日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第71回
全日本相撲選手権大会2022.12.04

両国国技館

6選手全員が出場、善戦するもベスト16進出を逃す

マッチリポート

アマチュア横綱を決める天皇杯 第71回全日本相撲選手権大会が聖地・両国国技館で行われた。今年の各大会で優秀な成績を収めポイントを得た選り抜きの高校生、大学生、社会人から122人の選手がエントリー。日本通運からは寺田貴博、内山翔太、小山内力樹、古川晴貴、田中大介、中村悠星ら6選手が出場し、上位進出を目指した。

大会は、初戦から一発勝負となるトーナメント方式で行われ、これを通過した16選手が上位のトーナメントへと進んでいく。試合前に矢島監督は「1年の締めくくりとなる大会、ベスト16に入って有終の美を飾ろう。そして自分の相撲を取り切ろう」と送り出した。

だが、寺田、古川、小山内は思ったように本来の力を出し切れず1回戦で敗退。ここで田中が悪い流れを断ち切るように村田(駒沢大学)を突き出しで破り、2回戦も相手をねじ伏せ上手投げを決める。しかしベスト16進出がかかった3回戦で、優勢に運びながらも取組中に左膝を負傷するアクシデントに見舞われて惜敗した。

また、怪我で出遅れていた内山は、1回戦では栗田(早稲田大学)を押し倒すも、2回戦では一瞬の隙を突かれて敗戦。最後の砦となった中村は、1回戦で一ノ瀬(福岡県)に押されても押し返す力強さを見せて勝ち上がったが、2回戦で姿を消した。

目標のベスト16入りを果たせなかったが、今年は東日本実業団で準優勝、全日本実業団では優勝という結果を残し、チームは着実に力を付けている。「来年は各大会優勝を目標にし、この大会では全員がベスト16を、新たな目標としたいと思います」と矢島監督は飛躍を誓った。

コメント

矢島健一監督

6選手全員が出場し、その集大成として全員ベスト16以上の目標を掲げていましたが、結果的に“元気の良い相撲”を取れず、本来の実力を発揮できませんでした。来年に向け鍛え直し、強化に取り組んでいきたいと思います。

内山翔太選手

ここまで、チームとして良い結果を残せていました。今回の選手権では6人が出場し、それぞれが決勝トーナメント進出を目指しましたが、誰も残れずに残念な結果となり悔しい気持ちで一杯です。また一から頑張ります。

中村悠星選手

1回戦は、田中選手、内山選手から良い形でバトンを引き継ぎ、守りに入らずに自分の相撲を取ることができましたが、2回戦敗退となってしまいました。また、メンバーと競い合い、来年に向けて挑みたいと思います。

成績

【予選Aパート】 寺田 貴博

1回戦     寄り切り 松永ジョージ (拓殖大学) 
2回戦        
3回戦        
準々決勝        
準決勝        
決勝        

【予選Bパート】 古川 晴貴

1回戦     押し出し 猿川天嵐 (東京農業大学)
2回戦        
3回戦        
準々決勝        
準決勝        
決勝        

【予選Cパート】 小山内 力樹

1回戦     寄り切り 山崎勝磨 (近畿大学)
2回戦        
3回戦        
準々決勝        
準決勝        
決勝        

【予選Cパート】 田中 大介

1回戦 突き出し     村田臣⼈ (駒澤大学)
2回戦 上手投げ     浦山秀誠 (近畿大学)
3回戦     浴びせ倒し 三上大輝 (東洋大学)
準々決勝        
準決勝        
決勝        

【予選Cパート】 内山翔太

1回戦 押し倒し     栗田裕有 (早稲田大学)
2回戦     押し出し 三輪隼斗 (ソディック)
3回戦        
準々決勝        
準決勝        
決勝        

【予選Dパート】 中村 悠星

1回戦 押し倒し     一ノ瀬康平 (福岡県)
2回戦     突き出し 三田大生(近畿大学)
3回戦        
準々決勝        
準決勝        
決勝        

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