第23回
第23回レディース剣道大会2024.12.08

日野市市民の森ふれあいホール

各チームが充実した戦いを披露。“つなぐ剣道”で好感触

マッチリポート

今大会はオープン参加の女子団体戦で、全国から合計368チームが参加。年齢別に5部門が設定され、日本通運は30歳未満の「梅の部」に3チームが出場した。

日本通運Aは、先鋒・吉田梨花子、中堅・海老原綾香、大将・板倉亜実。
日本通運Bは、先鋒・高原璃子、中堅・海老子川美李依、大将・菅原万莉
日本通運Cは、先鋒・相場葵、中堅・河野里穂、大将・山田静花という布陣で、それぞれ優勝を目指した。

AチームとBチームはベスト16に進出し、Cチームもあと一勝でベスト16に届くところだった。各選手が自分の役割を果たし、試合内容も良かった。3チームで合計10試合を戦い、7勝3敗。敗れた3試合のうち2つは代表戦までもつれる接戦で、あと一歩及ばず惜しくも敗れた。頼もしい部員たちの戦いを見守った本間敏光助監督は、「団体戦は一試合一試合を“つなぐ”ことが大事。今日は点と点を線にすることができていました」と振り返った。

また、「チームで士気を上げ、向上心を持ってやるにはどうしたらいいか、それぞれの選手がどんなことを意識して稽古すればいいかをみんなで情報を共有しながら、各選手が自分のペースで調整してきました」と語ったのは女子主将の板倉で、こうした取り組みが好感触を得る結果につながった。

充実した戦いを終えた後、選手たちはすでに次に向けた課題を口にしていた。「足りない部分があるからこそ、負けてしまう。あと一歩をみんなで解決するために、稽古で突き詰めていきます」（板倉）。今大会で得られた好感触に加えて、今後の稽古で何を積み重ねられるかが重要だ。次の大会は、来年2025年3月の全日本実業団女子剣道大会になる。

コメント

本間敏光（女子助監督）

結果だけを見ると入賞できず残念な気持ちもありますが、剣道部としての総合力や各チームのまとまりは非常に良かったと思います。これからの課題は、接戦になったときに勝負の一本をどうやって取るかになります。

板倉亜実（Aチーム・大将　女子主将）

各チームとも良い剣道をして勝ち進むことができました。一人ひとり感じたものがあると思うので、今後どんなことを意識して稽古に取り組むべきかをみんなで共有し、さらにレベルアップして全日本実業団に臨みたいと思います。

菅原万莉（Bチーム・大将）

大会前に板倉主将から「どういう意識で臨むかチームごとに考えようね」という一言があり、良い稽古ができ、それが結果につながりました。私自身は相上段（相手と同じ上段の構えになる）にどのように対応するか、今後の課題にしなければと感じました。

山田静花（Cチーム・大将）

警視庁との一戦では、今日で引退する（河野）里穂ちゃんが一本勝ちしたので、私も強気で挑みましたが、技と体力の差を感じました。「負けたくない」ではなく「勝つ」という気持ちで臨めるように取り組んでいきます。

河野里穂（Cチーム・中堅　現役選手として最後の出場）

次のステップにつながる良い内容で終えることができました。仕事と剣道を両立するのは大変でしたが、6年間いろいろな人に支えていただきました。剣道は生涯スポーツとしてこれからも続けていこうと思っています。

試合結果

日本通運A

■2回戦

■3回戦

■4回戦

日本通運B

■1回戦

■2回戦

■3回戦

■4回戦

日本通運C

■1回戦

■2回戦

■3回戦

ギャラリー