日本通運

MATCH REPORT

試合結果詳細

第52回
全日本実業柔道個人選手権大会2022.08.27-28

ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園)

玉置がベスト8 佐藤がベスト16
2選手が全日本シニアの出場権獲得

第52回全日本実業柔道個人選手権大会

マッチリポート

今大会はベスト4に入ると講道館杯の出場権が得られ、ベスト8では出場資格決定戦に参加できた。また、ベスト16に入ると新設の全日本シニア柔道体重別選手権大会への出場権も獲得できる。

日本通運は、27日は90㎏級に石塚、玉置、戸﨑、影浦。100㎏超級に川井が参加。戸﨑、影浦(GSで敗退)が2回戦で敗れ、石塚もGSにもつれ込む熱戦の末、3回戦で敗れた。川井は同階級に優勝した香川(ALSOK)に敗れ、初戦敗退となった。

玉置は3回戦で下和田(日体柔友会)に「研究していた」(玉置)という大内刈りで勝利してベスト16入り。4回戦ではシード選手の篠崎(京葉ガス)を一本背負いで倒してベスト8入りした。講道館杯出場資格決定戦の1回戦でも大橋(日本製鉄)をGSの末に下し、2回戦に進出。しかし、岡田(了徳寺大学職員)に惜敗し、あと一歩のところで講道館杯には届かなかった。

28日は66㎏級に長谷川、73㎏級に友田、佐藤、髙野、岩崎。81㎏級に手塚が参加。長谷川(GSで敗退)、友田(同階級の優勝者に負け)、岩崎、髙野(GSで敗退)、手塚(GSで敗退)はいずれも2回戦まで。1回戦不戦勝、2回戦一本勝ちで勝ち上がった佐藤は、3回戦で宇口(日本生命)と対戦。GSとなった一進一退の攻防に競り勝ち、ベスト16に進出して全日本シニアの出場権を獲得した。

これまで十分にスタミナ強化に努めてきたが、5選手がGSで敗れ、勝ち上がる過程でGSを戦っていた玉置も最後は体力的に厳しかった。2選手が全日本シニアの出場権を得た一方で、「まだスタミナが足りないのか…」(山脇監督)という言葉が印象が残る大会となった。

GS=ゴールデンスコア:4分間の試合時間で決着がつかないときに行われる延長戦

コメント

山脇悟監督

スタミナ負けしないように十分に稽古してきましたが、もっとやらないといけないと痛感しています。満足はしていませんが、ここ数年のコロナ禍を考慮すると、部全体として結果が出てきているなと感じています。

手塚海選手(柔道部主将・81kg級)

講道館杯の出場権を得るためには、スタミナや筋力がもっと必要です。現状の良い雰囲気を保ちつつ、部全体で課題の克服に努めます。私自身は初戦敗退となってしまい、みなさんに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

玉置玉(90kg級)

ベスト8、代表決定戦ともに最後のところで勝ち切れませんでした。左組の相手が苦手なので、どう戦うか考えていきます。来年2月に開催される全日本シニアの出場権は得たので、体力面を強化して臨みます。

佐藤晃輔(73㎏級)

全日本シニアの出場権は取れましたが、最後はスタミナが切れてしまったので体力強化に努めます。選手一人ひとりが勝ちに徹した柔道、本番をイメージして練習することで、部全体の力を高めていければと思いました。

髙野敦弥(73㎏級)

職場にご理解をいただき、自分なりに調整してきました。(敗れた結城戦は)自分の力を出せていれば勝てる場面もありましたが、相手にうまくやられました。実業団で勝つためには、もっと技術が必要だと感じています。

戸﨑碧海(90kg級)

職場の協力があり、いい準備ができていましたが、力を発揮できず残念な結果となりました。玉置さんの活躍が励みになったので、私も後輩の支えになれるように、柔道部の一員として選手生活を長く続けていきたいです。

成績

66kg級

長谷川雷

1回戦 一本(内股)   加古真稔(満洋丸)
2回戦   技あり (大外刈) ※GS 川上武士(東京拘置所)

73㎏級

岩崎彪

1回戦 技あり (小外掛)   川北周平(JFEスチール)
2回戦   一本 (背負投) 大西勇気(東レ)

佐藤晃輔

1回戦 不戦勝ち   倉本大悟(建装工業)
2回戦 技あり (肩車)   井上涼太(京葉ガス)
3回戦 技あり (大外刈) ※GS   宇口宗汰(日本生命)
4回戦   一本 (背負投) 後藤大介(慶應柔友会)

高野敦弥

1回戦 一本 (横四方固)   三井翔也(講専柔希会)
2回戦   反則勝ち ※GS 結城汰一(不二熱学サービス)

友田敬太

2回戦   一本(内股) 古賀颯人(慶應柔友会)

81㎏級

手塚海

2回戦   反則勝ち ※GS 内藤竜生(東レ)

90㎏級

石塚康太郎

1回戦 技あり(小外)   石橋涼(桑原柔道クラブ)
2回戦 不戦勝ち   山崎壱盛(大阪拘置所)
3回戦   一本 (払腰) ※GS 植田祐太(JR九州)

戸﨑碧海

1回戦 不戦勝ち   尾﨑良慶(松波総合病院)
2回戦   一本 (横四方固) 長倉友樹(センコー)

玉置玉

2回戦 合技 (大外刈+横四方固)   吉野弘人(戸髙鉱業社)
3回戦 一本 (大内刈)   下和田翔平(日体柔友会)
4回戦 一本 (一本背負投) ※GS   篠崎忠史(京葉ガス)
5回戦   一本 (背負投) 仲佐怜優(リンクスタッフグループ)
講道館杯 出場資格決定戦      
1回戦 一本 (支釣込足) ※GS   大橋賢人(日本製鉄)
2回戦   一本 (背負投) 岡田敏武(了徳寺大学職員)

影浦力

2回戦 合技 (内股+横四方固)   前田崚登(アドヴィックス)
3回戦   反則勝ち ※GS 白川剛章(パーク24)

100㎏超級

川井康平

2回戦   一本 (払腰) 香川大吾(ALSOK)

※GS=ゴールデンスコアー

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