日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第60回
東日本実業団相撲選手権大会2022.07.03

埼玉県立武道館相撲場

3年ぶりの開催で各選手が躍動。団体戦準優勝、個人戦で田中が3位

マッチリポート

2019年の前回大会では団体戦に優勝し、個人戦も古川が制する“2冠”を達成していた。今大会でも団体戦、個人戦ともに優勝を目指していたが、矢島監督は「とにかく元気な相撲をみせよう」と選手たちに伝えていた。まずは各選手が自分の相撲を取ることが大事だった。

団体戦一部予選の1回戦では日本大学職員と対戦。先鋒・田中は入社3年目で初めての実業団大会だったが、気負うことなく前に出て寄り倒しで勝利し、チームに勢いをつけた。中堅・古川、大将・小山内も勝利し、幸先の良いスタートとなった。

2回戦の東光タイヤ工業に2-1、3回戦の凸版印刷に3-0で勝利し、予選を3戦全勝の得点8(取組勝利数)で決勝トーナメントに進出した。古川が充実した取り組みを見せれば、小山内も直前にケガがあったことを感じさせなかった。

準々決勝では南部町役場に3-0、凸版印刷との準決勝も2-1で競り勝ち、いよいよ決勝へ。相手は初戦と同じ日本大学職員で、先鋒の選手を入れ替えて臨んできた。すると、田中が押し出しで敗れ、追いかける展開に。後がない状態で土俵に上がった古川が肩透かしで勝利したが、小山内が寄り切りで敗れ、3年越しの団体戦連覇はならなかった。

個人戦では主将である寺田と団体戦で先鋒を務めた田中が準々決勝で対戦。これを寄り切りで制した田中が3位となった。団体戦、個人戦ともに優勝を逃したが、取り組みの内容は良く、監督、選手ともに十分な手応えを得た。7月31日の全国選抜社会人相撲、9月18日の全日本実業団では優勝を目指す。

コメント

矢島健一監督

3年ぶりの大会であり、「元気な相撲」「日本通運は強いと言われるような相撲」を見せようと選手に話していました。優勝は逃しましたが、よくここまで戻ってきたなという印象です。勝負強さを取り戻すべく、またしっかり稽古していきます。

寺田貴博選手(主将)

直前に小山内、内山のケガはありましたが、全体的には充実した状態で臨めました。初めての大会だった入社3年目の田中、中村を含めて、みんな力を出し切れました。9月の全日本実業団では優勝を狙えると思います。

古川晴貴

大会がなかったここ数年で「自分は相撲が好きなんだな」と実感できました。今日は悔しい結果になりましたが、パフォーマンスできて良かったです。会社の方々の応援に応えるためにも、引き続き頑張っていきます。

田中大介

稽古場では勝てていませんでしたが、うまく調子が整って勝つことができて良かったです。ただ、悔しさも残ったので、次からは全部勝つつもりでいきます。全日本実業団は地元・愛媛で開催されるので、優勝したいです。

中村悠星

職場の方々に稽古の時間を設けていただき、しっかり調整して臨みました。調子はよかったですが…。実業団でまだ1勝もしていないので、次は勝ちたいです。成績を残し、会社に貢献しないといけないと思っています。

成績

団体戦一部・予選

1回戦

  日本通運 3 0 日本大学職員
先鋒 田中 大介 寄り倒し   佐藤 淳史
中堅 古川 晴貴 寄り倒し   中島 望
大将 小山内 力樹 寄り倒し   木﨑 雄也
選手 中村 悠星      
予備選手        

2回戦

  日本通運 2 1 東光タイヤ工業
先鋒 田中 大介   押し出し 寺元 憲一郎
中堅 古川 晴貴 寄り切り   長内 琢磨
大将 小山内 力樹 寄り切り   松尾 幸太
選手 中村 悠星      
予備選手        

3回戦

  日本通運 3 0 凸版印刷
先鋒 田中 大介 寄り切り   松原 康太
中堅 古川 晴貴 寄り切り   楮佐古 明輝
大将 小山内 力樹 押し出し   久保 正博
選手 中村 悠星      
予備選手        

団体戦一部・決勝トーナメント

準々決勝

  日本通運 3 0 南部町役場
先鋒 田中 大介 寄り倒し   久保 裕
中堅 古川 晴貴 上手出し投げ   斉藤 学
大将 小山内 力樹 寄り切り   宮野 健人
選手 中村 悠星      
予備選手        

準決勝

  日本通運 2 1 凸版印刷
先鋒 田中 大介 押し倒し   松原 康太
中堅 古川 晴貴 寄り切り   楮佐古 明輝
大将 小山内 力樹   寄り切り 久保 正博
選手 中村 悠星      
予備選手        

決勝

  日本通運 1 2 日本大学職員
先鋒 田中 大介   押し出し 榎波 将史
中堅 古川 晴貴 肩透かし   中島 望
大将 小山内 力樹   寄り切り 木﨑 雄也
選手 中村 悠星      
予備選手        

個人戦 無差別級

寺田 貴博選手

1回戦 上手投げ 久保 正博(凸版印刷)
2回戦 上手投げ 佐藤 淳史(日本大学職員)
3回戦 押し出し 宮野 健人(南部町役場)
準々決勝 × 寄り切り 田中 大介(日本通運)

内山 翔太選手

2回戦 × 寄り切り 楮佐古 明輝(凸版印刷)

小山内 力樹選手

2回戦 × 不戦勝 松浦 智哉(警視庁)

古川 晴貴選手

2回戦 × 肩透かし 吉田 圭佑(アイシン)

田中 大介選手

2回戦 不戦勝 横澤 徹(盛岡市役所)
3回戦 寄り切り 岡田 祐輔(アイシン)
準々決勝 寄り切り 寺田 貴博(日本通運)
準決勝 × 押し出し 松園 大成(日本体育大学職員)

中村 悠星選手

2回戦 × はたき込み 榎波 将史(日本大学職員)

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