MATCH REPORT
試合結果詳細
2023年度
全日本シニア柔道体重別選手権大会2024.02.24~25
大浜だいしんアリーナ(大浜体育館)
出場全選手が初戦敗退。教訓を胸に刻んで稽古に励む

マッチリポート
昨年2月に新設された全日本シニア柔道体重別選手権大会が今年も開催され、日本通運からは6階級に10人が出場した。優勝者に次年度の講道館杯全日本柔道体重別選手権大会への出場権が与えられるため、各選手が高い意識で臨んだ。
しかし所属部署の業務が繁忙期にあたり、選手によっては十分な練習量が取れない状況があった。そうしたなか、畳に上がった者が一人、また一人と敗れ、全員が初戦で敗退となった。
顕著だったのは指導3つを取られての反則負けで、7人がこれで敗れた。「先に指導を取られ、もつれて2つ目を取られ、焦って攻めに出たところを返されたり、受けて3つ目をもらったりというケースが多かったです」と山脇監督が振り返ったとおり、各選手とも試合の流れをうまくつかめなかった。
それでも、吉井拓実(100㎏級)、玉置玉(90㎏級)、衛藤力也(81㎏級)、高野敦弥(73㎏級)、中村洸登(73㎏級)、初野壱昴(66㎏級)の試合はゴールデンスコアによる延長戦までもつれた。最後は体力負けとなる試合が多かったとはいえ、あと一歩で競り負けた惜敗だった。
とくに、10人目に登場した初野(23年一般入社)はすでに敗退した部員全員からの視線を受けて粘り強く戦い、一進一退の攻防を繰り広げた。「ひとり残った状態でみんなの視線がわかっていたので、勝って士気を上げたかったです」(初野)という思いだったが、最後は延長戦7分30秒(合計11分30秒)に3つ目の指導を受けて敗れた。
全体に厳しい結果となったが、選手それぞれに反省点、修正点が浮き彫りになり、今後につなげていく大会となった。
コメント
山脇悟監督

結果は出ませんでしたが、今年最初の大会だったので、選手には次に向けて課題が見つかったと前向きにとらえてほしいです。もたせてもらえない、組めない、というときにいかに対応するかを意識して臨まないといけないです。
玉置玉(柔道部主将 90㎏級)

前半は自分の柔道ができましたが、後半は体力不足もあって反則勝ちでもいいと考えてしまいました。私ももう現役が長くないと思うので、いまできることにきちんと取り組み、今後の一つ一つの大会で力を出し切ります。
手塚海(73㎏級)

全体的に体力面で押されていました。柔道部には毎年、実績のある選手、しっかり練習する選手が加わっています。量が足りない部分は質でカバーするべく、チーム一丸となって取り組まないといけないと感じています。
初野壱昴(66㎏級)

一般入社した私が仕事、柔道で結果を残すことができれば、柔道部はもちろん社員みなさんのやる気につながると考えています。日本通運の士気高揚にもつながると思うので、勝っていけたらいいなと思っています。
60kg級
佐藤 晃輔
1回戦 | 反則負け | 中山 雄介(警視庁) |
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66kg級
長谷川 雷
1回戦 | 反則負け | 竹中 英士(愛知県警察) |
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初野 壱昴
2回戦 | 反則負け ※GS | 湯本 祥真(神奈川県警察) |
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73㎏級
中村 洸登
2回戦 | 反則負け ※GS | 青木 優治(和歌山県警察) |
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手塚 海
2回戦 | 一本(上四方固) | 永谷 直也(滋賀県警察) |
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高野敦弥
1回戦 | 反則負け ※GS | 西口 嵐(滋賀県警察) |
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81㎏級
影浦 力
1回戦 | 反則負け | 村上 陣亮(京都府警察) |
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衛藤 力也
1回戦 | 技あり(払腰)※GS | 後藤 将志(大分県警察) |
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90㎏級
玉置 玉
2回戦 | 技あり(隅返)※GS | 川野 義文(福岡県警察) |
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100㎏超級
吉井 拓実
1回戦 | 反則負け ※GS | 古田卓也(福岡県警察) |
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※GS=ゴールデンスコアー