日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第16回毎日レディース剣道大会2016.12.11

日野市市民の森ふれあいホール

若手を加え2チームで臨むも3回戦・4回戦で敗退

マッチリポート

女子剣道の競技者の裾野を広げるべく創設された「毎日レディース剣道大会」。すみれの部(ジュニア)、梅の部(35歳未満)、桃の部(35歳以上50歳未満)、桜の部(50歳以上)の4部門に、前回大会を大きく上回る250チームが参加。日通から2チームがエントリーする梅の部は、前回の69チームから20増え、89チームが出場した。
日通Aチームの先鋒は今泉、中堅に東野(来季入社)、大将に斉藤みのりという若手主体の布陣。日通Bチームは、先鋒に瀧沢(来季入社)、中堅に齋藤弘美、大将は青山、ベテランが後ろを守る布陣で臨んだ。
日通Aの初戦の相手は、強豪の富士ゼロックス東京A。しかし先鋒・今泉が試合開始早々、伸びのあるメンを決めてポイントを奪うと、中堅・東野も前がかりになった相手を誘い出してメンを決めて、初戦を突破。大将・斉藤もメン返しドウを鮮やかに決めて3-0と相手を圧倒した。続く3回戦も初戦の勢いそのままに、今泉と東野が揃って2本勝ちを収めコマを進める。4回戦の相手は警視庁剣道クラブC。体幹が鍛えられた重心の低い構えから、接近戦で圧をかけられると、徐々に試合の流れは相手のペースに傾く。今泉はドウ、東野はコテ、斉藤は引き際を寄せられてメンを打たれ0-3と完敗。準々決勝に進むことはできなかった。
日通Bの初戦は富士ゼロックス東京C。先鋒の瀧沢は不戦勝(二本勝ち)。中堅・齋藤は引き分け、大将・青山は終盤にメンを奪われ一本負けを喫するが内容勝ちとなり3回戦へ。第一生命との3回戦は、中堅まで引き分けのまま大将戦へ。試合内容は五分、互いに惜しい技が出るが審判の旗が上がらない。すると、青山が相手のメンを返してドウを抜いたと思われたが、旗は青山に1本、相手に2本。審判協議の結果、判定は覆らず。試合終了と同時にもメンを奪われ、3回戦敗退となった。

コメント

江頭夏紀女子コーチ

日通Aが、初戦の富士ゼロックス東京Aに3-0、野木剣友会に2-0で勝つことができたのは、普段の稽古量からくる自信に尽きると思います。斉藤新主将を中心に、若手はよく稽古をしていると思います。コーチの私が道場に行けてないのが申し訳ないぐらいです。それでも4回戦の警視庁剣道クラブCに0-3で敗れてしまいました。その原因は、各選手が自分の得意な部分での勝負にこだわらなかったことだ思います。今の選手たちはみなとても器用で、いろんな技を出せるし、バリエーションが豊富なんです。多彩な剣道を目指すという方向性は間違っていないのかもしれませんが、いざという時は自分の形を持っている選手の方が強いんです。もっと自分の得意な形に相手を巻き込んでいく剣道を突き詰めていきたいと思います。

瀧沢悠里選手(日通Bチーム先鋒)

新年度からチームの新人として参加する瀧沢です。学生としての勢いとパワーを期待されて先鋒を任されたと思っています。自分がしっかり白星を取って後ろにつなげたかったのですが、プラン通りの剣道ができず残念でした。体力勝負の学生剣道と違って、社会人の剣道は頭脳戦だと感じました。稽古は好きな方なので、仕事との両立を目指しつつ、チームを強くしていければと思います。

東野凌子選手(日通Aチーム中堅)

自分は足を使う剣道が持ち味です。動きの中から相手を足でさばいて技を出すタイプですが、2回戦、3回戦はそうした自分の剣道ができたと思います。4回戦は、警察剣道に対する先入観もあって、戦う前から過剰に警戒してしまいました。実際に試合をしてみると、圧が半端ないというか、相手の体幹の強さは想像以上でした。でも、試合が終わって冷静に考えると、太刀打ちできないほどではなかったというのが正直なところです。次の試合では気持ちを強く持って臨みたいと思います。

斎藤みのり主将(日通Aチーム大将)

今日の大会に向けてしっかり稽古はしてきたつもりですが、4回戦敗退という結果に終わり、自分たちの課題を持ち帰ることになってしまいました。0-3で敗れた相手の警視庁は確かに強いチームでしたが、勝てない相手だとは感じませんでした。試合の中で見つかった課題は、動きと動き、技と技の「間」を相手に渡してしまうことです。どちらが主導権を取るかという時に、自分たちが後手を引いたことが今日の敗因であり、相手に先んじる剣道をすることが、今後の課題だと思います。「今日は負けましたが、つぎ頑張ります」では、いつまでたっても強くなれません。次が最後だというぐらいの気持ちで、3月の全日本実業団女子に臨みたいと思います。

試合結果

日本通運A 成績

2回戦

  日本通運A 3 0 富士ゼロックス東京A
先鋒 今泉 佳恵 メン     立山 岬
中堅 東野 凌子 メン     上内侍 麻菜
大将 斉藤 みのり ドウ     奥村 美里
(代表戦)          
補欠          

3回戦

  日本通運A 2 0 野木剣友会
先鋒 今泉 佳恵 コテ、メン     小澤 侑実
中堅 東野 凌子 メン、メン     大島 綾華
大将 斉藤 みのり     小澤 千秋
(代表戦)          
補欠          

4回戦

  日本通運A 0 3 警視庁剣道クラブC
先鋒 今泉 佳恵     ドウ 阿部 美洸
中堅 東野 凌子     コテ 三木 聖代
大将 斉藤 みのり     メン 廣石 未来
(代表戦)          
補欠          

日本通運B 成績

2回戦

  日本通運B 1 1 富士ゼロックス東京C
先鋒 瀧沢 悠里 不戦勝     元吉 千香
中堅 齋藤 弘美     福山 美智子
大将 青山 紀子     メン 内山 麻美
(代表戦)          
補欠          

3回戦

  日本通運B 0 1 第一生命
先鋒 瀧沢 悠里     江原 梢
中堅 齋藤 弘美     会田
大将 青山 紀子     メン、メン 日野 栞
(代表戦)          
補欠          

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