日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第66回
関東実業団剣道大会2025.06.01

日本武道館

男子Bチームが6年振り準優勝!新入社員3人が加わり、男女全8チームが出場

マッチリポート

男子Bチームが6年振り準優勝!

先鋒・外崎、次鋒・山田、中堅・川良、副将・三輪、大将・南の構成で、序盤から危なげない試合を繰り広げ、順調に準々決勝まで勝ち進んだ。

準々決勝:NTT(大手町)戦
先鋒・外崎が攻め合いを制して一本勝ち。次鋒・山田、中堅・川良、副将・三輪は接戦の末に引き分け。大将・南が一本を奪われ代表戦へ突入。
代表戦では再び登場した外崎が熱戦を繰り広げ、気合のこもった面を決め、準決勝進出を果たした。

準決勝:富士フイルムBI(本社)戦
今大会絶好調の外崎が先鋒戦で華麗な小手を決め一本リード。大将戦では南が圧倒的なフィジカルを見せ、相手の技をかわしながらも豪快な面を決めて勝利に貢献した。

決勝戦:NTT東日本(本社)戦
6年ぶりの決勝進出は、フィジカル vs テクニックの戦いに。5人全員が奮闘したが、強豪企業の高度な技に対応しきれず、0-3で敗れ準優勝となった。
試合後、選手たちは「フィジカルから変え、応援されるような激しい剣道をしていきたい」と語り、今後のさらなる活躍を誓った。

男子Aチーム

先鋒・大野、次鋒・山根、中堅・諸橋、副将・三山、大将・井田の編成で、上位進出を目標に臨んだ。
トッパン・エッジBとの初戦、先鋒、次鋒、中堅がそれぞれ惜しい技を繰り出すも一本とはならず、両チーム0-0のまま副将戦へ。
副将・三山は一瞬の隙を突かれてポイントを奪われ、リードを許す展開に。続く大将・井田は果敢に攻め込むも、攻勢の隙を突かれポイントを奪われ、万事休す。
0-2で初戦敗退となった。

男子Cチーム

先鋒・上野、次鋒・三浦、中堅・鈴木、副将・遠藤、大将・植木の布陣で臨んだ。
初戦となる2回戦、対する望星サイエンス(横浜)との戦いは、先鋒の上野が先制して流れを引き込むと、鈴木、遠藤、植木もポイントを取り、4-0で勝利した。
3回戦、対戦相手は三菱電機(情報総研)。上野がチームを勢いづける面で一本勝ちを収めると、次鋒から大将まで“草莽”の如く粘り強い試合運びで相手に一本も触れさせず、1-0で勝利した。
山場であった4回戦の富士フイルムBIジャパン(本社)戦は、上野が果敢に攻めるが有効打は奪えず、一瞬の隙を突かれて面を取られる。続く三浦も反則で一本負け。0-2の後がない場面での鈴木を迎える。逆転の可能性を全員が願ったが、願い届かずポイントを落とし、遠藤、植木も最後まで相手を崩すことができず、0-5で敗退し、ベスト32で悔しい結果となった。

男子Dチーム

先鋒・丑尾田、次鋒・小林、中堅・馬杉、副将・小野、大将・高橋のDチームは、三菱UFJ銀行(大手町)との1回戦、両チーム譲らぬ展開で迎えた代表戦で、高橋が鮮やかな胴で制し、駒を進めた。
続く2回戦、東京システム運輸(多摩)との試合では、初戦の勢いに乗り、4-0と快勝した。
勢いのまま勝利したい3回戦、TOPPANエッジ(滝山)との試合では序盤の敗戦から巻き返しを狙ったが、相手の堅い守りに阻まれ、厳しい戦局となり、各選手健闘するも相手チームを崩し切ることができず、1-2で敗退し、悔しい結果となった。

女子Aチーム

先鋒・吉田、中堅・板倉、大将・菅原の布陣で試合に臨んだ。先鋒・吉田は積極的に攻め込んだものの、相手の鋭い技に一本を奪われる。中堅・板倉は流れを引き戻そうと果敢に攻め続けたが、両者一歩も譲らず引き分けとなった。大将・菅原は勝利を目指して一本を狙い続けたが、最後まで得点には至らなかった。全体を通して攻めの姿勢を貫いたものの、あと一歩及ばず悔しい敗戦となった。

女子Bチーム

1回戦で上池自動車学校と対戦。先鋒・相場、中堅・新納、大将・山田はいずれも引き分けとなり、勝敗は代表戦に持ち込まれた。代表戦では新納が引き面で勝利し、2回戦は勢いそのままに2-0で勝利を収めた。
3回戦では富士フイルムBI(新宿)と対戦。新納が一本負けし、山田は一進一退の攻防を演じたが引き分けに終わり、0-1で敗退となった。

女子Cチーム

先鋒・高原、中堅・加藤、大将・伊藤の布陣で臨んだ女子Cチーム。シード権を獲得しているCチームは2回戦から登場。加藤が見事なメンで接戦を制し、チームに勢いをもたらした。
3回戦では、今年3月に東京武道館で行われた全日本実業団女子・高壮年剣道大会で準優勝したメンバー2名を擁するNTT東日本(東京)と対戦。中堅・加藤が試合開始早々に鋭い初太刀のドウを決めて1本先取。続けて出小手を取り2本勝ちを収めると、大将・伊藤も冷静に試合を進め、渾身のメンを決めてチームの勝利を決定づけた。
しかし4回戦では、先鋒・高原が合い面で勝負したものの相手に軍配。加藤と伊藤も果敢に攻めたが1本を奪えず、0-1の僅差で惜しくも敗退。ベスト16で大会を終えた。

女子Dチーム

先鋒・東野、中堅・宮崎、大将・柴田で臨んだ。1回戦、三井住友海上(神田)と対戦。先鋒から大将まで激しい攻防が続き、両者一歩も譲らない展開となった。
0-0で代表戦へ投入し、中堅の宮崎が出場。チーム勝利の為果敢に攻め続けたが一瞬の隙を打たれて敗退。チーム全員が全力を尽くしたものの1回戦敗退となった。

コメント

石井誠哉監督(男子監督)

関東実業団剣道大会は剣道部にとって年間2大大会に位置づけとなる重要な大会であります。本大会での優勝を目指し、春季強化稽古や他社との練習試合に取り組んで参りました。男子は4チーム出場しBチームが決勝に進出しましたが、決勝までの戦いは一勝一本をチームで守り切り勝ち上がることができました。代表戦までもつれ込んだ二戦も代表者がチームの思いを背負い戦い勝ち切ることができました。決勝は、関東大会四連覇中の強豪NTTに負けてしまいましたが、次の全日本実業団大会に繋がる実のある大会となりました。今大会も休日のところ日本武道館に駆け付けてくださった100名を超える皆様の熱い声援が選手を奮い立たせ決勝まで進むことができました。いつもご支援頂き誠にありがとうございます。今後とも剣道部の応援をよろしくお願い申し上げます。

本橋清伸(女子監督)

本大会は、主将の板倉を中心に今までにないほど準備をして臨みましたが、結果については全日本同様ベスト16止まりであと一歩のところで入賞を逃しました。
ただ、日頃より周りが認めるほど努力を積み重ねている加藤、高原の所属するCチームがベスト16まで行ったことは、全女子部員に対して価値のあることだと考えます。あと一歩を進める課題は見えました。女子の次の試合は10月に岡山県で開催されるお通杯です。全員でこれまで以上の準備をし、必ず結果の恩返しを致します。今後ともご声援の程宜しくお願い致します。

三山宙(男子主将)

全チーム上位入賞を目標に今大会に向け取り組んできただけに、Bチームの決勝進出は非常にうれしく思います。チームが一丸となり、全員がともに信頼し合えた結果だと思っています。ただ、その他のチームについては思うような試合展開を作ることが出来ず、早々に敗退してしまったため、改めて一から稽古や体づくり、精神面のトレーニングを行い目標達成に向け精進していきます。
早朝より応援に来てくださったたくさんの方々への感謝を忘れず、9月の全日本実業団では必ず結果で恩返しをします。これからもよろしくお願いいたします。

板倉亜実(女子主将)

これまで様々な取り組みを重ねてきたことで、試合の中で自分たちの強みを発揮できる場面が増え、一本に執着して取れるようになったのは大きな成長だと感じています。特に、チームワークや一本にかける執着心は前回大会よりも格段に向上し、Cチームは粘り強く戦いベスト16に入ることができました。一方で、追いかける場面で一本を取り切ることができないという課題も見えてきました。相手にリードされた状況での気持ちの切り替えや、冷静に状況を判断して攻め切る力については、今後も補っていく必要があると感じています。こうした場面でも一本を取り切れるよう、また精進してまいります。今後とも、ご声援の程宜しくお願い致します。

外崎容司(男子Bチーム 先鋒)

後ろに最強のヒーロー4人がいたため、私は何も考えずに思いっきり自分の剣道をしただけです。
普段であればもっと硬くなり、普段通りの動きが出来なくなってしまい勝てる試合も逃してしまうことが多々ありました。今回の試合で普段通りに近い動きができたのは4人のヒーローのおかげです。

加藤亜紀(女子Cチーム 中堅)

今大会では、組み合わせが決まった段階から、自分が対戦する可能性のある相手の分析をしました。試合では、先鋒がいい流れで繋いでくれ、新入社員ながら頼りになる大将のおかげで私も冷静に試合ができ山場も超えることができました。
しかし、ベスト16で結果が出たとは言い切れないので、今大会の反省を活かして次の大会へ向けて準備していきたいと思います。

試合結果

男子日本通運A

■1回戦

  日本通運A 0 2 トッパンエッジ(東京)
先鋒 大野 僚介     佐藤 迅
次鋒 山根 舜平     河西 彦筒
中堅 諸橋 岳史     南 圭太郎
副将 三山 宙     メン コテ 加藤 禎久
大将 井田 全信     メン  久保田 陽紀
(代表戦)          
補欠 鈴木 淳太        

男子日本通運B

■2回戦

  日本通運B 2 0 日野自動車
先鋒 外崎 容司   芝垣 宏俊
次鋒 山田 誠大 メン コテ     渡邉 健太
中堅 川良 渉 メン    佃 駿甫
副将 三輪 佳史 ▲ ドウ   メン ▲ 小泉 拓未
大将 南 純平     山﨑 雄大
(代表戦)          
補欠 永松 秀介        

■3回戦

  日本通運B 4 0 ADEKA(東京)
先鋒 外崎 容司     塚原 大和
次鋒 山田 誠大 ドウ メン   石井 学
中堅 川良 渉 メン コテ     篠 宏成
副将 三輪 佳史 メン ドウ     小林 和史
大将 南 純平 メン     田仲 泰宏
(代表戦)          
補欠 永松 秀介       相原 孝宏

■4回戦

  日本通運B 2 0 三井不動産(日本橋)
先鋒 外崎 容司 ▲ ドウ メン     髙橋 草太
次鋒 山田 誠大 藤原 巧
中堅 川良 渉   長尾 宰
副将 三輪 佳史 ドウ メン   メン 山下 雄大
大将 南 純平     吉田 雄太郎
(代表戦)          
補欠 永松 秀介       後藤 遼一

■5回戦

  日本通運B 代表 1 1 富士フイルムBI(港)
先鋒 外崎 容司     白石 琢磨
次鋒 山田 誠大 メン     菊埼 将史
中堅 川良 渉     丹治 倫太朗
副将 三輪 佳史     メン 竹ノ内 尚希
大将 南 純平     福岡 錬
(代表戦) 南 純平 コテ     福岡 錬
補欠 永松 秀介       野村 慶徳

■6回戦

  日本通運B 1 0 TOPPAN(本社)
先鋒 外崎 容司 メン     深見 優太
次鋒 山田 誠大   柏葉 郁人
中堅 川良 渉   佐藤 亮太
副将 三輪 佳史     泉 紘晏
大将 南 純平 コテ ドウ 松井 航汰
(代表戦)          
補欠 永松 秀介       吉田 慎之助

■準々決勝

  日本通運B 代表 1 1 NTT(大手町)
先鋒 外崎 容司 メン     小川 夢希也
次鋒 山田 誠大     原 光生
中堅 川良 渉     近藤 祐世
副将 三輪 佳史   兵藤 裕則
大将 南 純平     メン 山田 将也
(代表戦) 外崎 容司 メン     兵藤 裕則
補欠 永松 秀介       河野 昂大

■準決勝

  日本通運B 2 0 富士フイルムBI(本社)
先鋒 外崎 容司 コテ     工藤 翔太
次鋒 山田 誠大     米満 広将
中堅 川良 渉     梅ケ谷 翔
副将 三輪 佳史     藤田 啓人
大将 南 純平 メン   岩川 力
(代表戦)          
補欠 永松 秀介       河内 省吾

■決勝戦

  日本通運B 0 3 NTT東日本(東京)
先鋒 外崎 容司     原田 龍
次鋒 山田 誠大     コテ コテ 石井 亮太
中堅 川良 渉     メン 了戒 一彰
副将 三輪 佳史     及川 拓
大将 南 純平     コテ ドウ 渡部 晃
(代表戦)          
補欠 永松 秀介       濱田 竜輝

男子日本通運C

■2回戦

  日本通運C 4 0 望星サイエンス(横浜)
先鋒 上野 傑 メン     山本 拓輝
次鋒 三浦 和也     岩崎 友哉
中堅 鈴木 啓介 コテ     山越 章太
副将 遠藤 颯 メン コテ     萩原 嵩基
大将 植木 崇広 ▲ メン     行木 裕一
(代表戦)          
補欠 赤澤 智希       樋田 貴俊

■3回戦

  日本通運C 1 0 三菱電機(情報総研)
先鋒 上野 傑 メン     佐々木 太一
次鋒 三浦 和也     久我 涼介
中堅 鈴木 啓介     加藤 嵩之
副将 遠藤 颯     小勝 久毅
大将 植木 崇広   木内 健太郎
(代表戦)          
補欠 赤澤 智希       福嶌 謙太

■4回戦

  日本通運C 0 5 富士フイルムBIジャパン(本社)
先鋒 上野 傑     メン 福田 敏樹
次鋒 三浦 和也     反則 山本 莞典
中堅 鈴木 啓介     メン コテ ▲ 西口 知成
副将 遠藤 颯     コテ 上原 祐二
大将 植木 崇広     メン 本川 耕平
(代表戦)          
補欠 赤澤 智希       小林 亮太

男子日本通運D

■1回戦

  日本通運D 代表 1 0 三菱UFJ銀行(大手町)
先鋒 丑尾田 匠海   中井 佑太郎
次鋒 小林 航大     竹元 悠人
中堅 馬杉 翼   宮原 和雅
副将 小野 将     野畑 慶一郎
大将 高橋 達哉   井上 悠太郎
(代表戦) 高橋 達哉 ドウ     中井 佑太郎
補欠 谷口 賢人        

■2回戦

  日本通運D 4 0 東京システム運輸(多摩)
先鋒 丑尾田 匠海 ドウ     荻原 大希
次鋒 小林 航大 メン     梅田 隆彦
中堅 馬杉 翼 メン メン     榎本 佳純
副将 小野 将 メン メン   メン 柳沼 勇作
大将 高橋 達哉     赤坂 英一
(代表戦)          
補欠 谷口 賢人       奥野 潤一郎

■3回戦

  日本通運D 1 2 TOPPANエッジ(滝山)
先鋒 丑尾田 匠海     池田 光聖
次鋒 小林 航大     メン メン 諏訪 稜介
中堅 馬杉 翼 コテ ▲     田代 啓之
副将 小野 将       久保田 剛
大将 高橋 達哉     コテ メン 奈須 政浩
(代表戦)          
補欠 谷口 賢人        

女子日本通運A

■1回戦

  日本通運A 0 1 富士フィルムBI(港)
先鋒 吉田 梨花子     コテ 内藤 栞
中堅 板倉 亜実     高野 奈央
大将 菅原 万莉     津守 葵衣
(代表戦)          
補欠          

女子日本通運B

■1回戦

  日本通運B 代表 0 0 上池自動車学校
先鋒 相場 葵     滝川 柚花
中堅 新納 璃南     水谷 和希
大将 山田 静花     室屋 悠望香
(代表戦) 新納 璃南 メン     室屋 悠望香
補欠         漆畑 菜友

■2回戦

  日本通運B 2 0 ヤマダデンキ(本社)
先鋒 相場 葵 メン     森山 香凜
中堅 新納 璃南 メン     菅原 小織
大将 山田 静花     橋本 真奈
(代表戦)          
補欠          

■3回戦

  日本通運B 0 1 富士フィルムBI(新宿)
先鋒 相場 葵     北川 空
中堅 新納 璃南     コテ 倉田 青空
大将 山田 静花 山本 茉由果
(代表戦)          
補欠          

女子日本通運C

■2回戦

  日本通運C 1 0 キリン
先鋒 高原 璃子     上遠野 幸
中堅 加藤 亜紀 コテ     小西 波留
大将 伊藤 和美   品川 大華
(代表戦)          
補欠 海老原 綾香        

■3回戦

  日本通運C 2 0 NTT東日本(東京)
先鋒 高原 璃子 渡邊 桃子
中堅 加藤 亜紀 ドウ コテ     横井 怜子
大将 伊藤 和美 メン     長谷川 理恵
(代表戦)          
補欠 海老原 綾香        

■4回戦

  日本通運C 0 1 富士フイルムBI(本社)
先鋒 高原 璃子     メン 浦 杏奈
中堅 加藤 亜紀     水野 日菜
大将 伊藤 和美   榎本 琴音
(代表戦)          
補欠 海老原 綾香        

女子日本通運D

■1回戦

  日本通運D 0 0 代表 三井住友海上(神田)
先鋒 東野 早杜子   大西 希望
中堅 宮﨑 優楽   升谷 理紗子
大将 柴田 まりな     石田 結理子
(代表戦) 宮﨑 優楽     コテ 大西 希望
補欠          

ギャラリー

戻る