日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第24回
全日本実業団女子・高壮年剣道大会2023.03.04

東京武道館

相場、田中、丸岡のBチームが16強入りも、目標の結果は得られず

マッチリポート

昨年末から今年にかけて練習環境に変化があり、今大会は長く女子部を指導してきた了戒明宏監督のもとで戦う最後の大会になった。部員が一致団結して昨年(ベスト8)以上の成績を目指したが、目標には届かなかった。

女子の部に出場した6チームのうち、Aチーム、Dチーム、Fチームが1回戦敗退。Eチームは1回戦を突破し、2回戦で伊藤忠商事本社と対戦。先鋒・高原、中堅・東野、大将・鈴木がいずれも引分けて代表戦となったが、最後は競り負けた。

先鋒・諸墨、中堅・板倉、大将・菅原で挑んだCチームも1回戦を突破。2回戦にも1勝2分けで勝利し、3回戦に進出。そのトールエクスプレスジャパン戦は僅差の攻防になったが、2分け1敗。敗戦は一本負けで、技一本の差で敗れた。

Bチームは先鋒・相場(内定者)に、3年目の中堅・田中と大将・丸岡という若い編成。田中、丸岡は昨年ベスト8のメンバーで、日本一を目標に掲げていた。初戦(2回戦)のNTT本社は2分けで丸岡に出番が訪れたが、先に一本を取られてしまう。「頭が真っ白になりましたが、チームメイトの『大丈夫だ』という顔が見えました。思い切って狙いました」(丸岡)という渾身のツキを決めて、引分けで終える。最後は代表戦で勝負の行方を託された田中がコテで制し、勝利を収めた。

3回戦のJRクロスステーション東京戦にも2勝1分けで勝利し、ベスト16進出。4回戦の相手はパナソニックEW門真で、相場が引分け、田中が2本を取られて敗れる。後がない丸岡は積極的に仕掛け、メンで一本を取り、なおも攻め続けた。もう一本で本数も同数となり代表戦だったが、軽快なステップでかわす相手をつかまえ切れずここでも技一本の差で敗れ、目標には届かなかった。

男子高壮年の部(個人戦)では、5段以下に出場した竹村直が準々決勝まで勝ち上がった。最後は優勝者に敗れたが、見事にベスト6入りを果たした。

コメント

了戒明宏(女子監督)

みんなの努力を見てきたので、勝たせてあげたかったです。新道場(来秋完成)を作っていただける会社にものすごく感謝しています。今後はアドバイザーとして「仕事も稽古もしっかり」と選手たちに伝えていきます。

本橋清伸(女子助監督)

満足いく結果ではなかったですが、Bチームが「団体戦とはこういうもの」と背中で見せてくれました。4月から女子監督を務めさせていただきます。まずは6月の関東大会で会社のみなさんに恩返しができればと思っています。

田島侑里(Aチーム・大将 女子主将)

「監督にメダルを」との思いで一致団結していましたが、現実は甘くなかったです。同じような実力のなか、勝者と何が違うのか。勝者との差は紙一重ですが、そこが大きな差でもあります。この差をいかに埋めるか模索中です。

相場葵(Bチーム・先鋒 内定者)

自主的に実業団の動画を見て、狙い目をつけていました。もっとできるはずという印象が残りました。見えていたのに、一本を打ち切ることができなかったです。打突力を高めて、一本を取る剣道を追求していきます。

田中茜里(Bチーム・中堅)

練習環境が変わり、当たり前が当たり前ではないと気づきました。同期の丸岡と「感謝してやらな」という話をしていました。目標は日本一だったので、すごく悔しいです。厳しさの面で、まだ甘いところがあります。

丸岡由理奈(Bチーム・大将)

いまの練習環境を用意してくださっている方々に感謝しかないです。剣道部は結果を求められていて、私自身も結果がほしいです。日頃から一人ひとりがマックスの努力をして、自信をつけることが大事だと考えています。

竹村直(高壮年5段以下の部 ベスト6)

地元の道場で子どもたちを教えながら準備してきました。構え続けることを意識し、相手の動きを見極めることを心がけていたのがうまくいきました。優勝者に敗れたので、もし勝っていれば、という悔しさが残りました。

試合結果

A(NXグループ健康保険組合)

1回戦

  日本通運 A 1 1 三浦工業
先鋒 楢木 結以 コテ メン 瀬尾 真矢花
中堅 山田 静花     メン、ドウ 岩中 まりな
大将 田島 侑里 メン、メン     村上 皐月
(代表戦) 山田 静花     コテ 岩中 まりな
補欠          

B(NX不動産)

2回戦

  日本通運 B 0 0 NTT(本社)
先鋒 相場 葵     福田 安優子
中堅 田中 茜里     坂口 未優
大将 丸岡 由理奈 ツキ メン 松原 真子
(代表戦) 田中 茜里 コテ     松原 真子
補欠          

3回戦

  日本通運 B 2 0 JR東日本クロスステーション(東京)
先鋒 相場 葵 メン     江副 優生
中堅 田中 茜里 ドウ、メン   メン 船橋 里乃
大将 丸岡 由理奈 ドウ メン 寺地 はるか
(代表戦)          
補欠          

4回戦

  日本通運 B 1 1 パナソニック(EW門真)
先鋒 相場 葵     中神 由季乃
中堅 田中 茜里     コテ、メン 桑水流 愛香
大将 丸岡 由理奈 メン     近藤 沙希
(代表戦)          
補欠          

C(NXグループ健康保険組合)

1回戦

  日本通運 C 2 0 トヨタ自動車(本社)
先鋒 諸墨 悠 メン     湯谷 栞凪
中堅 板倉 亜実     平山 まりん
大将 菅原 万莉 コテ     平山 ひなた
(代表戦)          
補欠          

2回戦

  日本通運 C 1 0  NTT西日本(本社B)
先鋒 諸墨 悠 不戦勝      
中堅 板倉 亜実     橋本 京佳
大将 菅原 万莉     二神 明日美
(代表戦)          
補欠          

3回戦

  日本通運 C 0 1 トールエクスプレスジャパン(東京)
先鋒 諸墨 悠     メン 横山 友香
中堅 板倉 亜実     鳴門 彩七
大将 菅原 万莉     小島 彩加
(代表戦)          
補欠          

D(NX不動産)

1回戦

  日本通運 D 0 1 日本製鉄(大分)
先鋒 葛󠄀西 来未     藥師寺 藍梨
中堅 海老原 綾香     和田 麻友美
大将 山田 里穗     メン、コテ 藥師寺 華那
(代表戦)          
補欠 新納 璃南        

E(NXグループ健康保険組合)

1回戦

  日本通運 E 3 0 三菱UFJ銀行(大手町)
先鋒 高原 璃子 不戦勝     増田 聖夕
中堅 東野 早杜子 メン、メン     大畑 公実
大将 鈴木 悠里 メン、メン     河村 実希子
(代表戦)          
補欠          

2回戦

  日本通運 E 0 0 伊藤忠商事(本社)
先鋒 高原 璃子     平田 奈々
中堅 東野 早杜子     大野 天音
大将 鈴木 悠里     一法師 実幸
(代表戦) 東野 早杜子     メン 大野 天音
補欠          

F(NX不動産)

1回戦

  日本通運 F 0 2 パナソニックデバイスSUNX(B)
先鋒 加藤 亜紀     井手野 愛子
中堅 小野 まりな     メン 長田 茉琴
大将 建石 佳織     メン、コテ 土手 美里
(代表戦)          
補欠 逸見 茉穂        

高壮年個人戦

石井 誠哉(6段以上の部)

2回戦 メン、ドウ   福島 徹
(東海旅客鉄道本社) 
3回戦   メン、メン 松尾 博隆
(望星サイエンス本社) 

西 貴義(6段以上の部)

1回戦 メン、メン   岩崎 克則
(アイテック本社)
2回戦 不戦勝   毛利 隆史
(アイシン本社) 
3回戦 メン メン、メン 森田 拓生
(東日本電信電話本社)

椎屋 博光(6段以上の部)

1回戦 メン、コテ   水村 友一郎
(電通)
2回戦 メン、メン 但馬 淳仁
(富士通本社)
3回戦 コテ、コテ メン 稲生 一志
(キヤノン)
4回戦 メン ドウ、コテ 遊佐 大介
(綜合警備保障東京)

竹村 直(5段以下の部)

2回戦 メン、コテ コテ 山崎 晃輔
(サントリーHD大阪本社)
3回戦 メン、コテ メン 野尻 剛史
(岡三証券)
4回戦 メン、コテ   宮本 恵造
(三菱UFJ銀行本店)
5回戦 コテ、メン ドウ 福田 義広
(竹中工務店)
6回戦 メン、コテ   八巻 侑司
(住友不動産販売)
準々決勝 メン メン、メン 片野 洋
(東日本旅客鉄道本社)

加藤 禎之(5段以下の部)

2回戦 不戦勝   白石 直樹
(パナソニックエレクトリックワークス社東京)
3回戦 ドウ、メン   梅田 英俊
(名古屋鉄道本社)
4回戦   メン 朝日 康成
(三井住友信託銀行) 

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