日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第19回全日本実業団女子・高壮年剣道大会2016.03.05

東京武道館

女子団体戦は初戦敗退するも男子個人戦・五段以下の部で加藤禎之選手が初出場初優勝

マッチリポート

第19回全日本実業団女子・高壮年剣道大会は、女子団体では昨年から6チーム増え112チームが出場。高壮年個人は五段以下の部が304人、六段以上の部が533人と、大会過去最高の837人の剣士が集まり、盛大に開催された。

女子団体の部には日通から本社チームと九州チームの2チームがエントリーした。九州チームは1回戦で富士ゼロックス東京(新宿)と対戦し、先鋒の本田選手が一本負け。中堅の高尾選手はポイントを取り返すべく積極的に技を出すものの旗は上がらず、一瞬のすきをつかれてメンを奪われ一本負け。大将戦でも相手にうまく時間を使われ中尾選手は引き分けで、初戦敗退となった。

本社チームの相手は、昨年大会の2回戦で敗れた相手であるNTT西日本A。雪辱を果たしたい日通だったが、先鋒の斉藤みのり選手は自分のペースに乗り切れず引き分け。中堅の齊藤弘美選手も攻め手を欠く内容で引き分け。勝負を託された大将戦、相手に合わせた動きだしでタメが作れない池田選手は微妙な判定にも救われ、なんとか引き分け、代表戦にもつれ込む。しかし勢いづいたNTT西日本A、大将の近藤選手は池田選手の居つきを見逃さず、メンを奪い勝負あり。九州チームとともに初戦敗退となった。

男子高壮年、五段以下の部に出場した加藤禎之選手は、決勝戦で石井丈司選手(テンプスタッフ本社)を下し、初出場ながら堂々の優勝を果たした。

コメント

了戒明宏監督

本社チームは池田選手がポイントを取って勝つチームですから、大将戦で勝ち切れなかったのが大きかったですね。ポイントを取れる選手を育てることが今のチームの重要課題だと思います。この大会は、ここ2年は九州と合わせて2チームの出場となっていて、東京で1チームしか組めない状況が続いていますが、今年はひとり新入部員が加わります。なかなかいい剣道をする選手なので、チームの活性化に期待しているところです。新人を含めて5人ですから、チーム内で競い合わせて1チーム作る考えもありますが、選手に経験を積ませるという意味ではあと1人加えた2チーム体制で、6月の関東実業団に照準を合わせたいと思っています。

江頭夏紀コーチ

さほど動きは悪くなかったと思いますが、いいところもなかった、という試合でした。技術とか練習量ではなく、選手一人ひとりの「気持ちの差」でした。自分がポイントを取って後ろにつなぐ、ではなく、引き分けでもいいから後ろにつなごうというメンタルの弱さが出てしまいました。初戦の対戦相手が去年負けたNTT西日本だということを「意識しないように」意識してしまったようにも感じました。自分が現役だった頃のイメージを、そのまま若い選手たちに伝えるのは難しいですし、世代も違いますから、厳しく指導すればいいというわけでもありません。自分が復帰しようかなと思うところもありますが(笑)、今年は新人も入ることですし、新しいチームの成長のための土台を作りたいと思います。

池田咲絵選手

本当に申し訳ないです。自分が勝てば2回戦以降乗っていけたはずなんですが・・・。終始、相手ペースで試合を運ばれてしまいました。大将戦では、相手が引き技を狙ってるのがわかったので、狙えないように対応しました。相手に旗が上がってもおかしくない場面が何度かありましたが、その間に攻め返せなかったことが悔やまれます。代表戦になって、引き技に対応してることが相手にも分かったと思うのですが、さらに狙い方を変えてきたことに、私の対応が遅れてしまいました。簡単なフェイントに居ついてしまい、何もできずメンを打たれてしまいました。これまで、女子チームは相手の勢いにのまれるという試合はあまりなかったので、6月の関東実業団までにチームを修正していきたいです。

試合結果

剣道3人制(女子)本社

1回戦

  日本通運(本社) 0 0 NTT西日本(本社A)
先鋒 斉藤 みのり   引分け   西山 莉加
中堅 齊藤 弘美   引分け   澤田 明那
大将 池田 咲絵   引分け   近藤 志織
(代表戦) 池田 咲絵     メン 近藤 志織
補欠 青山 紀子        

剣道3人制(女子)九州

1回戦

  日本通運(九州) 0 2 富士ゼロックス東京(新宿)
先鋒 本田 絵理奈     メン 福山 美智子
中堅 高尾 優希     メン 湊 友里
大将 中尾 文香   引分け   内山 麻美
(代表戦)          
補欠 都留崎 里紗        

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