく左にティーショットまげてダブルボギースタート。続く井上選手もティーショットが木の根元に付くアクシデントでトリプルボギースタートとなりこのホールで2人併せて5打の痛いロスとなった。70台が期待された2名だが、加藤選手82、井上選手80でホールアウト。
また前半不調の伊輿久選手は最後まで調子を取り戻せずにトータル89、渡邊選手は初出場ながら後半スコアを縮めてトータル83。
上位3人のトータルスコアは245となり、シード権内の目安となる240に5打およばない結果となった。
翌年シードのカットラインは239、すなわち上位3人が平均80を切るスコアを出すことが条件となる。
年々大会のレベルが上がり、険しい道のりだが、「敗れた今日から再出発だ」と来年また決勝に戻りシードを獲得する事を全員で誓った。
日本通運成績
氏名 | OUT | IN | 合計 |
---|---|---|---|
井上新司 | 37 | 43 | 80 |
加藤了資 | 41 | 41 | 82 |
渡邊裕樹 | 41 | 42 | 83 |
伊與久優二 | 44 | 45 | 89 |