MATCH REPORT
試合結果詳細
第22回
国土交通大臣杯剣道大会2024.02.10
千代田区立スポーツセンター
女子個人戦を海老原が制す。男子団体で日本通運Bが準優勝

マッチリポート
国土交通大臣杯剣道大会は、実に4年ぶりの開催となった。日本通運は前回2019年大会の男子団体、女子個人戦で優勝しており、今大会の主管を務めた。当日は主管代表として竹添進二郎社長が臨席し、各選手の剣道を見届けた。
男子団体に臨んだ日本通運Aは2回戦から登場し、清水建設を4-0で下した。続く準々決勝ではJPロジスティクス大阪と対戦。5人が対戦して勝敗1-1、本数1-1と並んで、勝ち上がりを決める代表戦に井田全信が臨んだが、コテを取られて惜敗。「代表戦の前に勝たないといけなかった」(石井誠哉/A監督)という敗戦となった。
日本通運Bは1回戦、2回戦を順調に突破。準々決勝のランテックAとの戦いは中堅を終えて0-1だったが、副将・三浦和也、大将・川良渉が勝利し、2-1で競り勝った。さらに、JPロジスティクス東京との準決勝では次鋒・山田誠大、中堅・諸橋岳史が勝利し、決勝に勝ち上がった。
一人ひとりが繋いで接戦をモノにしてきた日本通運Bだったが、「最後まで勝ち続けるのは難しかった」(志賀隆史/B監督)と言うように、JPロジスティクス大阪との決勝は終始劣勢を強いられて0-3で敗れ、準優勝で大会を終えた。
女子個人戦では海老原綾香が攻守のバランスが取れた剣道を披露。菅原万莉との同門対決を含む5試合で一本も失うことなく、「持ち味が出た」(本橋清伸/女子監督)という充実した内容で優勝を飾った。女子個人戦は第17回大会から日本通運が制しており、4連覇となった。
17選手で争われた高壮年男子に出場した石井誠哉は1回戦を突破したが、2回戦で敗れてベスト4入りはならなかった。
コメント
石井誠哉(日本通運A 監督)

優勝して次回も主管を務めることが目標だったので、Bチームが準優勝しましたが満足はしていません。Aチームは準々決勝が代表戦になり敗れましたが、それ以前の展開で一本を取って勝たないといけませんでした。
志賀隆史(日本通運B 監督)

主管で迎えた大会であり、やはり見えないプレッシャーがあったのか最後まで勝ち続けるのが難しかったです。ただ、一人ひとりが繋ぐ意識を持って戦ってくれました。6月の関東実業団に向けて練習を積み重ねていきます。
本橋清伸(女子監督)

海老原は粘り勝ちですね。持ち味をよく発揮してくれました。菅原との直接対決にあんなにあっさり勝つとは思いませんでした。その菅原も確実に成長しています。日ごろの頑張り、練習の成果が出た大会となりました。
海老原綾香(女子個人戦優勝)

前に出て一本を取る剣道を意識していました。菅原さんとは地稽古でもよくやっているので、早めに決めなければと思っていましたが、実現できて良かったです。この優勝を3月2日の全日本実業団に繋げたいです。
三浦和也(剣道部主将 日本通運B 副将)

女子は優勝しましたが、男子はどちらも同じチームにやられてしまいました。実力ある選手が揃っていますが、試合勘が戻らなかったかもしれません。前回王者として連覇を目標にしていたので、とても悔しいです。
諸橋岳史(日本通運B 中堅)

みんなで繋いでいくチームワークの良さで決勝までいきましたが、準優勝で終ってしまいました。優勝しなければいけない大会だったので、また一からやり直しです。日ごろの練習に精進しなければ、と思っています。
試合結果
男子団体 日本通運A
2回戦
日本通運 A | 4 | - | 1 | 清水建設 | |
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先鋒 | 五十嵐 旬 | メン | 松井 貴宏 | ||
次鋒 | 大野 僚介 | 分 | 望月 優希 | ||
中堅 | 三山 宙 | コテ | 田中 啓喜 | ||
副将 | 山根 舜平 | コテ | 鍛冶 貴義 | ||
大将 | 井田 全信 | メン、コテ | 篠 貴昌 | ||
(代表戦) | |||||
補欠 | 南 純平 | 大西 健太 |
準々決勝
日本通運 A | 1 | - | 1 | JPロジスティクス大阪 | |
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先鋒 | 五十嵐 旬 | 分 | 稲塚 大成 | ||
次鋒 | 大野 僚介 | 分 | 松﨑 貴志 | ||
中堅 | 三山 宙 | メン | 竹内 秀 | ||
副将 | 山根 舜平 | 分 | 小幡 侑矢 | ||
大将 | 井田 全信 | メン | 梁村 斗馬 | ||
(代表戦) | 井田 全信 | コテ | 竹内 秀 | ||
補欠 | 南 純平 | 糸山 泰史 |
男子団体 日本通運 B
1回戦
日本通運 B | 4 | - | 0 | 小田急 A | |
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先鋒 | 鈴木 啓介 | コテ | 鈴木 森人 | ||
次鋒 | 山田 誠大 | メン、メン | 及川 祥明 | ||
中堅 | 諸橋 岳史 | メン、メン | 旗手 順 | ||
副将 | 三浦 和也 | 分 | 倉持 貴広 | ||
大将 | 川良 渉 | メン、コテ | 関 俊洋 | ||
(代表戦) | |||||
補欠 | 植木 崇広 |
2回戦
日本通運 B | 2 | - | 1 | 東京システム運輸ホールディングス | |
---|---|---|---|---|---|
先鋒 | 鈴木 啓介 | 分 | 柳沼 勇作 | ||
次鋒 | 山田 誠大 | メン、メン | 萩原 大希 | ||
中堅 | 諸橋 岳史 | ドウ、コテ | 梅田 隆彦 | ||
副将 | 三浦 和也 | メン | 分 | コテ | 生地 志有 |
大将 | 川良 渉 | メン、メン | 奥野 潤一郎 | ||
(代表戦) | |||||
補欠 | 植木 崇広 |
準々決勝
日本通運 B | 2 | - | 1 | ランテックA | |
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先鋒 | 鈴木 啓介 | メン | 西原 圭悟 | ||
次鋒 | 山田 誠大 | 分 | 浅井 和貴 | ||
中堅 | 諸橋 岳史 | 分 | 安東 大貴 | ||
副将 | 三浦 和也 | コテ | 柊元 真之介 | ||
大将 | 川良 渉 | メン、メン | 高橋 直希 | ||
(代表戦) | |||||
補欠 | 植木 崇広 |
準決勝
日本通運 B | 2 | - | 1 | JPロジスティクス東京 | |
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先鋒 | 植木 崇広 | 分 | 丸山 天氣 | ||
次鋒 | 山田 誠大 | コテ | 寺崎 遼太郎 | ||
中堅 | 諸橋 岳史 | コテ | 小嶋 優希 | ||
副将 | 三浦 和也 | メン | 齊藤 基 | ||
大将 | 川良 渉 | 分 | 今田 貴斗 | ||
(代表戦) | |||||
補欠 | 鈴木 啓介 | 石井 秀平 |
決勝
日本通運 B | 0 | - | 3 | JPロジスティクス大阪 | |
---|---|---|---|---|---|
先鋒 | 植木 崇広 | コテ | 稲塚 大成 | ||
次鋒 | 山田 誠大 | 分 | 松﨑 貴志 | ||
中堅 | 諸橋 岳史 | ツキ、コテ | 竹内 秀 | ||
副将 | 三浦 和也 | コテ | 小幡 侑矢 | ||
大将 | 川良 渉 | メン | 分 | メン | 梁村 斗馬 |
(代表戦) | |||||
補欠 | 鈴木 啓介 | 糸山 泰史 |
女子個人
海老原 綾香
1回戦 | メン、ドウ | 石井 亜美(西武鉄道) | |
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2回戦 | メン | 横山 友香(JPロジスティクス) | |
準々決勝 | メン | 三木 あずみ(ランテック) | |
準決勝 | メン、コテ | 菅原 万莉(日本通運) | |
決勝 | メン | 松村 朋香(ランテック) |
菅原 万莉
2回戦 | ドウ | 薄井 千恵(東京システム運輸ホールディングス | |
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準々決勝 | メン | 鳴戸 彩七(JPロジスティクス) | |
準決勝 | メン、コテ | 海老原 綾香(日本通運) |
丸岡 由理奈
2回戦 | ドウ | 柴﨑 祐希(西武鉄道) | |
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準々決勝 | メン | 矢野 あすか(ランテック) |
壮年男子
石井 誠哉
1回戦 | メン、メン | 瀬尾 昭治(鹿島建設) | |
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2回戦 | メン、コテ | 大津 晃(東日本旅客鉄道) |