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MATCH REPORT

試合結果詳細

第55回
全日本実業柔道個人選手権大会2025.08.23~24

ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園)

中村が5位入賞で悲願の講道館杯出場権を獲得!
戸﨑、吉井、木村もベスト16で過去最高の成績

第55回全日本実業柔道個人選手権大会

マッチリポート

階級別で行われた今大会には、5階級13名の選手が出場した。今大会は勝ち上がると、オリンピック・世界選手権につながる国内最大級の大会「講道館杯」の出場権を得ることができる。当社としては2017年に手塚(2024年引退)が出場したのを最後に遠ざかっていたが、8年振りに中村が出場権を獲得することができた。

出場選手は次のとおり。100㎏級=吉井、臼倉。90㎏級=玉置、戸﨑、木村。81㎏級= 影浦、中村。73㎏級=髙野、佐々木、竹下。66㎏級=長谷川、佐藤、初野。

中村は1回戦を背負い投げ・足払いの合わせ技、2回戦を巴投げ、3回戦を開始早々の 豪快な背負い投げ「一本」で勝ち上がり、準々決勝へ進出。対するは昨年優勝の釘丸(パーク24)。一進一退の攻防が続き試合は4分間で決着が付かず、GS(延長戦)へ。
どちらも譲らずここでも3分を超える死闘となったが、中村にペナルティ(指導)が与えられ反則負け、講道館杯出場資格決定戦にまわることとなった。
対するは、実績十分の菅原(SBC湘南美容クリニック)。前戦に続き、こちらも4分間では決着が付かずGS(延長戦)にもつれ込んだが、支えつり込み足で豪快な一本勝ちをおさめ、講道館杯の出場権を獲得した。

戸﨑も1回戦は先に攻め続け反則勝ち(指導3)、2回戦をGS(延長戦)にて肩車「有効」でしぶとく勝ち上がると、3回戦では元・学生王者で実力者の渡邊(東芝)と対戦。厳しい展開が予想されたが、相手が強引に技に入ってきたタイミングで、うまく小内刈りを合わせて一本勝ちをおさめ金星を挙げた。4回戦では小畑(ひらまつ病院)と対戦し、こちらもGS(延長戦)までもつれこんだが、寝技で抑え込まれ敗退。ベスト8入りまで一歩及ばずだった。

吉井は1回戦を不戦勝、2回戦を小外刈り「技あり」で勝ち進んだが、3回戦では石本(旭化成)に合わせ技で敗退。

初出場の木村は、新人らしい思い切りのよい柔道で1回戦を一本勝ち、2回戦は背負い投げで3つの「有効」を奪って勝利。3回戦では豪快な大内刈りで一本勝ちをおさめた。
4回戦、対するは現・全日本強化指定選手で国際大会でも優勝経験のある増山(パーク24)。実力者に対し積極的に攻め続けたが試合終盤に小外刈りで「一本」を取られ敗退。

選手たちは「全日本シニア柔道選手権大会(2月)」・「東京実業柔道団体対抗大会(4月)」・「全日本実業柔道団体対抗大会(6月)」に続き、全体的に仕上がりが良い様子。
9月に行われる「東日本実業柔道団体対抗大会」でも、良いパフォーマンスを期待したい。

コメント

山脇悟監督

各選手が目標を掲げ、ケガ人も無く日頃の稽古に取り組んでくれました。中村選手が講道館杯出場が決まり、もう一段階上を目指して貰いたいです。それとお忙しい中応援に来ていただきありがとうございました。

戸﨑選手

今大会では、4回戦に進むことができました。そのうち3試合が延長戦となり、苦しい戦いが続きましたが、心が折れそうな場面で、応援に駆けつけてくださった職場の方々の声援が聞こえ、気持ちを繋ぐことができました。次は東日本実業団に向けて、チーム一丸となってさらに精進してまいります。

中村選手

沢山のサポート、応援本当にありがとうございました。
今大会に向けて、日頃の練習から意識して取り組んで来た、速い攻めを大いに発揮することが出来ました。その成果が実り、11月に開催される講道館杯の切符を掴み取ることが出来ました。また、今大会を経て自分自身の実力を知ることができ、立ち止まっている暇は無いとも感じました。講道館杯までの2ヶ月、更にパワーアップ出来るよう一生懸命練習に取り組んで参ります。

木村選手

今回の試合は学生から1階級あげて初めての試合でした。仕事と部活の両立という環境で初めての個人戦を迎え、納得のいく結果とはなりませんでしたが、次の大会に向けこれからも日々精進して稽古に励みます。

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