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MATCH REPORT

試合結果詳細

第70回
天皇杯 全日本相撲選手権大会2021.12.05

両国国技館

昨年ベスト8の小山内が出場するも、ケンカ四つの相手に初戦で敗れる

マッチリポート

高校生、大学生、社会人による「アマチュア横綱」を決める第70回天皇杯が両国国技館で開催され、全国から124人の選手が参加した。日通からは昨年のこの大会でベスト8入りした小山内力樹が出場し、2年連続の上位進出を目指した。

大会はまず予選トーナメントが行われ、それぞれのブロックを勝ち上がった16人による決勝トーナメントが行われるというもの。ベスト16からはNHK総合テレビで中継があり、昨年の小山内は全国に向けて「日通相撲部ここにあり」を示していた。

しかし、コロナ禍で社会人にとっては今大会が2021年最初で最後の公式戦で、心身を整えて臨む難しさが出た。「どの大会もそうですが、最初の取り組みが一番難しく、そこを乗り越えると力を出せるものです」とは矢島健一監督の言葉で、小山内は最初の難関を突破できなかった。

予選トーナメント1回戦の相手であるオドフー(東洋大)は左四つの選手で、右四つの小山内とはケンカ四つだった。土俵上の小山内にはどう立ち合うか迷いがあり、これが相撲に出て先手を取られてしまう。小山内が握った右上手回しは1枚で伸びてしまい、力が伝わらない。押して出ようとするも相手の腰が重く、組み合った状態が数秒続いた。すると、オドフーに巻き替えられてもろ差しを許し、懐に入られて態勢を崩す。最後はすくい投げで敗れ、自分の流れに持ち込めずに初戦で敗退となった。

2020年、2021年は実業団の大会がなく、難しい2年となった。情勢がどうなるか不透明だが、2022年は個人、団体で実業団日本一になることを目指す。

コメント

矢島健一監督

ケンカ四つは難しいので、気にせずにいけと声をかけていましたが、そこがポイントになりました。この2年間はモチベーションを維持するのが難しい状況になっており、私自身がいろいろ勉強しながら取り組んでいます。

小山内力樹選手

稽古はできていましたが、大きな舞台であり、そんきょから立ち合いの流れで迷いが出てしまいました。それが敗因で、相手の態勢になってしまいました。もっと稽古量を増やさないといけないです。また一から頑張ります。

成績

小山内力樹選手

予選トーナメント1回戦 × すくい投げ オドフー(東洋大学)

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